エレファントカシマシDB ライブレポート

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レポート

   
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20151220 福岡サンパレス
楽しかった~。
待ちきれなくて、他の会場のセットリストをちらちら見ていたはずなのに、
一曲目の『俺の道』が始まったら、うれしくて完全に記憶からぶっ飛んでしまいました。固定部分のセットリストも凄く考えて練られて、完成度も高くて、ライブで見れる幸せを実感させてもらいました。

次の曲のイントロを聞くたびに、びっくりして、うれしい。そんな感じです。
MCで、宮本さんが「(アルバム『RAINBOW』ができて)うれしいです」「(ホールコンサートができて)うれしいです」と言っていたのも、うろ覚えですが、こちらも来てくれてうれしいでした。サポートはヒラマさん、サニーさん。

『3210』から暗転して『RAINBOW』への入りも自然で、
『RAINBOW』の疾走感と転調のときの浮遊感がライブで聴けて、録音したときよりも、どんどん上手くなっていくんだなぁ、と感心したし、しかも、今回のライブは曲の終わりの瞬間にも、ふっと消える感じや、ザクって斬るように終わる感じがかっこよくて、だから余計に曲の余韻が胸にせまりました。

『シナリオどおり』のフラッシュライティングの中で見ると、宮本さんの動きがパラパラマンガみたいに見えて、すごい運動量だなぁとあらためて感心しました。

『なからん』かな?途中裏声がかすれた時があって、心配になったけれど、ちゃんと戻して歌いきってくれたので、ほっとしました。やっぱりあのうねりが大好きです。

『ズレてる方がいい』、やっぱりかっこいい。
印象的だったのは、「一部の終了。」のとき、みんなステージから去ろうとしているとき、たまたまドラムを見ていて、トミがスティックを右手に二本持って立ち上がろうとしてからの、宮本さんのフリがあって、全員ぴってなって戻って〆(しめ)をしたとき、思わずにやけて、このバンドが大好きだ!って再確認しました。か!?メンバーにも容赦ないのもすごいけど、そんな不意打ちにもバシッと合わせるのもすごい。

ロンTから黒シャツに宮本さんが着替えてからの2部。
『シグナル』が好きすぎて、記憶が飛んでます。
『やさしさ』は、圧巻で、ほんとに別格でした。空気が変わるくらい。

そして、『旅』!大好きな『旅』が進化している。悪魔のささやきツアーのときの苦しさを全く感じなくて、最高でした。楽しい。
『石橋たたいて八十年』は、「八十~年、九十~年、百年~」と子憎たらしい表情が、ああコレだコレ。そしてぼそっと「テルアビブ」って言ってた?
『雨の日も風の日も』で二部終了。いい曲。管が入ったライブを見たいなぁ。

アンコールは白シャツ。石君が白Tシャツ。
終わりは近いのかもしれないけど、全部うれしくて、大満足。
『ハロー人生!!』大好きです。
『so many people』『風に吹かれて』…良すぎて。
エレファントカシマシのスケールの広がりに、予想外の包容力を感じて、
その中で手放しで自由に泳がせて(楽しませて)もらいました。

福岡でホールだから、どんな雰囲気かなぁ心配していたこともあったのだけど、バンドが引っ込んでいる間も、手拍子を続けて、ステージにあらわれた時も立ち上がって拍手で迎えて、そういう楽しもう、楽しませてもらおうっていうお客さんの中にある気合みたいなものが、ステージにも伝わったのかな、だったら良いなぁと思います。宮本さんに帽子を取られた成ちゃんの髪の毛がふぁ~とロマンスグレーで、最後までサービスしてもらった気がしました。

帰ってきてから、こちらでセットリストを確認させていただいたら、30曲もやってくれていたのですね。ほんとに嬉しい。ありがとうございます。
20140927 Zepp Fukuoka
20140518 RockDaze! 2014 Special ザ・クロマニヨンズ 対 エレファントカシマシ
チケット取りが下手な私にも、女神は三度微笑み、念願のクロマニヨンズ対バンのZepp福岡に参戦できました。本当に本当にありがとう。

エレカシのライブではあまりないくらいに始まる前からオシクラマンジュウ汗っかき状態で、気がつけば前の方にいて、ラッキー。とにかくこのライブを楽しもうと思って来ている人が多いようで、声援もレスポンスももみくちゃも沢山あり、活気のある感じ。

先攻 エレファントカシマシ。
白シャツ宮本さん。帽子とサングラスと水色シャツの石君がオシャレだなぁと思った。紫のTシャツのトミまでは見えて、宮本さんで隠れて成ちゃん見えない。サポートヒラマさん。

