エレファントカシマシDB ライブレポート

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レポート

   
選択日付タイトル
20231121 ロマンスの夜 中之島・フェスティバルホール #宮本浩次
20231008 日比谷野外大音楽堂 concert 2023
20230916 宮本浩次独演会 Live Recorder at Abbey Road 
20230811 RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 in EZO
20230423 大阪城ホール
20230422 大阪城ホール
20230401 日本ガイシホール
20230116 ロマンスの夜 東京ガーデンシアター #宮本浩次
20221208 ロマンスの夜 神戸国際会館 #宮本浩次
なぜかPAO先行のお知らせが届いておらず、慌てて一般受付からトライ!何もかも外れてしまう状況に慣れてしまい、駄目もとも駄目もとでしたが、奇跡的に当選!そして、大変視界良好な1階ど真ん中の良席!!まさに残り福。涙。。。
貴重なライブを見せていただきました。

とにかく幸福。
とにかく最高。

カバーライブに徹し、宮本浩次という歌うたいに精魂注いだ上質なエンターテイメント!でした。
縦横無尽の初日後の言葉には、これならエレファントカシマシに敵わない、もっと宮本浩次にしかできないことを……とありましたが。それがようやく、見いだせ、安堵と解放から、「自由」に登りつめた境地。を見ました。
敢えてエレファントカシマシの曲を挟まないことで、うたの世界から我に返ることなく、どっぷりと浸れ、昨年見たソロライブとは全く違う趣。
さまざまな名曲はどれも口ずさめるものばかりで、どれも時代時代を切り取り一気にその当時を蘇らせるものばかり。それを、稀代のロックスターが歌う日がくるなど、エレカシファンになった頃には思いもしませんでした。単なるカバー、カラオケにおとしめないのは、宮本さんの圧巻の歌唱と楽曲への理解とリスペクトがあるからなのはもちろん、「宮本が最も信頼する」という、カッコ良すぎるミュージシャンとの共演があったからこそ。ソリッドで、メロディアスで、繊細で、まさに、全幅の信頼をおける最強の演奏だと感じました。
終演後満面の笑顔で一人一人を抱きしめ、最後の名越由紀夫さんには、少女漫画乙女のように片足ぴょんと曲げ、身を預けハグ! なんだか尊く可愛いいものを目撃し、グッときました♡
今回のベースは須藤さん。キタダさんとはまた違う素晴らしさで、華のある演奏が新鮮でした。

さまざまな年代の方々が集う、歓びと感動に満ち満ちた、神戸での至福のひとときでした。
皆様お気づきのことでしょうが、この方の底知れぬ魅力は、テレビの尺じゃおさまりきらないんだ。

新年の東京公演、今度は配信で観ます!
ソロの挑戦、見届けます。
20220925 日比谷野外大音楽堂 2022
落ち着かない、ひりついた緊張感。
もう一丁! にあたりまえにこたえ、テンポを煽らず、ずっしり、じっくり構えた久々のエレファントカシマシに、いっときも目が離せませんでした。
溜息の出るようなセットリストで、予定調和の枠にはおさまらない。そりゃエレカシですから。
これが聴きたかったのだと、かっこよさにひたすら酔いしれる至福のとき。
他には何も要らないと、明るいうちからのシュワシュワワインにほろ酔いで、涙。

散々、当選した場合をシュミレーションしましたが、結局ことごとくはずれ、自宅で配信視聴でした。遠くからも、こうして同時刻に見られるのは幸せなことです。が、いつか光射す憧れの野音で落ち合いたいものです。

悪魔のささやきハーゲンダッツをいただきながら、ようやくしみじみ振り返りました。
20211219 大阪城ホール #宮本浩次
20211026 神戸国際会館 こくさいホール #宮本浩次
20210901 RHYTHMTERMINAL 宮本浩次
20201004 日比谷野外大音楽堂
新春以来の待ちに待ったライブ。配信で参加しました。
キーボードはショートカットの魚さん。
初の佐々木さんは、のびのびと動じない!お若い、安定のギタリスト。

ステージ上に並ぶ大好きなバンドのいつもの佇まい。それだけで感無量でした。ほんとにつくづくかっこいい。
そして、これぞエレカシ!というセットリストを堪能しました。
悲しいことや、自粛。それでも我慢して新しい日常とやらに馴染むべく暮らしてきた日々。もういろんなことはさておき、浄化され。
ただただリアルタイムでライブを楽しめる幸せを思い出せました。


宮本さん流、ソーシャルディスタンス!
もう、泣く。。。

だからエレファントカシマシが大好きなんだと、心から思えました。どんな状況でも前を向く。生きて輝くしかない。長々現状を語られなくても、彼らの歌や姿から、その尊さをココロから感じました。

アーカイブも終了し、今はちょっと寂しいです。けれど、今回ライブを配信にしてくださったことに、心から感謝いたします。


みなさまも、どうか。
ご無事に過ごし、光射すあの場所でまた落ち合えますように。
20200325 大阪・フェスティバルホール(中止)
20200319 兵庫・神戸国際会館 こくさいホール(中止)
20200110 フェスティバルホール
20190601 FM802 30 PARTY SPECIAL LIVE RADIO MAGIC
20190105 フェスティバルホール
エレカシを愛してやまない私としては、ソロ活動宣言に正直面喰らい、動揺しました。
ソロと宣言してやりたい思いがなにゆえなのか、教えてほしい気持ち。
そして、JAPANを読み臨んだ、新年の待ちに待ったライブでした。

練りに練られたであろう、新春ライブ狙い撃ちのセットリスト!
普段にないオリジナルバージョンの「風に吹かれて」。
ラストにメンバーに抱えられ、バタ足をしながらの満面の笑顔。
そしてほかの誰をもよせつけない、圧倒的な歌唱。


「おい、あいつまたでっかいことしようとしてるぜ」

石くん、トミ、せいちゃんも、そう思ってるのかも。
大阪中の電気を消してくれた、「友達がいるのさ」
ココロに沁みました。
友達がいるからこそ出掛けるのね。
無性にそう思えました。

大阪の空気は肌に合う!と。
紅白でお着物の下に、はだけても良いようにときつくきつく晒を巻かれていたそうで、立っているだけでもそうとう踏ん張らなければならないほどだったとか。
その結果、ひどい筋肉痛だったそうなのですが、昨日大阪入りして、すっかり治りましたーーと。
日にち薬だった気もしますが。嬉しくも可愛らしいお言葉。。。笑。

そして、「悪魔メフィスト」のメフィスト憑依の歌声が、すごすぎました。悪魔ツアーのときよりも、凄まじい完成度で、ぞっとするほど、最高。
二階、最後列だったので、客席が茫然とするほど打ちのめされていたことを、まのあたりにしました。


もう、すべてが素晴らしくて。
感動し、すべてを理解しました。

エレファントカシマシは美学。
ソロの挑戦は、ロマン。
エレカシは宮本さんの一部であり、全部ではない。なにせ、稀代の天才なんだから。
決して生半可な気持ちじゃない、両方本気の覚悟。

宮本浩次たる気概と、これからに向けての決意を表明したような、特別なライブだったと受け止めました。
20180701 Zepp Namba
20180617 大阪城野外音楽堂
大阪城野音は五年ぶりらしい。
五年ぶり。。。
そう!あの、復活の野音以来です。


大阪も申し込みは一枚のみ、ランダムと案内があったIDチェックも丁寧に一人一人行われる厳戒ぶり。

なりひびく「Wake Up」の出だしの声、刻まれる重低音にゾクゾク。そこからの「Easy Go」!場内の「待っていました!」の歓喜ぶりがとてつもなく、新曲ながら一斉に上がる腕、ピタリと揃う手拍子が、もうたまらん、という、幸せの光景でした。
そして、細見魚さんの跳ね方、すごい! なんと ポップな!! 初めて生で見る魚さんは、これまでのどのキーボード担当された方々とも異なり、うちに秘めた熱の爆発、歌唱を支える滑らかな演奏が、圧巻でした。

昔の歌は体力を使う……と、宮本さん。
「上野の山」だったか、珍しくトミが1拍余分に叩いて終わり、「オイ!!」と宮本さんに一声怒鳴られる。会場、一瞬ピリつくも、怒りは尾を引かないので安堵。
細見さん、昔からの友達、というか、先輩なんですけど、というお話のあとの「おれのともだち」。
ホールライブではなかなか聴けない曲がどんどん披露され、さすが野音は別枠だと、ドキドキしました。
「星の砂」破廉恥なものは――で胸元をはだける宮本さん。歌い終わり、手をキラキラさせる会場の振りが「すごい!」そして、昔、若い頃にも、会場みんながこうやって盛り上がりまくってくれたことに驚き、どうしていいかわかんなくてわざと怒って帰った……とか。そのときのことを思い出したそうです。いい意味で「不気味」だと。笑笑。「不気味って言ったら不気味だろうよ」と。なんか、わかる!それに、らしいエピソードだなと思いました。

「さよならパーティー」はやっぱり大好きです。これは理屈抜き。 ここでまた、生で聴かせてもらえるとはと、噛み締める幸せ。

 脱いでいたジャケットをしっかりと着直して始まった、「なぜだか、俺は祷ってゐた。」で、もうやばい。。。この歌詞とこの歌声。涙がこぼれます。歌い終わったあと、まず中に入れず会場外に溢れている皆さんの拍手がさざ波のように場内に聞こえ、演奏に花を添えていました。この一体感はたまらず、とてつもなく感動しました。

大阪城野音はぎりぎりまでステージのライトはなく、日が沈むにつれてのライティングがよりいっそうドラマチックに映えます。

選曲に、歌声に泣けました。

こんなとびきりのライブを体験できることは、奇跡。当たり前にいつだって行けるものと、甘えてはいけない。いついつまでも、彼らのやりたい音楽を、直に見届けられる日々が続きますように☆
そう願ってやみません。
20180317 さいたまスーパーアリーナ
20180106 大阪フェスティバルホール
20171228 FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2017
20171202 なら100年会館大ホール
京都から一週間後のなら100年会館。木目のフローリングとシートが特徴的な、二年ぶりのホール。

「関西はこれで最後」と。さらに、「関西と十把一絡げに言われても、と思われるかもしれない」って。「一人一人」に届けるという点を強調されていて、どれだけ繊細な心遣いなの~と、いつもながら思ってしまう。

先週よりも、ややおしゃべりは少なめでしたが、「成金」になりたかったと、昔を回顧する宮本さん。「ビル・ゲイツじゃないし」でも、「みなさんよりはもってる」笑笑。だったかな。
「21、31、41、51と転機を迎えてこれまできた」と。「61、71もまだまだやっていく」と言う力強い言葉。「はじめての僕デス」も11歳なら、うまく揃ったとも。

