エレファントカシマシDB ライブレポート

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レポート

   
選択日付タイトル
20200104 東京国際フォーラム
とにかく宮本さんの声がものすごい。ひずんだ声、透き通った声、ビロードのような声、いろいろな声がさまざまな形で空間を満たしたり、切り裂いたり、のたうちまわったり。エレカシをホールで聴くのは初めてだったので音響のせいもあるかもしれないが、こんな声の感じは初めて。演奏もいい。冨永さんがよく見える席だったという以上に気迫がこもっていたのだろう、目が離せなかった。石森さんは見えにくいのだが、その横の青年は新しい人だ。ストリングチームの紹介はいつするんだろう?と気になりながら進行(結局紹介は最後の最後)。
「ふたりの冬」「遠い浜辺」ういういしい。「ドビッシャー男」「未来の生命体」「i am hungry」重厚かつファンキー。「自由」また聴けてうれしい。
「真冬のロマンチック」待ってました。
「リスタート」が楽しくてかっこよかった。「ガストロンジャー」でタコ踊り(失礼、でもご本人もそう呼んでる。)は意外。生命賛歌でなくていいのか?と思っているうちになんだかあっさり終わった感じ。「悪魔メフィスト」は演奏からずらしてずらしてハラハラした。
「星の砂」の紹介をしているのかと思ったら始まったのは弾き語りの「やさしさ」。しばらくうたった後、「ねえ、みんなもやんない?リハでやったじゃない(大意)」きっちりこなしてきたライブも最後になって、一瞬ゆるんでからの、荘厳なバンド演奏の「やさしさ」。聴けて幸運。
ずっと期待しすぎていて本番になって疲れてしまったのか、前半は、すごいなあ、うまいなあ、と思いながら自分のほうに緊張感やドキドキが感じられずあまり楽しめてないのに気付いて焦ってしまった。後半はだいぶんあったまってきて楽しかった。何だったんだろう。
20190707 日比谷野外大音楽堂
最後まで止まない雨の中の外聴きだったが、ゲストを迎えて祝祭感あふれる絶好調は外からでも感じられた。こんな野音があったっていいじゃないか、という言葉が聞こえてきて、そう観衆に言いたい気持ちが伝わってきた。
so manyからファイティングマン、星の降るような夜に、の3曲の締めが最高。
6日のチケットに当選していたが、どうしてもあきらめざるを得ない家族の用事ができてしまった。夢がかなうのにはまだ何かの準備ができていないのだろうとなんだか納得した。外でも十二分に幸せだった。

20190601 FM802 30 PARTY SPECIAL LIVE RADIO MAGIC
暗いステージに冨永さんの新しいドラムセットが置かれたのをみて一般の人より少し先に気づけたのが、ファンとして嬉しかった。
登場と同時に会場の熱が上がった。きっとひいき目でなく、そうだったんだと思う。空気が変わるとはこのことか。
MCのなかでちょこっと四月の風を歌ってくれた。それを入れて4.5曲だけど、大満足。
20190118 日本武道館
珍奇男でギターの音が出なくて途中まで歌ったものの、やり直しのアクシデント、みているこちらの緊張が途切れて、2回目が始まったとき、緊張の解放だったんだろうな、思わず手拍子に乗ってしまった。こういう珍奇男もあるのか、と。すると、指先の小さな動きで制された。そして武道館満場の1万人がすーっと静かになった。万人の注視のなかでひとり歌うスーパースターの姿をみた気持ち。
20190116 日本武道館
一緒に行った友人がステージを見て、これだけ?かっこいい!と感嘆しているうちに始まった。
出だしの脱コミュニケーションがすごかったが、悪魔メフィストは怖いような迫力だった。
かけだす男の縦の照明が美しかった。
20180705 Zepp Tokyo
いつまでも終わらないシャララ、に、いつまでも終わらないでくれ、と陶酔した。
俺が死んだら有名になる曲、と言っていたが、次の日には、100歳まで生きる宣言が出たと聞いた。ファンの気持ちを汲んだのだろう。
旅立ちの朝は、やはり好き。