やっぱりガツンとエピックぶちかまして欲しかったので、1曲目の『おはよう こんにちは』は嬉しかった。歌う人、多くて、ちょっとびっくり。
『ドビッシャー男』はイントロを何回かやり直すが、『かけだす男』と併せて疾走感があった。
「クロマニヨンズみたいな大御所と」とか「呼んでくれてありがとう」とか、クロマニヨンズやファンを気遣う大人MC。

カウベルがいつもより長く鳴ってからの『デーデ』。マイクのコードが引っかかるのも、ローディーさんがコードやスタンドを直しながら進行するのも、らしくて、よかった。
声もはつらつと伸びて、よく出ていた。でも、全体として音を絞ってあるような印象。気のせいかな。

『デステニ―』初聴き。宮本さんの糸の切れそうなでも切れないギリギリ感が、胸に迫りました。
ちゃんと発売の宣伝をするのがえらいと思った。

「男の人聴いてほしい」とのたまうので、まさか『男は行く』かとおもいきや『赤い薔薇』。でも、今まさに各地で薔薇祭りをするくらい薔薇の季節だったので、さすが。
「俺たちのわりと有名な曲」との紹介で『今宵~』声がまっすぐで、やっぱりすごくよい。
「おれはやっぱりもっともっと売れたい」とてらいもなく言い放ったのが、最高にかっこいい。

今日の歌はすべて良かったし、石君から始まる『ガスト』もかっこよかった。「孔子の思いやり」のくだりでちょっと止まるも、問題なし。サビの《OH~!》のところで、客席の方がいつもより声が出なかったのは、もしかして私同様もみくちゃで咽ていたからかしら。
でも、この活気は、ワンマンのライブの時とはまた違う雰囲気なので、舞台と客席と気合の応酬はきっとあったと思う。曲の最後は見せつけてやる、的なバシッとした終わり方が多く、かっこよかった。しびれた。
それぞれが一対一で立ち、エレカシに宮本さんに対峙するスタイルの聞き方がいつものライブなら、ひたすら前に、真ん中に押し寄せる感じの客席の動き、でも盛り上げたい、盛り上がりたい気持ちを伝えるという意味では、新鮮な体験でした。
期待したけど、アンコールなし。
でも、隙のない、良いライブでした。本当に宮本さんが復帰してエレカシがまた福岡来てくれて、見ることができて、うれしい。歌詞もはっきり聞こえた。


後攻 クロマニヨンズ。
『タリホー』で始まった。音が全体的に大きくなってる。なぜ!?
待ってましたとばかりのモッシュ具合と、運良くマーシーのピックが飛んでくるあたりにいたために、もみくちゃにされてジャンプしてるうちに後方に下がる羽目になった。でも、お祭りみたいに踊って叫んで、なんか懐かしい感じがした。
好きなんだけど、すごいんだけど、もりあがってるんだけど、単調な気がしたのは、たぶん予習不足。
ヒロトのハーモニカがかっこよかったのと、Tシャツはいても気にならなかったのと、マーシーの「またね~」がなんかよかったのが印象に残った。

ヒロトのやわらかいMCはちょっとだけCoccoを思い出した。あとは、
「あついなぁ、エレファントカシマシのせいかなぁ」「ポールマッカートニーが中止になってしまったけど、今ここで世界一のロックンロールが鳴ってる」「さっきまではエレファントカシマシが世界一だったけど、今は俺たちが世界一、そしてまたみんなの前にエレファントカシマシが登場したらそのときは世界一」みたいな感じだったかな?サービス精神旺盛なやさしい気遣いの人なのかなぁ。
飛び跳ね、横ジャンプの人の波が目の前で揺れていた。

なんか汗くさい、ぐしゃぐしゃの感じだったけど、行けてよかった。
20120630 Zepp Fukuoka
仕事の都合で開場時間に間に合わないため、2階席にて参戦。
チケットをゲットさせてくれた女神さまに感謝。ばっちり会場全体が見えました。
銅鑼を使うことがあるのかどうか、気になりすぎて、気になりすぎました。

前半戦は、なんだかピッチが全体的に早くて、二階で座ってみているとそのスピードに乗りそこなってしまった感じがした。やっぱりフロアとは違う。
特に最初の3曲くらいは、歌というより衝動、エネルギーをたたきつけるような感じで、
なんだか苛立ってる?ってくらいに攻撃的な印象を受けました。