音響のよいホールのため、美しい歌声にうっとりします。奈良ソングは「ならベイベー」と語りかける歌唱がつくづくかっこいい。

「ガストロンジャー」の出だしギターを珍しくやり直しさせていましたが、この、やり直したヒラマさんのギターが超絶キレっキレで、息を飲む素晴らしさでした。
そして、「生命賛歌」!奈良の神仏が憑依した!!かのような絶唱。続いて、はだけた胸元をちぎっては投げ、ちぎっては投げ!!これはもう~奇妙キテレツな儀式でした。それを、凝視し、ただだだ受け止める私たち。
本編が終わり、袖に帰り際、「動物だなあー!!」と、仰る。なんとも、深い。笑笑。

アンコールの「俺の道」。まさかこの曲!!と、予想をよい意味で裏切られ、場内どよめいていました。まだ大団円に決め込まず、さらに、ココロを掻き立てる選曲と、エレカシここにあり、というズシリと胸に響く演奏。


今回が、私が参加できる、30周年の全国ツアーのファイナルでした。ファイティングマンであの幕が降りてきたときには、涙があふれました。石くんのギター、トミのドラム、成ちゃんのベースが分厚く重なっていったところへ、我らがヒーローの、圧倒的な歌声。。。3月からの長い旅が終わろうとしていることに、いろいろな思いがよぎり、胸がいっぱいになりました。

6人皆で肩を組み、お辞儀をしたまま前進。左右の肩に体重を預け、足をバタバタする、満面の笑顔の宮本さん!宮本浩次という人が、こんな風に素敵に笑う人だと、ファンになった当初は知らなかった。「悲しみの果て」を何度も地で経験され、ますますキラキラと魅力的になっていったのだなあと、深く深く感じました。

1年間楽しませてくれたエレカシ。
無事にここまでやり遂げてきたエレカシ、スタッフのみなさまに、感謝と、心から讃えたい感動の思いでいっぱいです。
エレカシファンになってよかった!
ありがとうございました☆
20171125 ロームシアター京都メインホール
断然、長髪派!と思っていましたが、いやはや、短髪の宮本さん、ため息がでそうなほど、美男子ぶりがすごかった!!

神戸以来のライブ。
ロームシアターは駅から少し歩くのですが、道々のいかにも京都な佇まい、京風お出汁のよい香りもたまりません。
平安神宮に程近く、ホール内のシート、ご当地Tシャツも鳥居にリンクしたような朱色でした。スタンプは舞子さん。

一曲めは「歴史」とわかっているのに、成ちゃんのベース音にぞくぞくと鳥肌。

「薄々勘づいてはいると思いますが、相当嬉しい」と。ツアー中に紅白歌合戦出場が決まった喜びいっぱい。歳上男子には失礼かもしれませんが、なんと可愛らしいことか。祝祭ムードに場内は包まれました。出たさ満々でおられるのなら、何としても決めてほしかった!  そうして、こんな風に喜んでいる様子に立ち会えることがしみじみと感無量。さらにさらに、「どうやって勝ちに貢献しようか」と真剣に仰る。

「小室哲哉に頼もうかと思った」「なんで俺はこんなに売れたくて仕方ないんだろう」と。ほんとに笑っちゃう。当時頼んでたらどうなったのだろう。

即興京都ソングは、「少しプレッシャーを感じています  なぜなら歴史ある街だから」と。ちょっぴり、みやぞんがよぎってしまいました。笑笑。そこからの3210
→RAINBOWの緩急が凄まじかったです。駆け抜ける疾走感、ヒーローぶりが、かっこよすぎです。

「風と共に」の終わりにかけ、歌声が少し歪んだように感じました。そのあと、歌い終わり、顔と頭を両手でグシャグシャに掻き回していた宮本さん。「みんなのおかげで、笑いあり、涙ありのコンサートになりましたー」と。なにか込み上げるものがあり、感極まっていたのかもしれません。

後半戦の鍵盤はサニーさん。ヒラマさんも途中入っていましたがコーラスが抜群で、キラキラと華々しさが加わっていました。

沖縄、野音、大阪などなど、さまざまなエレカシTシャツを目にした今回。宮本さんも言っておられたように、「大人の京都」で、日本中のファンが集って巻き起こした、前半戦よりもさらに強固な「波動」を、感じました。

そして。あんなに長い長いツアーも終盤にかかっているんだと、感慨深さ、寂しさも感じました。
20170702 神戸国際会館こくさいホール
3月の大阪城ホールへ行ってから、首を長ーくして待っていた神戸!
そしてそこで見られたのは、見たことないエレカシ、別次元のパフォーマンスでした。

これまでCDやライブで何度も聞いているのに、曲そのものの素晴らしさを改めて痛感。
バンドの音がまったく微動だにしない一つの塊になっていて。歌唱もさらにさらに想像を超える「聴かせる」意識の高さ!
特に「今宵の月のように」の美しさはすごかったです。ベストオブ今宵が、この日またまた更新されました。
心底うっとりする、神憑りな歌声。
かと思えば、本物の悪魔!?と、釘付けになる、「生命賛歌」の恐ろしいくらいの絶唱!!
底力、振り幅のすごさが、終始、鳥肌ものでした。

契約が打ち切られ、事務所もなくなったときの話。さまざまな方が関係各位にあたってくれたと。「皆、同じような思いをされてきたからか、意外と……」と言いかけ、「意外……いや、勝手に優しい!」ときっぱり。意外ではなかったのね、と、その実直さが沁みました。「デーデ」のときか、「バブルって知ってますか?」と、地価の高騰の話。桜の歌を作ってほしいと言われた話。「桜やクリスマスソングなんて、冗談じゃない恥ずかしくて~」と思われたと。……ん??話が大阪城ホールよりも、うまなってるやん!!!と、おかしくて仕方なかったです。私の視界の前におられた、男前・ヒラマさんも、ひたすら爆笑をこらえ、タオルで汗をぬぐうようにして、おかしさを紛らしていたのが、ツボでした。
神戸はいち早く売り切れて、音楽好き、ロック好きが多い、音楽の意識が高い、ありがとーーと。場内の拍手喝采。
CD音源に忠実な、テンポアップしない、たっぷりとした演奏が本当に完成度が高くキラキラしていました。
まさに、「幸せ空間」!宮本さんの口からそう発せられて、感無量。まったくもう、お互い様だぜ!!!
終演前、6人で肩組みフィナーレからの前進&半回転。メンバー皆の笑顔が眩しかったです。



大阪城ホールにたくさんの人がきてくれて、いいコンサートになって、エレファントカシマシは愛されていたんだと自信がもてたというコメントを、さまざまな媒体で聞いたり、見たりしていました。
自信。。。そりゃそうです、我らがエレカシ!!宇宙いち、愛すべきロックバンド。確かな「自信」を武器に、新たなステージへ進化したエレカシを神戸でしかと目に焼きつけました。
30周年を迎えても、驕らず、惰性に埋もれない清々しさが、本当に素敵です。

まだまだ日本中を席巻し続けることでしょうね。旅はまだまだつづく。。。

しばらく会えませんが。
次がまた、待ち遠しいです☆
20170320 大阪城ホール
初めてPAOで大阪城をバックに佇む四人の姿を目にした時から、歓喜と期待しかありませんでした。大阪城ホールで記念すべきライブをすることが本当に嬉しく待ち遠しかったです。

近頃、良席に恵まれていたのですが、今回はてのひらに乗りそうなサイズに見える、アリーナの中央後方。

オープニング、おそらく、スペシャル版のオールタイムベストに付いていた、写真集の中から??と思える写真が、過去から現在へ年代と共に前方の二つの大ビジョンにどんどん映し出される。その際の音楽がとてもよく、画面を見ながら胸が高鳴りました。(のちに、これは、村山☆潤さんがこのためにリミックスしてくださったものと、知りました。)幼少期の写真に始まり、年代がどんどん現代に移り、ベストアルバムの撮影風景に。そうして最高潮に会場をひきつけ、現れたのが、まさしく、2017年のエレファントカシマシの四人でした。そこで、あの石くんのギターで始まる、「ファイティングマン」!!もう、出だしから鳥肌でした!!

「うるさいかもしれないけれど」と、言いながら、第1部は宮本さん自らが一曲一曲どんな曲かという紹介をされました。「話す」と、決めてきたらしいです。
「ふたりの冬」は「お金もあまりなくて、散歩をよくしていた頃の歌、いや、お金があっても散歩をするんですけど」と。
作った曲をレコード会社の人に聞いてもらい、「母性の強い女の人にしか受け入れられない」と言われた話。
「荒井由美さんの『翳りゆく部屋』」宮本さんの歌唱とストリングスチームの演奏があいまって、よりいっそうドラマチックでたまりませんでした。
「2週間ほど耳が聞こえなくなった」という話をしながら、「ズレてるほうがいい」について語り、「言わなきゃよかったな……甘えました……」と言う宮本さん。心配させるような弱味をちらつかせたかな、と瞬時に配慮を見せる宮本さんらしさ。。。
ふだんのライブにはない解説付きのスタイルは、それぞれの曲と、それとともにここまでやってきたファンへの愛情の表れでしょう。しかし、記念碑的なコンサートというのではなく、これからだぜ!!!という、気概と爽快感が勝っていました。
第2部は、奴隷天国でスタート!休憩にと席を外していた人々が、客電のついた状態で席へと急ぐ姿は遠い昔、前座でやったという、渋谷公会堂の様子がよぎりました。

終始、広い会場の端まで十分にビリビリと伝わる素晴らしい声。「花道を作ってくれてありがとう、花道好きなんで」といい、花道まで出てきて歌いながら何度もその下に降り、また、跳び箱のようにひょいと花道の上へのぼる宮本浩次・50歳!!
 ほんとに、かっこよすぎる、超人だ。。。
全てを出しきり、魅せきって去っていかれました。

「大阪中の電気を消して   夜空を見上げに」きてくれてありがとう!!!
できることなら、大阪城の桜を満開に咲かせ、お迎えしたかったくらいです。30年前からしっかりとエレカシを支えてきてくださった筋金入りの先輩方にもリスペクトの思い。会場いっぱいのエレカシファンのなか、幸せに満たされました。

翌日のラジオでは、終演後、おはぎ二つとケーキを召し上がったとか。おはぎ!??って…… キレッキレのライブとのギャップがなんともチャーミングすぎる。

祝30周年☆
キラキラ輝くエレカシから益々目が離せません。
ここからまた次に向かう力強さから、パワーをもらいました
20161002 Zepp Namba
二日めは、うってかわって、俺の道 でスタート。
じわじわとエレカシに飲み込まれ、別世界に連れていかれる感覚。
そして、未来の生命体のゾクゾクとするかっこよさったら!!

