『敗北と死に至る道が生活』その106
『無意識に何かやってしまうかもしれない』という衝動にかられることはないだろうか。私は一人暮らしだ。年に一回くらいは実家に包丁を研いでもらいに行く。そのときは当然包丁を持っていく。かばんを開けられたら新聞紙にくるまれた包丁が入っているのだ。そんな時に限って職務質問されるかもしれない。
包丁を振りまわして通り魔になったらどうしようかと考える。考えれば考えるほど、本当にやってしまったらどうしようと悩む。実際そんなことはありえないのだが、やっと実家にたどりつき、『研いでくれ』といいながら、いやな汗をかいていることがある(汗)
また、取引先の社長など偉い人が同席した会議では、『私がいま社長の頭を殴ったらどうなるんだろう』と考えてしまう。考えれば考えるほど、本当にやってしまったらどうしようと悩む。それ程社長の頭はてかてかしている。誰にも言えないが、そんなことばっかり考えている。しかも私の仕事上、『取引先の社長が同席する会議』自体があり得ないのだ。
もしかしたらこういう状態が『刑事責任は問われない』という精神状態なのかもしれない。
なんて考えるのもやっぱり変か。ちくしょう。こういうのノイローゼっつうのかもしんない。