曲前の前ふりMCすらもほとんどなかったので、よけいにエレカシカオスみたいな感じでした。
MCがないので、曲と曲とがつながってないような印象を受けたところが何か所かあって、
その振れ幅でだいぶくらくらした。
いいとか悪いとかよくわからないけれど、なんかエネルギーをぶつけられる感じ。
おそらく予習不足というか、ニューアルバム、マスターピースをまだ消化しきれてないからかもしれない。
大好きな「地元のダンナ」なのに、歌詞とびからそのままカオスみたいな感じで、
多分そこでスピードから振り落とされたのかもしれない。

「東京からまんまで宇宙」も早かった。でも少し聞きやすくなってきた。
「約束」はやっぱり、よかった。うたがよく聞けた。
「穴があったら入いりたい」「ゲンカク~」「旅」もやっぱり早くてまくっているような感じがしたけれど、楽しかった。

どこでだったか忘れたけれど、成ちゃんが目が見えないくらい帽子を引き下げられて、そのまま弾いてて、
なんか次元みたいだった。

そして、やっと念願の生「珍奇男」が聞けた~!
文句のつけようがない。かっこいい。なんかすごい一体感というか巻き込まれ感があって、
本日の一番。

「七色の虹の橋」歌がきこえて、よかった。

「世界伝統のマスター馬鹿」やっぱり言葉がはっきり聞き取れるほうが好きだから、
ライブのほうが断然よかった。そしてやっぱりカオス。

「飛べない俺」ピアノが弾けるのか?と不思議な緊張感を味わいました。弾けてるんですが、
なんだか、どうかうまくやってくれ、となぜだか祈るような気持ちで聞いていました。
でも、すごくよかった。ひきこまれた。

「我が祈り」ぴかぴかフラッシュが過剰な気がした。ポケモン小学生みたいになりそうだった。
でも帰り道でずっと耳に残ってたのはこの歌だった。まさかサブリミナル?

アンコールの拍手がばらばらで、今一つ協調性というか一体感のない盛り上げヘタな福岡…。
どうしたらいいかわからなくて、いたたまれない気分になる。

それでもアンコールがあって、よかった。
風に吹かれてがきけてよかった。

全体の感想としては、ちょっと荒々しい、なれていない感じ。行けたことを喜んでいる感じ。
ライブで音に圧倒されたり、音に包まれる感じや宮本さんの声がひびく感じを味わいたくて、
高速で走ってる車に必死でしがみついて聞くみたいな感じがした。
だから弾き語りなんかで歌にフォーカスされるとほっとした。
この余裕のなさが、40半ばで失われずに、未だ走ってることがまずすげぇと思う。
こなれた、余裕のある、得意な感じでそつなくやりこなすことだってできるだろうに、
まだまだぎりぎりのところを見せつけて叩きつけて去っていくところは、
やっぱりかっこいい。

でも、欲を言えば、もっともっと入り込んで聴きたい。
やっぱり体調及びスケジュールをコントロールして、スタンディングのフロアで聞くべきだったんだろう。
20120106 渋谷公会堂
奇跡のようなタイミングで、チケット掲示板からチケットを譲っていただけました。うれしかったです。そして宮本さんの歌で、悩みも吹っ飛ばすゼロのフラットな地平へ連れて行ってもらいました。渋公二階席っていうのは、眺めがいいですね。宮本さんの顔が見えたらもっとよかったかも。選曲がとても心にやさしかったのと、歌をきちんと歌い切ったその完成度の高さ、練習をちゃんとしている証拠だと思った。お金がない人がテレビで見れたらいいのに。エレカシが見れて本当に良かった。浅草寺で引いたおみくじが凶でも、生きていこうって気になれる。
浅草演芸場で歌之介が代演の歌武蔵でも、もう一回上野の鈴本に行ってみようって気になれる。
六本木ヒルズの歌川くによし展を見に行って、展望台のお金が高くて断念しても、隙間から見える東京タワーとスカイツリーで十分と思える。
富士山が見えなくたって心の中にフジとタイヨウを見せてくれる。
後悔なし!