帽子が剥ぎ取られ、パラリと出てきた、石くんのおさげ!! 昨日は御目見得ならずでしたが。きつく固く編まれた赤毛の三つ編みに目がテンになりました。生きているかのように飛び散る2本の三つ編み!! オモロスギタ。。。

そして、野音の打ち上げでお酒を飲んだ話。「二日間、30曲くらい歌うと、ここが熱くなる」と鎖骨の下あたりを片手で覆う宮本さん。そこでアルコールを飲んだら声が出なくなったと。場内静まり、軽い悲鳴が起こり、「いやいやもうこの通り出るようになってるし、なんでどうでもよいことを。。。みんな、フレンドリーだからつい余計なことをしゃべりました」と。ギョッとしてしまう。。。ほっとするとともに、お願いだから、健康でいて!と、悲痛な気持ちになりました。

夢を追う旅人。いい曲だな、と、連日聴ける幸せを感じました。このギターのコード、なぜかキュンとし、泣きそうになる。なんか、無性に、ココロにささる煌めき。

今日は昨日以上に開演時の圧迫が凄まじく、押されるままに行き着いたのが、またまた、石くんの前2列め。こちら側に来た宮本さんと、目が合いそうになるも、畏れ多く、思わず目をそらすアホさったら。。。大好きすぎてダメダメでした。

四月の風で大団円。かと思いきや、そこからの、花男!!
痺れました。

最後ずらりと並ぶよう宮本さんが皆を促し、後方から機材を飛び越え現れたトミ!!今日も全力のドラムを、ありがとう! ほっとした表情の皆の笑顔がまぶしかったです。

鳴り止まない拍手。
大阪はこれにて終了。ですが、できることなら全公演見届けたい寂しさでいっぱいになりました。
20161001 Zepp Namba
鍵盤がない!!
と、開始前にふと気づき、始まった、四人+ヒラマさんの、五人のハロー人生! コーラスは四人皆で参加のTHE 男・エレカシ!! でした。
クレッシェンド・デミネンド 、ほんとにかっこいい。鳥肌ものの!!

一曲一曲魂込めて歌いきり、ありがとうございます、と丁寧に一礼する宮本さん。中止としつつ、やり遂げた、あの野音がふとよぎります。
DJ in my lifeの、たゆたいながらの抜け感、RAINBOWの疾走感、スゴいものを目の当たりにし続けました。

やはり、タダ者じゃないんだ。

RAINBOWのあとだったか、宙を見据えやり終えたあと、さらに焦点定まらないふうにぐらつきながらしばし静止。手を抜かない、全力の気迫たるや!「本気」をとことん感じます。
本来はキーボードが際立つ、笑顔の未来へ、ガストロンジャーの中盤の掛け合いは、ヒラマさんがメロディーラインをかき鳴らしていて、これもさすがの聴きどころでした。かっこいいのに、かっこつけないところが誠にかっこいい方です。

フェスで聴いたバンプの曲順に感銘を受けてと、今宵の月のように がRISING SUNのしめでしたが、今回はなんと、四月の風 がラスト曲。このメロディーにこの詞、そしてこの歌声。本当に心に染みる。泣いてしまうなあ。。。惚れ惚れせずにはいられません。

最後に五人横一列にならび、ちらりと見せた宮本さんの笑顔が素敵すぎました☆

石くん側2列めにて。
20160812 RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO
   いつかは行ってみたいと思っていたフェス、ナンバーワン・RISING SUN。はるばる大阪から行けたなんて幸せ☆  札幌のホテル二泊、テント一泊という、パックツアーにて初の参加。

  エレカシがやる、RED STAR FIELD というステージ。Suchmos の途中からやって来たのですが、文字通り、赤を基調にしたステージで、断トツ!めちゃくちゃかっこいい!!  目にしたとたん、かっこいいアーティストにこそふさわしいと、納得と安堵と期待でいっぱいになりました。Suchmosが終わり、その後いったんEARTH TENT へ戻ろうとするも、ハナレグミとエレカシファンで既に一杯になっていて、その場に留まることに。。。

  登場したショートカットの宮本さん!オーラがすごすぎ。。。 めちゃくちゃかっこよくって、見とれました。「いい顔してるぜ~~よくみえないけど」と、いつもの。それから、終盤絶好調でこんどは、「いい顔してるぜよく見えるぜ~~」って。これは、初聞きでした。
  前にライジングでその良さを知った曲。と、「風に吹かれて」。抜けるような広い空めがけて、ひらひらしている一面の手のひらは、壮観。。。
  新曲二曲も、気迫がびしびしと伝わり、「圧勝」のすばらしさでした。新曲ながら、会場皆が待ちに待っていた高揚感で満ちていました。
  最後の最後で、「フェスのだから……」と言いながら、お着替えかと思いきや、白シャツの上に黒Tをかぶり、「今宵の月のように」。なんか、こういうところが、殊更にかわいいのだなーーこの方は。。。と、美声を浴びながらつくづく思ってしまいました。
あっという間に終演で、鮮やかに投げキッスをして、ご機嫌に退場。あーーーなんと、あっという間。でも、これがエレファントカシマシだ! と、十分魅せつけたステージでした。

  その後のこと。もと来たエリアへ戻ろうとしたところ、同じように向かう人で道が埋め尽くされ、いっこうに進めず。すると周りの男子たちが、この道がこんなことになるなんてありえない、エレカシすげえ、なんでサンステ(いちばん大きい場所)でやらなかったんだろ、完全にスタッフの判断ミスったな、エレカシすげえ、なんで!?こんなに!??……と、口々に言っておられた。しばし立ち往生しつつ、思わずニヤリの私。後方まではよく把握できていなかったけれど本当にこのエリアにパンパンの集客だったのです。

と、宮本さんにも伝えたい。。。
PAOを読み改めて思いました。
20160403 FM COCOLO presents ROOTS66 -Naughty 50-
なぜか不思議なくらい、幼い頃からずうっと丙午年アーティストの歌と共に過ごし、現在に至っています。そんなわたしの、頭のなかの妄想が実現したかのような、夢のような企画でした!

まず、立川談春さんのお噺が録音されたものが場内に流れました。丙午年とはどういうものかなど。粋やな~イナセやな~~☆
それから、楽器陣がズラリ、ステージに並んで、一人一人スクリーンに映し出されたあと、お誕生日順にボーカリストが次に登場する方の曲をカバーしながら登場。出演者すべてが、丙午年アーティスト。ここまでで既に、メチャクチャかっこよかった!!ここには、まだエレカシは出ず。それからはまた、誕生日のいちばんはやい、ジュンスカ・和哉から、自らの曲を歌ったり、他のアーティストとコラボをしたりしていくという展開でした。
筋肉少女帯という刺繍文字を背中に背負った、長ラン(??) 姿の和義さんとか、ケムリの伊藤さんとシカオ氏の「リンダリンダ」とか、怒髪天・益子さん、トータス、オリジナルラブ・田島さんの「銃爪」とか。キレッキレだったり、ぐだぐたのトーク具合だったりで、ほんとに楽しかったです。本当に気心の知れた仲のよさ!  益子さんが、楽屋はさながら「地方の工業高校」のようだと。& 皆、初老ですが(渡辺美里さんは除きますよっっ!女性は違います!……とは、言っておられましたが)と。いやあ~~とんでもなく楽しい!! と、笑い、踊り、引き込まれつつ、一抹の不安がよぎりだしました……。われらがエレファントカシマシ。こんな、超内輪ネタ満載の、同年齢のなかへ入っていけるんやろか、と。
それから、関西ではお馴染みのDJ マーキーさんと、スカパラ谷中さん、ソウルフラワーユニオン・中川氏でしばしトークの中に、なんと、ハットをかぶられた宮本さんが不意に現れる!かと思えば、一瞬にして、舞台袖に居なくなる。あれ~~なんやったんや~~等々と、トークがその後もしばし続き、その間、舞台セットを整え、チューニングがされているようでした。そして、これは次に出てくるんだ!! と、気づき、心拍数が上がりました。
その後、登場した、エレカシ。歓声、声援が、ひときわ大きいように感じました。
それから、始まった、「今宵の月のように」。そうか~~今宵ね~アコギじゃないけどーーと、うっとり聞き入り始めたら、即中断し、次に始まったのが、「悲しみの果て」!!しかし、これまたすぐ終わり、何が別の曲のコードをギターで探す宮本さん。しかし、それも止め、今日はこれだと始まった、「俺たちの明日」! 会場は湧き、盛り上がりました。右に左に、「お気に入り」と言っていたハットをかぶったまま歌っていた宮本さん。(以前、山崎さんとのお茶会でかぶっていらっしゃったやつです。途中どこかで落としてしまっていたけれど。)わたしの目の前で機材の上に足をバレリーナのように直角に上げ、なんと美しいこと!!「石森弾けっ!! 」と、石くんを促す宮本さん。後ろの方から、「自由やなあ~」と、感嘆の声がきこえてきました。大きな会場に響く素晴らしい歌声は、そりゃもうステキでした。
一曲歌い終わり、そこに呼び込まれたのは、なんと、和義さん!!!  交流とかなさそうだし、想像すらしなかった二人が並ぶ光景にびっくりしすぎて固まってしまったわたし。
うそやーーん!!!と、ひたすら驚いていました。なんでも、プロモーションの先々で顔を合わせていたとか。「同い年だし、やってみたら??」と岩尾さんに(たぶんエレカシのドキュメントDVDにも出ていた802の方)言われたとか。「俺よりも背が高いし、いっこくらい上だと思ってた」と、身ぶり手振りでいつも通りに一生懸命にテンション高くお話しされる宮本さん。その嬉しそうなことといったらもう。そして、そのジェスチャーをこっそり真似して、「テンションたかいですねーー」とゆる~く言う、和義さん。そして、ふたりでRCの「明日なき世界」。ステキでした。RCに憧れ、育ってきた二人の少年がこんなカッコいいロッカーになるなんてネ。宮本さんは、キヨシローの歌い方を彷彿とさせる、リスペクトに満ちた高らかな歌唱。すばらしすぎる!! 和義さんは、シンとした中に熱さがある、佇まいそのものが絵になる素敵さ。そこから、「やさしくなりたい」のサビ辺りに入り宮本さんが歌いました。ほんとに信じられない!  宮本さんが歌ってるなんて! これまた上手いし、良い声だし。。。その後は照明が変わり「ガストロンジャー」へ。今度は冒頭から和義さん! 豪華すぎて呆気に取られました。なんだか、びっくりしすぎて、二人の掛け合いをただただ凝視していました。

バンドソロを含め、以上全四曲。奇跡のコラボ!(涙)  近くにいた方が「もう、すごすぎて~お腹一杯や~~」と。エレカシはこの場面だけで終了でした。まだまだ長く見ていたかったけれど、さすがに他のメンバーと「ヤングマン」とか歌うことになったなら、見ているこちらがいろんな意味で心臓バクバクしそうです。

「桜の花、舞い上がる道を」とか、「四月の風」とかを歌うものだと勝手に想像していましたが、「俺たちの明日」こそ、このイベントに大輪の花を咲かせる歌だと、帰宅後に改めて感じました。エレカシにはこんな人生を彩る歌があるのよね、と。

仙台から徐々に時間が延びていったらしく、イベント最終日の大阪は、五時開演で九時前まででした。ステキな、そして他にない濃い~~ライブ! また行きたい!! エレカシが大阪に来てくださり、感謝です。幸せな時間でした。

まだぼんやりしています。
20160111 新春ライブ2016 大阪フェスティバルホール
大阪フェスティバルホール二日目。

一日目より、見る前からあまりに緊張。そして、ドキドキに耐えきれず、ホワイエで美味しいワインをサクッと一杯頂き、いそいそと、席に着きました。
この日は、一階どまんなか、BOX席。
近いわ、全体が見渡せるわの、スペシャルなお席でした。

昨日よりも、グングン伸びる美声!
ほんとにすごい!!

おもむろに、55曲め……と言って始まった、「歩いてゆく」。スケール感の大きな、豪華な会場でありながら、あの、ひとり、訥々と口ずさむ歌唱がそのまま再現されていました。まるで、宮本さんがわたしの耳元で歌っているような。かつて、このフェスティバルホールの界隈を歩いて歩いて、働く日々だった、私自身がフラッシュバックするような不思議な体験をしました。武蔵野のー、って言ってるのにね。普通の日々が、鮮やかに浮き上がる、名曲。懐かしいような、切ないような、なんとも言えない感動を味わいました。
 
久々に聴けた、「今宵の月のように」。
感無量。。。ああ~~やっと。久々に聴けた~~と、胸が一杯になりました。宮本さんの感極まるピュアな思い。こういう、制御不能な繊細な感受性と、向かうところ敵ナシと思えるような天才ぶりが、背中合わせな人なのですね。愛すべき、ロック歌手。会場全体が、一体感をもって温かに、この美しい涙の光景を受け止め、見守っていました。わたしも、周りの方々も、ただただもらい泣き。

「待つ男」が始まると、もう、素敵な時間も終演かと、覚悟を決めがちです。しかしこの日は、そんな切ない覚悟が嬉しくも何度も裏切られました。「ファイティングマン」以後も、さらに続き、「男は行く」をめちゃくちゃかっこよくやりきったあとの、「花男」には悲鳴が響きました。本当に嬉しい!! そのとき、「悪魔のささやき」ツアーの千秋楽で、息も絶え絶えにエレベーターに乗る宮本さんが頭をよぎりました。こういう人なんだ……。全身全霊。本当に、ただただ手を抜かず、全部を届けてくれる。
この日は、39曲、五部構成。ただただかっこよさに打ちのめされていました。

最後にやりきったメンバー全員がずらっとならんだ様子が、とてもとても眩しかったです。大阪の大きな大きな、拍手喝采!! 想いはメンバー皆さまにとどいたでしょうか。

年末から続いたエレカシ祭りはこの日でいったん終結。感動と寂しさで、メソメソと泣きながら駅へと歩きました。

気持ちの整理がつかず、なかなかレポートが書き進められませんでした。
できることなら、ブルーレイになってほしいです。

20160110 新春ライブ2016 大阪フェスティバルホール
数年前に、改修前の厚生年金会館でやったきり、大阪での新春ライブは開催されず。いつかこの、建て替えられたフェスティバルホールでやってほしい! 是非、新春ライブで!! と、常々切に祈っていました。そして。ついに、念願叶った2016年!  フカフカのレッドカーペットを昇ると、予期せぬ、エレカシ特大パネルが!! 普段のライブにはない、心憎い計らいに、腰が抜けそう……「新春」の、華のあるしつらえが、嬉しすぎました。
開演時に、荘厳な会場にふさわしい、ストリングスの音色が響く。これはSEとしてかけられている音楽なのかどうなのか……とおもっていると、前方席から拍手が沸き上がり、金原さんだ!! と理解しました。ここから会場皆立ち上がり、現実とは乖離した、非現実世界にぐぐっと引き込まれました。幽玄な世界へ。ほんとになんて素敵な幕開け!! そのなか、徐々にメンバーがステージに現れ、最後にひときわ大きな拍手となり、宮本さんが舞台中央へ!ここで既にドキドキと、心拍数が上がりました。
そこから、序曲のように「脱コミュニケーション」が始まり、エレカシワールド全開になりました。脱コミで始まるライブ……けだるさとシャウトの緩急自在加減が、たまらない!
そして、「曙光」「偶成」をやってくださり、ありがとう!!と、ひたすら有り難い思いでいっぱいになりました。しびれました。大阪にも、この歌を届けにきてくれたんだと、感激しきりでした。
若かりし日、この曲がどのようにしてできたか、というお話をされてからきいた「偶成」。
宮本さんの声が、その当時を思んばかるような青年の声! 胸のすくような、青々とした高らかな歌唱。これは日本の宝だよ~~と、胸を打たれました。
また、この歌声に、村山さんの鍵盤の弾む音色がぴったりでした。
「俺たちの明日」は、途中歌詞があやしくなりだしたもよう!??、で、虹をかける、両手を頭の上で輪を描くあのポーズをしきりにされていたのが、密かにツボでした。
そこからの、「四月の風」。この馴染みの曲は、年末まで続いたバリバリの新曲群のツアーでは歌われておらず、全く今回予期していなかったので、はっとさせられ、びっくりしてしまいました。 ありがとう。このイントロを聴いただけで、大阪への思いを強く感じます。恩義に厚い! そこが、たまらない。お互い、今日までの歩みを忘れていないことの無言の確認。「四月の風」を大阪のライブでやってくれると、やはり嬉しいです。

どこかで、「俺を誇りに思え!!」と仰った。こんな台詞、他の誰も言えんやろう。そして勿論、エレファントカシマシのファンであることが、我が誇りです。

後方からの鑑賞。
まだ明日も来れるし!と、いつになく、やや気持ちに余裕をもって見られた幸福よ!
しかし。すばらしすぎて、何度も涙。

ほんとに夢のような贅沢なひとときでした。
20151227 FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2015
歓声に包まれ、悠々と登場。そして、宮本さん、ゆーーっくりと、「こんばんは」と、御挨拶。
で、始まった、「おはよう こんにちは」!! 絶好調な歌声に、皆が度肝をぬかれていることが、ひしひしと伝わりました。 
そして、続けざまに、いつもの拍子が高鳴り、「デーデ」。このあとだったか、私の後ろのかたが、小声で「独特やな~~」と、言ってらした。「はいそのとおりかもね」と、内心おかしさでいっぱいでした。笑笑。
それから、2017年がすてきな、すばらしい年になりますようにという、不思議な不思議なじゅもんの歌。と、いうことで「TEKUMAKUMAYAKON」メチャクチャ盛り上がり、楽しかったです。
続けて、「代表曲です」と切りだしたため、場内、「今宵の月のように」を待ち構えた雰囲気でしたが、ここでは「悲しみの果て」でした。この歌声でこらえきれず、感極まりました。
「今年は、この間までずっと、コンサートツアーをやってて、そして、今日はこんな素敵なフェスに呼んでもらって出られるなんて、なんだかプロみたいだぜーー!!」と、本当に嬉しそうに言う宮本さん。だって、超プロフェッショナルやんか~~と、思いましたが。。。良い意味で、大人っぽくない、素直な喜びのコメントが、なんとも可愛らしい!! こういう、純粋な気持ちがついついはみ出てくるのが、たまらなく、本当にキラキラ感がすごかったです。
そこから、なんの前触れもなく始めて、メンバーとの演奏がバチッとスタートした、「RAINBOW」 鳥肌が立つほどかっこいい! 月の光俺をー のところで、シャツをまくり、ライトを仰ぎ捧げる姿は、彫刻のようで美しかったです。

この日のキーボードは、サニーさん。メンバー紹介のときに、いつも、自分以外のかたの紹介で、顔の横で拍手をしてくださる。
それから、本当に昔に、19歳頃に作った曲で、今回のツアーでやって、評判の良かった曲。と、言い、始まった、「やさしさ」。もう、素敵すぎて、そっかー19のときに、もはやこんな名曲が、という思いと共に、泣けてしまいました。

ツアーの盛り上がりと、充実感をそのままに、さらに密にそのかっこよさを詰め込んできた、RADIO CRAZY でした。
一曲ごとに、歌いきったあと宙を仰ぎ、長く静止する姿は、ヒーローそのもの!
年末の一切合切を全て一時置き去りにして、見に行けて良かった! それに尽きる。他を寄せ付けない完成度の、エレファントカシマシここにあり、と、まのあたりにできた眼福。

心が満たされ、良い年末となりました。
20151223 なら100年会館
 なら100年会館~~♪と、宮本さんは終始メロディーに乗せて、即興で口づさんでいました。終始ごきげんでよかった!

この会場は私は初めてでしたが、私が到着したときは、落ち着いた感じのお客さんがたくさん出てきていて、よくよく見ると、中ホールではマリンバの演奏会があったようでした。大ホール内も、木製のゆったりと間隔の取ってあるシートで、ピアノの演奏会が行われそうな、落ち着いた、天井の高いホール。
まず、夢のちまた! これは、マイクなしでも、十分にいけそうなくらい。声の伸びとこのホール特有の音の伝わりかたが美声をますます際立たせていました。宮本さん本人もそれを実感し、楽しんでいるかのようでした。
今回、初めて生で聞いた、「漂う人の性」「冬の夜」が素晴らしかったです。「気」が伝わる、なんだか音の先に描かれている世界が如実に目に見えてしまう……新曲の合間に織りまぜてきた、この曲たちにこめられた思いが伝わります。
宮本さんは、居るだけで奈良オーラに包まれる、こんな素敵なホールでできるなんて、と、しきりにおっしゃっていました。そのため、時折、ギターでメロディーを鳴らし、なら100年会館~~と、歌にのせ、嬉しさを表していたように思いました。自由自在に声を響かせて、楽しんでいるよう様子に、うっとりします。まさに、今回の新曲たちの、裏声をそうっと響かせる歌唱にはぴったりの会場だなと、感じました。
そして、やはりキター!! という「生命賛歌」!!会場全体がそういう雰囲気で、出だしのギターから沸いていました。めちゃめちゃかっこいい! この曲だったか、ギターソロを前に出てやれ、と、促す、「石くんスイッチオンーー!!」には、笑いました。
そして。「石橋たたいて八十年」。石橋たたいて、いろいろ巡り、神戸→大阪→京都ときたのに、奈良かと思いきや、姫路に戻るという!!完全に思考を読まれたうえで、だいぶん引き返す、イジワルさったら! そして「石橋たたいて、渡らない~~」って! 笑笑。「はよ、わたりなはれ~」と、ツッコミたくなるなる。楽しかったです。
宮本さんは、ステージを動きまわり、端の人も、三階席の人にも見えるように、歌っていました。マイクのコードを、常にほどいてもらいながら。最後のファイティングマンでは、あれ、舞台から居なくなったと思ったら、ステージ両端の通路までマイクを引っ張り、でてきていて、歓喜に包まれていました。それ以上は無理じゃないかなと思えるのに、懸命にコードを引っ張り、できるだけ近くまで来ようとしている姿が、とても嬉しく、なんだか可愛らしく思えるほど。そして歌の最後の最後で、マイクがボコッと落ちる音がして、しばし沈黙。で、宮本さん自ら、「お嬢さまがた、お怪我はありませんか」「大丈夫ですか」「なにかあれば自己申告してください」と、よびかけ、びっくりした、大丈夫ですか? ごめんよー と、繰り返していました。そして、ステージへと引き返し、ドラムの音を「ジャンジャージャジャジャジャン……」と、指示し、メンバーは皆それに合わせ、エンディング。私は後方席だったため、状況はわからず。場内、不安な空気。