20090529 ZEPP FUKUOKA
度目のエレカシライブ。前回よりも、近くで見れたことが、ほんとに嬉しかった。
 ちょうど2週間前に交通事故で右半身負傷&ムチウチのまま参戦。さすがに気圧の低い曇り空の下、2時間強立ち尽くしは途中から気力のみで立っている感じで、意識が飛びそうだった。
周りが盛り上がってるのか、どうなのかはさっぱりわからなくて、歌のエネルギーを受け止めるのに精一杯で、でも、痛みが激しくなってくると、歌の転調や変速やPAにハラハラして気になったり、このエネルギーを受け取りながら、この程度のレスポンスしかできねぇのか、福岡の連中は?とかかなりくだらないことが頭をよぎったりもした。歪んでるなぁ。
でも最後には、宮本さんの声とあの音のまん前にいられた昂揚感が、私の中のもやもやした悩みや、イラつき、その他もろもろのぐちゃぐちゃしたどす黒いものも、全部浄化してくれた、ほんと、よかった。
 まっすぐの歌をまっすぐ聴けるとき、もう、まっすぐにしかならないんだろうな。 
ただ、ライブレポートなので、印象に残っていることを思いつくままで書くと、
BLUE DAYSで、『地獄を見たけりゃ 生きてるだけでいい』と歌ってたところ、
暑中見舞いで、『天国も地獄も知らない~』のときの指の動きが天国が人差し指で下を指し、地獄が親指を上につき立てていたところ、
リッスントゥーザミュージックで尽きない思いが『30になっても40になっても…』と、70まで言ってたな、というところ、
まぬけなジョニーで、『中州あたりでタクシー拾って…進まねぇ』、『ジョニー!ジョニー!ジョニー!サニー!』と歌ってたところ(思わず吹いてしまったです)、

男餓鬼道空っ風は、ライブで歌ってるところをどうしても見たい・聴きたいと思っていた曲で、それを目の前で歌ってもらえて、聴けただけでも、もう最高の気分でした。 
あんまり嬉しくて、初めてライブで声を出して言ってしまったのは、『ありがとう』でした。もうそれだけです。でも、ライブでありがとうって、どうなんだろう?…と、かなり恥ずかしかったです。でも、言わずにいれなかった。 
そのあと、別に私の声なんかは聞こえてなかっただろうけど、宮本さんが客席からうつむき加減で顔を背けてにやりとはにかみ笑いのようなクレヨンしんちゃんを髣髴とさせる笑い方をしたのが、なんだか印象的で、もし福岡までライブに来てくれて、なんらかの『にやり』と思えるような瞬間・手応えが感じられたんなら、それは最高だなぁと思った。 
まいった、やっぱりかっこよかった。
ありがとう、エレファントカシマシ。明日からもがんばろうっと。
20080419 福岡DRUM LOGOS
初めての生エレカシ。
40代になってたということを知って、何を心配したのか、いつ何時何かがあって見れなくなって後悔したくないと思い参戦。遠くまで出かけていくことは、仕事もあってなかなかできないけれど、福岡に来てくれるなら、せめてそこまではいってみようと思わせるエネルギーをエレカシから感じたから。

あんまり、よく見えない場所にぽつんと入ってしまった。そして前の人、背が高い人、その横は腕を上げて踊りまくってる人、どちらにも進めず、でも隙間からどうにか宮本さんが見えた。どうあがいても石くん、トミ、成ちゃんが見えなかったので、もう、宮本さんに集中することに決めた。

初めてすぎて、聴くこと見ることに一生懸命で、あまり覚えていない。

四月の風が生で聴きたくて、ちょうど四月だったから、やったら嬉しいなと思ってて、ほんとにやってくれて、それが嬉しかった。小さな願い事が叶う、なんて素敵なんだろう。

シャツを破って走り去っていった宮本さんの腹が、私の想像する40代と全然違ったのも、なんか、ほっとした。なんか、いろんな意味で正のエネルギーというか、生命力のようなものを感じられたのが、歌自体もそうだけど、声、演奏、姿そのもの、全部そうで、くらったなぁ。

たった一曲のアンコールで、ドッドッドッドッドッドッドッドってはじまって、
俺たちゃ そう、 俺たちゃ そう、 を連発する曲(『はじまりはいつも』)を初めて聴いて、もう、ものすごく耳に残った。もちろん大満足で、すごくいいものをもらったと思う。でももっと聴きたくて、手拍子をがんばれば、もう一曲聴けるかもと思って頑張ってみたけど、電気はつくし、お客さんたちはすぐに帰りはじめるし、???な感じで、福岡の人たちって冷めてるのかな、と残念に思った。
あとでセットリストのこととか、ライブの形態とかいろいろがわかってきて、単に私が物を知らなかっただけなんだなぁとわかったけど、いつか会場が一体になって何度でも何度でもいつまでも(体力的な問題や、ハコの制限もあるだろうけど)もっともっとと求めて呼び続けるような、そしてメンバーもそれに答えてしまうような、そんなライブの場に行ってみたい、という欲望がわいてきました。

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