その後、ありがとう、ありがとうと繰り返しおっしゃっていました。ふだん通りにバラバラと退場していこうとするのを宮本さんは制止し、中央に横一列に並ばせ、ご自身は何かの台に上がっていたのか、ひとり、後方中央に立ち、写真撮影の図のようでおもしろかったです。
  
RAINBOWツアー。エレカシの新たな力を見せつける、自信に満ちたライブを、ハッチに続き二度も見られたことに感謝です。あえて、「今宵の月のように」を封印している、新しさに挑もうとした気概は、見事に鮮やかな大輪の花を咲かせていました。金管楽器の音色の中、佇む姿は、ヒーローそのもので、こみあげる感情をおさえられません。それをこの目で見られたのは、幸せです。
20151126 なんばHatch
わたしにとっての初なんばHatch。
しかし、平日の19時からというのは参加が危ぶまれる設定で。案の定、良番をいかせず、開演間際の到着で、後方エリアからの参加になりました。

なんばHatchはZeppよりコンパクトな会場でした。たとえ見えないにしても、ステージとの距離は近く感じられました。
今回は村山☆潤さんがキーボード。

うつらうつら→定め、と、 宮本さんの絶好調な艶のある歌声をひたすら浴びまくりました。今年、大阪は夏のフェスの出演もなく大阪城野音でのライブもなく、ないとわかるたびに、少なからずがっかりしていました。が、ひとたびこの声が身体にしみていけば、そんなこと、一瞬で吹き飛びました。こんな曲をこんな風に鮮やかにやってのけるバンドはほかにはないでしょう。圧巻の風格です。
そこからのTEKUMAKUMAYAKON!!
ニューアルバムツアーなのでもちろん新譜がメインなのですが、新旧の楽曲の結びつきが練りに練られており、まったく、違和感なし! エレカシの曲たちのまっったく古びることない、存在感。
その一方で、リリース間もないながら、新曲それぞれがすっかり浸透しきっていたように感じました。
なかでもやはりRAINBOWの素敵さといったらもう!! 疾走感と、うっとりするような神々しい歌声の静と動をみせつけられました。
宮本さん、リリースを前にし、様々な出演のなかで、中年になり、初老になり、やがて死にゆく身であるということを受け入れた、と繰り返しおっしゃっていました。病になり傷つき、そして、いろいろなことに寄り添えるココロになったことで、手に入れた懐の深さを実感せずにはいられないライブでした。言うなれば、歌えなくなるかもという、恐ろしい体験とひきかえに、図らずも一段高いステージへと昇れたような。とにかく、美しい、崇高さを増した自由自在な歌声を体感でき幸せでした。

今回は、せいちゃん、トミ、石くんはほぼ見えず。音だけしかと聴いておりました。さすが、磐石のエレカシ!嬉しくなっちゃいます。その四人の音をさらにドラマチックに仕上げてくださった、ヒラマさん&村山☆さん!!
村山☆潤さんは、また蔦谷さんとは違う、鍵盤の音色で。丸いカラフルなピアノ音はなんだか心憎いほどで、エレカシへのリスペクトに満ちた、そしてエレカシに選ばれた若い才能にあふれた人なのだと
感じました。そして、どんなかたなのかしらと、俄然興味が増しました。

ステージの様子はそんなに見えなかったーー涙涙。
でも、やはり行って本当によかったです。

次は奈良!!
年内、まだまだ楽しみが続きます☆
20141228 FM802 25th Anniversary 802GO! ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY
私にとって、2年ぶりのRADIO CRAZY!
Zepp以来のエレファントカシマシ!!

「ラジオ……レディオクレイジーに、呼んでくれてありがとう~~!!」 
「髪の毛をぐしゃぐしゃにする、つけるやつを忘れたので、坊っちゃんがりです」
「みんなに捧げます。少し有名な曲です」→で、悲しみの果てだったと思います。
「今宵の月のように」のときは、出だしで会場がどよめき、期待感で満ちていました。私はここで、涙があふれ、コンタクトレンズが片方ずれてしまうという、残念さ。

宮本さんは、終始晴れやか、終始律儀な印象でした。
たぶん、言うように託されていたであろう、武道館の告知も。4日がまだ余っていると。そして、「ま、言ったところでくる人はいないだろうと……」って。
 
とにかく声がのびやかで、うっとりしました。
これぞエレカシ!というのを見せつけた全八曲。圧倒的。ことばが届き、ドラマチックな楽曲は、ほかのバンドにない堂々たる魅力です。素晴らしかった!! 
欲を言えば、さらに、ソーメニー→花男くらいは、やってほしかったなあ。…と、思っていたのですが、その流れは、武道館でされていたのですね(泣泣) 待ちに待っていただけに、あっという間過ぎて、去りがたかったです。

その日私は直前の電気グルーブの時には、二列目にいたのですが、その前からいたONE OK ROCKのファンの女子が、象柄の冬フェスTをわたしが着ていることに気づいたようで、「エレファントの人や。替わってあげよう」 と小声で言い合い、始まる直前に最前列ポジションを譲ってくださいました~なんとありがたい~~。そう! エレカシでなく、エレファントと略している若者多数で、なかなか驚きでした。

エレカシ、最高にかっこよかったです。
なーーんか、別格すぎるんやもの。

今回は、雨だし寒いしビールはやめておきました。
20141012 Zepp Namba
おもむろに「凡人」!!
想定外のウレシイ激渋スタート!!!
驚き、一気にドキドキが加速しました。

しかし序盤から、成ちゃん、トミあたりを振り返り、「真面目にやれ」を連発の宮本さん。一区切りごとに「真面目にやれ」なので、あかん、ピリピリモード…!?と思いきや、そうではなく。石くんのロングヘアーを左右から取り、鼻の下で結んだり。さらに曲始まりには、え!?ちぎれてない??と、思うくらい、その結んだ髪を雑に引きほどいたり。ありえない低さに石くんのマイクを下げたり…って石くんへのちょっかいが多すぎで、可笑しかったです。

「久しぶりの大阪なんで、張り切って曲も考えてきました」と。その言葉どおり、ココロの深いところにさし込んでくる、とっておきの曲が大阪のためにえらばれていました。大阪へのスペシャル曲たちが始まるごとに、悲鳴をあげそうなくらい!

 「生きている証」。はじめて生で聞きました。どうしようもなく、涙か溢れました。   人生が刹那的であること、普通の日々のなかに理想が存在しているということ。いちばん尊いもの、温かでキラキラしたものを、そっと手のひらに置かれたような。曲を、歌を超越した、ただただ素晴らしい体験。美しい声で、ライトを浴び、丁寧に歌う宮本さん。圧倒的な歌係としての、存在感を見せつけられました。

「星の降るような夜に」。レポートを書くにあたり、こちらのページで、2011年の盛岡以来の演奏であることを知りました。あれこれ語らず
、歌に込められた思いにじわっと温かな気持ちになります。大好きな歌。エレカシというバンドの素晴らしさを感じる華やいだステージ! その後慌てて、スタッフの方に、ギターを持ってくるように指示し、おもむろに、「流れ星のやうな人生」みたいなコードをチラリと弾き、「まあいいや」って……!? で、ギターを置き→なにごともなかったように「ファイティングマン」へ。思わせぶりな行動に、関西風味にコケないかんとこやろか…と、思うほどですが。ま、かっこいいのでモチロン許容です。……なんと、愛すべき人なんだ。


「俺がついてるぜ」ってことば、宮本さん以外に誰がピタリと嵌まるでしょうか。延期の千秋楽に行かれる方、どうぞまた違った、しめくくりのスペシャリティを堪能してきてください~ウラヤマシイ!
今年はRADIO CRAZYで、エレカシにまた会おう、と期待しつつ☆


石くん側二列めにて。


20140111 さいたまスーパーアリーナ
ライブレポートを書き留めたいのだけれど、どんな言葉をも超えている気がし、なかなか書き始められず。

エントランスの各方面からの祝い花! 途切れず入場してくる、14000人のエレカシファン!
それだけで嬉しくて、涙してしまいました。まだ、始まっていないのに。
ピュアに、頑なに、エレファントカシマシを貫いてきた先に、こんな素敵なまばゆい光景が待っていたなんて、感無量だろうな。
「桜の花、舞い上がる道を」スタンド席から見たあの花道は、光り輝く美しさそのものでした。

喜び、そして、希望。
そのすべてが、音になって、ココロと体に入っていく体験。本当に、音楽ってすばらしい!!!かっこ良すぎます。
大阪以外の会場に行ったのは、今回が初めて。あの場に居られたことのすべてが、幸せでした。きっと、生涯ココロに残る! 最高のステージでした。


受け止めたパワーを、自分のものにして、日々を歩まなくては。
エレカシ、ありがとう! !  
20131014 大阪城野外音楽堂
復活!!ありがとうー!!

芝生席での参加。
前に一度芝生で見たときは、バッチリはっきり見えたのですが、今回は視界が遮られ、六割くらいはみえませんでした。
途中から見ることは大体諦めて、聞くことに専念。刻々と変化していく空に高らかな歌声が吸い込まれて行くのを感じながら。ステージが見えないときは贅沢な気持ちで空も見ていました。

宮本さんは、去年は来られなかったけれど今日はこうしてやって来られて嬉しいと、両手両足を広げて言っていました。で、「このへんに、このへんに、しておきます。まだまだいっぱいこれから歌うんで。」って広げた手をひっこめながら。なんとも可愛すぎる。ココロの中の気持ちを全部言っちゃうのよね。
「あなたへ」は、「生き抜くための遺書」と、わたしが感じたことを、まるごと「MUSICA」で表現されていました。
歌うことが大好きで、全てだった、宮本さんが、歌えなくなったとき、どんな気持ちになったのかが、新曲たちにつまっていました。ひたすら光を目指し輝けと、どんな歌からも伝えてきたのに。光が遠く見えなくなったとき感じていたことが、痛くて、生々しく、いとおしい。そんななかで、「あなたへ」に辿り着いたココロの内を思いながらじっと聴いていました。

どんなつらいことに襲われても、必ずまた帰ってくる!!その強さとかっこよさにしびれます。
大好きな、「さよならパーティー」!!
そして、「涙」。「悲しいときには涙なんかこぼれない うれしいときには肩怒らせ世を笑うさ」去年の野音、今年の野音を思い、泣けました。声がステキすぎました。
時代時代の主として、エレカシとファンを支えてきた歌を、ここでまた聴けたことに、ココロからありがとう。何年たっても色褪せず、その歌全てがライブで昇華されることをまた実感できたことに、ありがとう!!
ジャンプして、大きく虹を掛けるような投げキッス☆
宮本さんが、何度も、「大阪ー!!」と叫んでいた思い、しっかりしっかり伝わりました。
遠くて、石くんの更なるヘアカラーチェンジに、途中まで気がつきませんでしたよぅ。二度見しました! ナイスファイトに、おかしさ通り越して、じんときます。やっぱり笑えるけれど。。。

感無量。夢のよう!!  宇宙イチ大好きなバンドが帰ってきた!!
本当によかったーー。。。


20131013 大阪城野外音楽堂
既にライブビューイングで、完全復活を見届けたのですが。やはり、久々の登場に緊張し、始まるまでは、たびたび大きく深呼吸。今回、3列めほぼ中央の良い席で、ドキドキがすごかったです。

現れたとき、やはりそれだけで、涙がこぼれそうになったたのですが、石くんのカラフルロングヘアーを見て引っ込みました。センターを境に、イエロー&レッド!! そして、サングラスに皮のハンチング!! 盛って来たね~さすが、関西をわかってるなあ。笑いましたよー!石くんは、くすりともせず、いつもどおりに真剣ギタープレーなのが、またおかしい。

そして、宮本さんのあの声を聞き、これまでの心配や寂しさがすべて溶かされていきました。
大阪には去年は来られなかったからと……もう、そんなん言わないで、いいからいいからと、泣きそうな思いで聞きました。
「シグナル」のサビで蒼白くライトを浴びる宮本さんは、最高にかっこよく、ヒーローが降り立ったようでした。「その日まで咲きつづける 花となれ」という言葉があまりに響き、鳥肌が立つほど。
アンコールで、「赤い薔薇」。これは、たまらないプレゼントでした。なんだかキュンとしました。近くの女子からは「ありがとー」の声が。

ちょっと変わったなあと感じたのは、以前のヒリヒリするようなステージ上の緊張感が、良い意味でほどかれていたように思ったことです。それは、トミの笑顔に表れていました。
見ていて幸せな気持ちでいっぱいになりました。

また大阪に来てくれて、ありがとう。うれしいよー!!!
全編、そんな思いで満たされていました。また会えて、最高に幸せでした☆
20130914 日比谷野外大音楽堂
西宮にてライブ・ビューイング。
おかえりなさい!!
そして、安堵。

ちょっと、ただならぬ緊張感で場内へ。すると、スクリーンに、開演を待つ日比谷の様子が!行ったことはないけれど、いつものあのステージが、客席越しに映し出されていました。なんだか、鳥肌がゾワーッとなり、やっぱり本当に復活を迎えるんだ。。。という実感が込み上げてきました。

あと10分あるわ……と、思っていたら、なんと、定刻に現れた四人!! 登場の背後からカメラが追っかけている映像。慌てました、と同時に涙腺決壊。
館内は立ち上がるでもなく、それぞれがしっかりと、目の前の光景を受け止めている感じ。でも、登場時、やはり拍手。そして、各曲ごとに、温かな拍手が起こっていました。
映画館なので、声援を贈るというわけにはいきませんが、思っていることを、日比谷を訪れている方々が声にして、伝えきってくれている、安心感がありました。その温かな雰囲気にも、感動。会場いっぱいのエレファントカシマシファンにも、泣けてきました。宮本さん、きっと感無量だろうと。そして、曲間に周囲の座席方の泣いている気配を感じました。

はじめ、宮本さんの、時折耳に手を当てる様子にゾッとし、文字通り手をぎゅっと合わせて祈ってました。が、イヤモニターがずれるのを、直していたようでした。

声が艶っぽく、以前よりも伸びやかで、歌唱が圧倒的!!圧倒的!!!
丁寧にと意識しながら、歌に乗せられているココロを感じました。ずっと小さい頃から、こうして歌ってきたのでしょう。また歌えるように回復されて、本当によかった。歌えることが、きっと嬉しくてしたかないんだろうな。胸がいっぱいになりました。
昨年のあの野音でやった曲が次々と繰り出され、もう大丈夫!!という思いが十分に伝わりました。
そして、新曲もとってもステキ!
それから、こちらの映像では、『シグナル』の「今宵の月が~」ところで日比谷上空の白い月がパンと抜かれ、とても美しく、スタッフの方の愛と心意気を感じました。

石くん、成ちゃん、トミ。
蔦谷さん、昼海さん。 
そして、宮本さん。
成ちゃんに、妖怪人間ベム!って言うなんて、宮本さんだけでしょうよ。
いつものエレファントカシマシがそこにありました。

いくら苦しいことに襲われても、ただ全力で戦ってキラキラと輝くんだ。
ぜんぜん平気なふりをして。
本当にかっこいい、大人のあり方だな。

幸せな、ライブ・ビューイングでした。
さあ! 大阪城野音。期待して待っています。
20121008 大阪城野外音楽堂(中止)
20120707 Zepp Namba
終わってからもしばらく、醒めない夢の中にいるようでした。
遅い番号ながら、会場1ブロックめが空いていたので、なんとなく立っていると、なんと開始時にはキーボード前二列めに! 近っっ!! 緊張のあまり待っているあいだ、ぐらんぐらんに気持ち悪くなるほど。
 
まず、「大地のシンフォニー」で、もう、涙が止まりませんでした。この曲、このライブの序曲のよう。そして、トミがそこにいることだけで、胸がいっぱいになりました。よかった、トミ。…と思っていたら、「トミおかえり!」という歓声が。みんな同じ気持ちだったと思います。「眠れない夜」の銅鑼もめちゃくちゃかっこよかったです。ドラムを叩きながら、銅鑼を打ち鳴らすってすごい!! そしてスティックの捌き方が流れるようで、迫力満点!! トミが帰ってきた~と、ひしひしと感じました。
「珍奇男」。これが本物、これがプロフェッショナル、なんにも語らなくても、観て聴きゃあわかるだろ、という自信に満ち溢れています。グワーッと、お腹の底から、音とリズムの渦に巻き込まれていく、びっくりするような、そんな感覚。
「飛べない俺」。キーボードの前に座る宮本さんは少年のようでした。一生懸命弾いている姿がたまりません。左足を、つま先、かかと、つま先、かかと…とステップを踏むように、カウントを取りながら弾いていました。なんとも可愛らしい、しかし、それが一周廻って、とてつもなくカッコイイ。
「俺の姿をわすれるな…」なんて。忘れるはずない。。。と、いつもこの歌で泣いてしまします。そのあとだったでしょうか。ボソッと、「オーサカ、サイコーだぜ…」と。エレカシこそ最高です、と、また涙。
この日のギター、藤井さん。宮本さんをひたすら凝視。一挙手一投足を見逃さないように神経を研ぎ澄ましていて、まるで戦っているかのようでした。客席など、ほぼ見ていなかったのでは。
宮本さんからは全編にわたり、歌うことに心血を注いでいる、気迫を感じました。MASTERPIECEを観客のココロに必ず届けようという使命のもと、集中している。きっと、緊張感が途切れないように、しゃべらないって、決めている。でき得る限りの最高のステージをやるだけ。江戸の職人のようで、粋で、清々しい。大好きです。
でも、静まり返った中ギターを弾きはじめ、しーんと聴いていると、マイクに近づきいきなり、「ブワアッ!!」と大きな声を出して驚かしたり。キーボードに移動するときに、成ちゃんの帽子をずらしてみたり。ほんと、こどもやーんと、思えるような、ふざけたいのを抑えてる感が面白すぎる。
終演後扉を出ると、逆流して歩いてくる、スタッフ証を提げた方とぶつかりそうに。ふと見ると、昼海さんでした。わたしがあまりにびっくりして、あわあわしていると、近くにいた女子に握手を求められ、ニコニコと応じていました。男子だけど、美人だなあ~昼海さん。穏やかさに心が和みました。
 
新しいアルバムツアーにふさわしい、新たな挑戦と、感動に満ちていました。
このあと、名古屋での千秋楽を見届けたいくらい!! 行かれるかた、どうぞ至福のときを!!
20111230 RADIO CRAZY
[Champagne]、SHERBETS、フジファブリックと、エレカシの三つ前から会場に入りました。もう、熱気とお客さんの興奮が凄まじい!!
今回で二回目のRADIO CRAZY。前回、観客があまりに熱く圧倒されてしまったので、気軽には行けないわ~と思っていたのに。エレカシが出るとわかると、即座にチケットを取ってしまいました。結果、これ以上、汗は出ないだろう…というくらいの凄まじさで、エレカシ登場までに既に酸欠状態。もうだめだ~このまま倒れる…もしくはすごい圧迫でどうにかなる??と思いつつ、エレカシ観ずして倒れたらいかんいかん…と、まさに自分との闘い(涙)。よけるによけきれず、押されるままに進んでいったのがセンター3列めくらい。体力勝負でなるべく呼吸を確保するよう意識しながら、限界ギリギリでした。

そんな中、ついに現れたエレファントカシマシ。もう~すべてが吹き飛ぶとはこのことか、というくらいの、今宵の月のように。あの高らかな歌声により、本当に温かな安堵に包まれ、なんだか涙がこぼれました。何度も何度も聴いているこの歌だけれど、この日は一段とかっこいい。エレカシ始まりには、その後に続くバンドのファンの方々がギュギュッと押し寄せ、わたし含め、エレカシ目当てのファンは、見やすいポジションには近づけず…という感じだったんじゃないかな。わたしも大きく後退し、もうステージはほとんど見えずでしたが、それでもよかった。歌声に集中し、たまにステージを垣間見ていました。歌詞が?ん??あれ??と思うところが続いたけれど。宮本さん自身がいちばん焦っていたのでは。ワインディングロードで、一切合切…が、やたら続いていた気がし、様子は全く見えないけれど、むしろ面白く感じてしまいました。今宵~悲しみの果て、と馴染みの歌が続いたあとの新曲は、気合がみなぎりすぎて、一個歌詞が飛ぶと、頭が真っ白になったのでは。なんて、例えば山崎さんとの座談会なら、そんなことを話すかもしれない…などと考えてみたり。俺たちの明日は、途中でついに演奏を遮り、もっと上手く歌うのでもう一度させてください…と。大声援かつ、大合唱が巻き起こり、かえって会場が一つになった気がしました。いい顔してるぜ~と会場を見渡して言う宮本さん。そして、大阪からまんまで宇宙。ほんとうに宇宙だってどこへだって行けそうなパワーを受け止めました。今回は緩やかに始まり、新曲を挟みつつ、パワー・イン・ザ・ワールド、so many people、ガストロンジャー、という、ガツンとロックで締める王道のセットリスト。短いながら、濃いひとときでした。よいおとしを~と、何度も言って去っていく宮本さん。そして、あっという間の終了。

わたしの近くにいた、別のバンドのTシャツを着た男子二人組。すっかり、テレビのトークシーンの宮本さんをイメージして、茶化しながら待ち受けておられ、お手並み拝見的な空気でしたが。もう~のっけから、彼らの圧巻ぶりが見て取れて、なんだか可笑しかったです。誇らしい気持ちでいっぱいになりました。すごいな、エレカシ。演奏曲が少ないからって、手を抜かず、違う神経を遣いながらの真剣勝負。だからこそ、是非ともそれを見に駆け付けたいと思ってしまう。大阪に来られる機会は限られているし、そのチャンスには必ず訪れたい!!と、心から思いました。
ものすごーく近くにいるのに、あまり姿は見えず、モニターも見えず、そこだけがやはり今回は残念。

いろいろあったけれど、今年もエレファントカシマシの歌があり、ライブにも行くことができ、本当によかったなあ…と込み上げる気持ちを抑えながら。ふらふらになりながら会場をあとにしました。
20111001 大阪城野外音楽堂
大好き。と、何度も何度も感極まりながら。今回も圧倒されっぱなしでした。
蔦谷さん側、三列目。スピーカーの前辺り。
いつもながら、登場ギリギリにはわたしが極度の緊張状態で、具合悪く。固唾をのんでドキドキの極致でした。
そして宮本さんの登場。…の次の石クンに!!?鮮やかなグリーンの短髪に黒いサングラス!!そう、たとえるなら、野沢直子さんの旦那様みたいな。しかもかるーく七三分け!!受けまくりました。石クン、演奏中はグリーンの汗が滴り、大変なことになっていました。でもご本人はいたって普通のいつものように振る舞っているのが、また面白い。途中宮本さんが、(石クンの髪を)大阪だから派手にしてきました…と言っていました。
今回は、蔦谷さん昼海さんを交えたエレカシSだったり、四人編成だったり、というのが、潮の満ちひきのように転換されていて、気がつくと、あっ蔦谷さん居なくなってる、そしてまた登場、というのが自然になされていました。単なるサポートメンバー、またはゲスト、というのを超えた信頼関係。エレカシSとしての安定感が伝わりました。
「古い歌なんだけど、いい歌なんで、胸を張って唄います」と言い、「ふわふわ」。そう言えるところが素敵です。若気の至りの戯言と、切って捨てるような歌はないのかもしれません。確固たる哲学と理想の中から生まれた歌しかエレカシには存在しない。そして、今また高らかに歌い表現するところが素敵。
生で初めて聴いた「勉強オレ」もよかった。「甘い夢さえ」も素晴らしかった。石クンのギターが気持ちよかったです。
遠くにカラスの声。「秋」「月夜の散歩」「サラリサラサラリ」の歌の終わりには余韻と静けさが際立ち、本当に美しい。素敵な声だな。うっとりします。
「ガストロンジャー」だったでしょうか。ほかの曲だったかな。宮本さんノリノリで、蔦谷さんの目の前で、電流がビリビリと走っているかのような全身の動き。と、ともに、「☆×○△?#×~っ!!」という、はちゃめちゃな、歌詞?台詞??絶叫??? すると蔦谷さん、見事にその音程とニュアンスを、「☆×○△#×~!!」と、鍵盤で再現し、電流がビリビリと駆け抜けるようなメロディーラインで応えていました。これは神業だ。
過去の映像をDVDで観たという話。たいてい白いシャツを着ているんだけど、髪型がいろいろだったり…蔦谷さんや昼海さんも(四人の歴史に比べれば)短い期間ながらイロイロ変わっている、と。しかし、若い頃よりも、今のエレカシ、エレカシSがいちばんかっこいいのです。昔に比べて変わっちゃったな~というんじゃなく、目の前で見ている、今がいちばんかっこいいって凄い。そうありたいと憧れます。
二回目のアンコール。さっきの黒シャツを白シャツに。下のほうのボタンが間に合わず、ボタンを合わせながらの登場。大阪野音は撤収時間が早めの設定なので、慌てたのでしょう。あと一曲。だったら黒シャツのままでも構わないのに。そこがまたなんともチャーミング。そしてとろけるような声で、今宵の月のように。

本当にかっこいい温かななライブでした。そして、ごめんなさい。私自身が感極まっているため、うまく伝わるよう表現しきれません。ただただ、大阪へ来てくれるかぎり、わたしはこの歌声を必ず聴きに訪れたい、と思いました。
新曲はいつやるのかな。楽しみは野音の先にとっておくのも、ある意味良いのかもしれません。
20110521 大阪国際会議場メインホール(グランキューブ大阪)
客席が暗転され、メンバーがステージに出てくるとと、「ホントに来た~~」と、心の中で悲鳴。
そして、全身鳥肌で声も出ず。このときは日々更新されるツアー映像を逐一チェックしていたので、
車に乗り、新幹線に乗り、ついに大阪に来たーーッという思いが凄まじかったです。この日を待ち
に待っていたのです。

そして現れたメンバー。今回の席から遠目に見たステージは、まさにウチにあるアルバムジャケットそのもの! さらに、昼間さん蔦谷さんを加えた6人の、最強バンドのシルエットが実際に目の前にある!!
それだけでもう、感無量でした。 

この日の「珍奇男」。すごかったです。
「ちょっとできるかどうかわかんないけど…」と、ボソボソという宮本さんに、客席から声援。
すると、「そんなん言うんならやんねえぞ…笑」というやりとりが微笑ましかった。ちょっと泉谷さんを思い出しました。新曲でもやるのかと思ったら、アレンジを変えていたのですね。
プロにしかできない神業。何基準? 何拍子?? と、合わせるのがめーっちゃくちゃ難しいだろうなあというプロフェッショナルの極致。ブワーーッと昇華させ、最後をビシッと決める。のち、一瞬の静寂。
そして鳴り響く大歓声。ため息が出そうな完全なロックに酔いしれました…。

そして、花見に行かない男の歌、「夢のちまた」。
あんなにキレッキレにシャウトし、メフィストで荒れ狂ったあとの、この声。
あまりに美しく、神々しい。魂ごと、どこかへ連れていかれました。

3・11以来、無力感がつらくなり、好きな歌を聴くことさえ空しく感じてしまう…そんな日々でした。
でも、このツアーでは、ブートレッグで、参戦させて頂いたこの大阪公演で、のちのUstream(仙台)で、
繰り返し繰り返し、心に寄り添ってくれたことに、感謝せずにはいられません。
円熟味を増す、バンドにしかない歌の力。普遍的な、強さや希望。

エレファントカシマシの歌があり、本当によかった!
精一杯の演奏を、精一杯に聴ける幸せに、改めて気づかされました。


…と、一年前を振り返る。トミにこの思いを捧げます。
大好きな、いつもどおりのパワフルトミの帰りを待って。
20101230 RADIO CRAZY
一昨年のRADIO CRAZY。
11月くらいから、宮本さんは802の番組にも何度か出演されていて、ステージの取りを務めることが物凄く楽しみ&張り切って頑張る!と、おっしゃっていたかと思います。わたしも張り切って頑張る!!と、わくわくしながら、とても楽しみにしていました。

当日昼過ぎには到着。エレファントカシマシは出番が最後だったので、まずはぶらぶらしながらチャットモンチーを覗いてみたところ、会場超満員で、入り口付近から中には進めず。音だけを聴きながら、これは早めに中に入っておかないと観られないかもと学習し、身軽に身支度→グレイプバインからエレカシ出演ステージにずっと居ることに。
昼→夜と、そちら側のステージに居続け、各アーティストをまず楽しみました。入れ替えごとになんとなく前進することを繰り返すと、なんとエレカシ前には最前列に!!蔦谷さん側のギリギリの端でしたが、一度でいいから一番前で観てみたいと思っていたので、感激しました~。

待ちに待ってようやく登場のエレファントカシマシ。
しかし…。宮本さんが見えた瞬間、いや~こりゃあかん~と、ひるみました。前方を見据えた極端にゆっくりとした歩み。いつもと違って超ピリピリ。怒ってるのかな…なんかあった??と、この上なく心配に。前回のZeep大阪の上機嫌な記憶が新しかったので、そのギャップがありありとわかり、恐ろしかった。なんでこんなときに、いちばん前なんだ…と。怯。
なんとなく心配な気持ちでのスタート。演奏は序盤はZeepのときと同じ流れで、再びあの音を間近で聴ける贅沢なひとときを堪能しました。脱コミュニケーションの、文字通り「脱」な緩い歌唱と、キレキレのシャウトの緩急。素晴らしい。素敵でした。でも不穏な緊張感はそのままで、デーデのときかな…カウントをトミにやり直しさせていたり、退場するの??と思うほどステージ袖辺りまでつかつか歩き、イントロを聴きながら落ち着かない風であったり…。素晴らしい歌声はモチロン変わらずだけれど、なんかあったんだ…と思いながら凝視して聴きました。アンコールは今宵の月のように一曲。間近で見てもやはり男前、歌声はかっこよすぎましたが。はあ~なんかあったのかな、大阪嫌いにならないでほしいな。と、勝手に懇願しました。

しかし。帰宅後エピック時代のDVDを観て、なんだか全てに納得しました。そのときのいろいろな感情がときに剝き出しになったり、それで普通かも、と。いつだってニコニコとしてるはずないやん、と。

初RADIO CRAZY。熱い音楽ファンが結集した、長丁場には過酷なライブでした。警備員の方が、極端に増員したときは、この先何が起こるんだろ…と、いちばんの恐怖だったかな。
でも、フェスは楽しい。音楽をひたすら楽しめるこの機会が嬉しいなあと思います。
そして、ものすごく多種多様な音楽ファンの中に、エレカシTシャツの方を見つけると「!!!」と、ハッとし、気分が上がります~。特に男Tシャツ、素晴らしい。エレカシ東京Tシャツも、遥々な熱さがすごいなあと、ついじっと見てしまいます。
あんなハードなフェスだからこそか、一定のトーンを保った、大人の振る舞いのエレカシファンの方に、なぜかホッとするのです。
20101127 ZEPP OSAKA
近い。自分から近い位置に進んでおきながら、もう無理~と泣き出しそうなくらい。

今回はやや石クン寄りのセンター、二列め辺り。石クンの周りに飛び散る汗がすごかったです。外は激寒の大阪南港ですが、きっと大変なことになるだろう…とわたしもTシャツ一枚で参戦。それで正解です。
途中、気分が悪くなる人が出たとき、ピタッと演奏が止み、言葉をかける宮本さん。メフィストから宮本浩次に戻り、素の表情。そしてじっと見つめる様子に釘付けでした。そのときはわたしも割と、いっぱいいっぱいに、熱気とストロボのようなライトにやられていました。で、「ワタシもシンドインデス…」と、目線で訴えてみたけれど。じっと見つめられ心配されたい…ほんとにかっこいいな~。男前だ…と、見入ってしまいました。…本当にしんどかった人、ごめんなさい!
新しいアルバムの曲を初めて生で聴けて、鳥肌が立ちました。脱コミュニケーション、旅、よかった!
それから、大好きな歌、「さよならパーティー」に涙。
今回、トミのドラムの素晴らしさを、今更ながら再認識しました。大概、宮本さんに見とれ続けているのですが、今回は近くでトミの真摯な演奏の姿がしっかりと捉えられ、ぐっときました。そして、宮本さんのあの声には、トミのドラムしかない!と、はっきりとわかりました。和太鼓並にズンズン響く。余分なもののない、厚みのある力強さ。まさに圧巻!激しくダメだしされると、わたしならへこたれて、叩くことが怖くなるかもしれない。天才ボーカリストの一瞬一瞬の気分にそった音が出せるのは、トミしかいない。本当にパワフルな愛すべきドラマー。

最高にかっこいいライブでした。終演後にドリンクを引き換え、Zeppの外で最高に美味しいビールを頂きました。

20100801 大阪城野外音楽堂
昨年の大阪城野音。
都会の西日は侮れません。夕方とはいえ、暑さが凄まじかったです。左腕がジリジリ照りつけられ、文豪タオルで日を避けながら開演を待ちました。
蔦谷さん側八列め。これまで数回見てきた中で、いちばん和やかなムードだったように思いました。

「星の砂」。楽しかったです~。石クンのコーラス、よかった!むちゃくちゃな動きの宮本さん。壊れ具合が可笑しい、そして可愛い!
「はじまりは今」。ストレートな可愛いラブソング。だからこそ、際立って異彩を放つ気がします。すぐそこで、あの声で、「迎えにゆくよ~」と歌われると、涙が出そう。
「四月の風」。ヘビーローテーションの話をされていました。昔から802はよく聴いているのに、なぜ嵌まらず、エレカシをスルーしてしまったんだろ…と自分を責めたくなります。素晴らしく上手い。シンプルなメロディーだからこそ、歌唱力が抜群だということが存分に伝わります。
俺の姿を忘れるな。。。「花男」を聴くと、あっ…もう締めにさしかかってるんだ、と気づき、切なさがこみあげました。
以前何かで、長年やっていると、様々な楽曲すべてを一つのCDを聴けばわかる、というふうに収めることはできない。でも、コンサートに来てもらえれば、いつだってそのすべてを目の前で再現し、見せることができる…、と、宮本さんはおっしゃっていました。まさにそれです。しかも、全く古びず、作られてから何年も経ていても、瑞々しく歌の世界が広がります。世に出た歌たちが、ライブで完成される気さえするほど、心にグッと入ってくる。エレカシってやはりすごいな…宮本さんは天才だな。
全身全霊汗だくのステージ。少しずつ日が落ちていく感じや、さっと吹く風。野外は良いですね~。はや、夏を締め括りました。

その翌日。ロッキンオン山崎さんとお茶会している宮本さん。灼熱の大阪でのライブの翌日なのに、寝て暮らすわけでもなく。疲れ知らずなのね、もう次に向かってるのね…と驚愕しました。そしてこの写真が、めちゃくちゃかっこいいのです。
20100411 JAPAN CIRCUIT Vol.48 WEST -山崎死闘編-
人生初、ライブハウス。スタンディング。

先行予約に何度も外れ、その度に大人げなく、傍目にもわかりやすいほどの失意のどん底。しかし奇跡的にチケットを手にできました。泣。
並びながらやたらアジカンファンが多いことを知りました。そしてみなさん異様な軽装。スタンディングライブがいかなるものか、だんだん恐ろしくなり、どんなものなのか会場スタッフの方に聞いてみたり。
カウントアップ方式、で、出演順を発表する山崎さん。想像していたよりはるかにお若い!トリがエレファントカシマシ。トップバッターがアジカンということに黄色い歓声。アジカン狙いのかたが、やはり今日は多いのね…と、改めて実感。
わたし的に、大きくミスってしまったのは、ステージ中央に出てきた、黒スーツ、黒ギター、長髪のシルエットを見て、反射的に、「宮本さん!!」と、前に進み出てしまったのですが…。THE BOWDIESのギターのかたでした。まだだって…さっき順番発表されてたやーんと、気恥ずかしかったのですが。ごめんなさい、まだでした…と、後戻りをすることのできないくらいの密着度で。女子ファンの間でもみくちゃになりながら。初聴きのBOWDIES。新鮮で楽しかったです。調子に乗り、ピョンピョンはしゃいでしまいました。楽しそうに演奏している様子につられ、ウキウキしました。

小柄なわたし。ある程度の位置にいないと、ステージの様子は見えない…しかし、整理番号は後ろから数えたほうが早いくらいで。けれどもステージ入れ替えごとに前方へ行き、エレカシ始まりには、混み合うポジションで圧迫され、なんと前から二列目になってしまいました。予想外のありえない近さに尋常でない緊張。
そして待ちに待ったエレファントカシマシ登場!!光沢のある黒ジャケット、かっこいいな、宮本さん…と、しばし見とれました。待った甲斐がありました。幸せを噛み締める至福のとき。
わたしの立ち位置は石君側のスピーカーの前辺り。宮本さん、そんなギリギリの端まで来て、観客を凝視しながら唄う。あと数センチで手が届きそうな距離でした。近すぎました。でも、気安く触れてはいけないオーラ全開です。流れる汗も目線もはっきりとわかるほど見えすぎました。スリム!そして白い!と、神懸かった容姿に釘付けでした。
心をギュッとつかまれたこと。涙 ~ 幸せよこの指にとまれで、わたしの周りの女子は、涙しているかた、多数と、はたと気づきました。あまりの密着ゾーンだったので。そして尚更胸を打たれました。幸せよ~の、「本当さ」が響き、素敵でした。素晴らしすぎ。
「待つ男」が、ただただかっこよかったです。もうだめだ…終わらないで~と思いながら、締め付けられるような思いで一生懸命聴きました。

あっという間でした。
濃い時間でした。
ずっと忘れられないくらい、幸せなひと時でした。
20100111 大阪厚生年金会館大ホール
新春ライブって粋。

 開場のかなり前に着いてしまい、ロビー付近に居たのですが、しばらくすると一旦公園のほうに出るように係の方に言われました。なんでだろう…と思いつつ、遠く離れたところに並びながら、今からリハーサルするのかな、と思ったり。昨年の大阪城野音でも、本気のリハが筒抜けでしたから。
 開場後、グッズ売り場へ。並びながらさんざん迷ったあげく、グレーのロゴTを買いました。着替えて開演を待つも、緊張で腹痛。どんだけの緊張だ。ただ観る側なのに。近頃ここまでの緊張は、ほかでは味わうことがないかもしれません。
 印象的なこと。「オーケストラボックスのある、素敵なホールなんですよね。」って言われ、じんときました。関西の昔からなじみ深いホールを宮本さんも同じように思ってくれているところが嬉しかったです。もう少しでなくなっちゃうんだよ…と、思いながら。「地元のダンナ」。どのあたりがエレファントカシマシのテーマにそっているのか、改めて確認するべく、注意深く聴きました。弾けっぷりが楽しかったです。「幸せよこの指にとまれ」。素敵でした。初めて聴きました。丁寧に作られた歌を丁寧に歌っていることが、伝わりました。美しい歌です。「待つ男」。凄い!!歌舞伎!!でした。ためてためて、言葉を解き放つ様にシビレました。合間合間で悲鳴のような歓声。わたしは声も出せず。しかしこの曲は、男性ファンの「宮本!!」という掛け声がよい間合いで入ると、まさしく歌舞伎の屋号のようでかっこよかったです。純然たる和!!和風な男前すぎました。着流し、和服姿で現れてほしいくらい…。
 終演後思わず、アンコールで着替えてこられたファイティングマンTシャツを買いに走りました。「ファイティングマン」、この日は唄ってないのに~Tシャツ、こっちが正解やったか…。

 新年のスタートにこのライブ。縁起の良い晴れやかな一年になりそうな。パワーをたくさんもらえました。毎年こんなスタートが切れれば幸せです。。
20090919 大阪城野外音楽堂
記憶を辿りつつ…

 先月の802のフェスで心をギュッと鷲掴みにされ、衝動的にチケット申し込みにエントリーしてしまいました。とはいえ、エレファントカシマシについては、いまだ謎の多いまま、参戦して生で観たい!という気持ちばかりが先行してしまった形。エレファントカシマシpresents、ってそういうこともしてはるのねとか、新しい発見もしながら。友人によると、802経由で取れたチケットは間違いなく良席!とのこと。よく確かめもせず、それを鵜呑みにして行き、芝生席とは一般席の後方エリアだということを知りました…。ステージとの距離はさほどないのですが…ね。
 先の出番のtacicaとチャットモンチーは緊張したことだろうと思います。演奏しないわたしですら、このステージの裏にはエレファントカシマシが控えているかと思うと、緊張で具合悪くなるくらいなのに。彼らの、若い誠実な演奏に、これからの伸びしろを眩しく感じつつ。わたしはやはり緊張で具合悪く…。心はふわふわしておりました…。
 そして、ついに登場!宮本さんって、いつでもこの出で立ちなのね、と再確認。やはりかっこいい!!ことに間違いがありません。初めて珍奇男を聴いたのもこのとき。こんな歌をこんな風に唄える人をこれまでに観たことがありません。こんなにじっと見入って曲を聴いたこともないかもしれません。圧倒されっぱなしです。それから、今宵の月のように、ガストロンジャーを初めて生で聴けて、感激しました。声が素晴らしすぎます。
 ファンの方々も老若男女問わず、皆、大人なのですね。節度をわきまえた、大人っぽさ。妙な盛り上がり方を一切しない、一体感のあるかっこよさを感じました。
 ドキドキし続けたのに、あっという間に終演。今度はもっと長く、たくさんの曲を聴けるよう、心から願いました。
 この日より、携帯のアラーム音をガストロンジャーに設定。胸を張って出掛けようぜ、という声に、毎朝起こされています。
20090726 FM802 STILL20 MEET THE WORLD BEAT 2009
この日初めてエレファントカシマシを目の当たりにしました。

以前テレビに出続けていたときからそのときまで、見ること聴くことの機会がなくなってしまっていました。しかし、宮本さんの声が大好きなので、この日出演のほかのアーティストと同様、生で見られることをとても楽しみにしていました。トップバッターのスガ節のMCやファンクさを楽しみ、マサムネさん、何唄うのかなあと考え、夏フェスを満喫しだしていたとき、ふと気づくとチューニングにやたら時間のかかっている感が。山崎まさよしにしては、あまりにもだし、誰?誰??と凝視することしばらく。
そうして、登場したのがエレファントカシマシでした。白シャツの宮本さん!あまりにもスリム!そして、あまりにメンバーを叱咤!!ドーンと行けよ、ほら、ドーンと行けよ…って…。(ドーンと)いってるんとちがうの…じゅうぶんじゃないの…と、観ていてはらはら。そして、エレファントカシマシSのメンバーがあまりに宮本さんをガン見で、ただならぬバンドなんだということに気づきだし、その真剣勝負ぶりに苦しくなってきました。しかし、その声が、歌が、音のすべてが爽快で、出だしから、はや、うっすら涙ぐむワタシ。太陽の塔が見える一面の芝生会場に、響き渡る清々しい声。MCも「…こんな曲です」みたいな短い曲紹介があるだけ。声も出せず、ただただ曲の素晴らしさに衝撃を受けました。本当にただただ受け続けた衝撃。前から好きだったハナウタも生で聞くことができ、感激しきりでした。そうして、まだまだ聴いていたいと思っているうちにあっという間の終演。何が起こったのだろう、というくらい呆然とし、終わってようやくひといきつけたような感じです。こんなことってあるんですね。「…カッコイイ」と切れ切れに呟くのがやっとでした。

と、二年近く前のことを昨日のことのように思い出します。

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