20180623 日比谷野外大音楽堂
憧れの野音、外聴きでも十分と張り切って出かけた。朝から雨。1時には会場についたが、有名な長い真剣なリハーサルがないまま始まったので、意外に思った。
珍奇男が狂っていて楽しかった。月の夜、荘厳だった。ずっと降っていた雨が止んでいた。
今宵で音程がおかしくて、「泣いた?」と外聴きの人たちがざわついた。
その後、WakeUp名古屋公演延期が発表になって、何も知らないくせにずいぶん心配したものだ。
20180506 JAPAN JAM 2018
空気がいいから歌いやすい、とご本人も言っていたように、右からの強い風に吹かれながら気持ちよさそうに歌ってらした。初めて、肉眼でみなさんの表情が見えるくらいの距離を経験した。宮本さんは神々しかった。
Easy Goがちゃんと歌えていた。
前日のVIVALAで魅力に気づいたのだろう、上下マキシマムザホルモンの若い女の子がLets go タオルを首に巻いたりしているのを見けかると、うれしかった。
20180505 VIVA LA ROCK 2018
初フェス。30th ファイナルと同じ会場だし、なにか一言きけるのでは?と出かけた私はまったくのド素人だった。
宮本さんが、フェスで戦う、といっていたのはこのことか。
会場にはエレカシファンはほとんど見当たらず、エレカシ登場間近になっても、アリーナに人影がまばら。マキシマム・ザ・ホルモンの熱狂が去り、エレカシの時前にいた人たちにも相当10feet待ちがまざっていたことは、2階席からはよくわかった。
そんな中で、堂々と歌い、ほうれい線やら鼻毛のお手入れだのの謎のMCをかまし、最後はローリングストーンズ風挨拶で去って行った。今宵の月のようの出だしにアカペラ部分を付け足たして、歌の力を誇示していた。Easy Go含めどの曲もかっこよくて悪びれずに(というのも失礼だけど)正面から戦っていた。
エレカシ目当てでフェスに行ってみて、モッシュとかサークルとかダイブとかウワサには聞いていたものを目撃できて、若者の、お金とエネルギーの使い方を知って、とても楽しかった。マキシマム・ザ・ホルモン(とくになおちゃん)、10feet、スカパラ(と乱入してきた峯田さん)、Brahman、その他、どのバンドもそれぞれいいなあ、と少しわかったつもりになったし、フェスの楽しさはかなりキタ。

20180317 さいたまスーパーアリーナ
沼落ちの際にすぐ検索してチケットを取った。30thツアーファイナルの意味はあとで知った。
4階奥のステージ正面の席で距離はあったが、音がストレートに届いて、祝祭空間を満喫できたと思う。が、一方で緊張してたな。一曲、一曲が終わるごとにもったいなくて。
So manyは爽快だった。
調子がとても良かったと思う。ズレてる方がいい、の最後の「い~」を一オクターブあげてもう一度歌うのを、3回はやったような記憶がある。声を出したくて出したくてしかたない感じ。
ベイベー明日は俺の夢は、自作映像とか石森さんのダブルネックとかの演出も相まって、ツアーの移動のリズムが刻まれてぎゅっと凝縮されたような曲だ。RESTARTでは炎があがって、これはエレカシ史初では?
俺明日のときだったかに、花道に石森さんが出てきて、宮本さんを追いかけて坂道を舞台に帰っていくところはやんちゃな中学生そのままのようで、ホンワカ、ジンワリした。
30thツアーの際に、毎回話題になっていた珍奇男と人間賛歌、いつ出るのかと思っているうちに終わった。
I am hungry の後のニューアルバムリリース決定6月6日は驚いた、素人が聞いても今曲作ってて間に合うの、って感じ。そりゃ本人も言ってたようにドキドキするでしょうし、周りはなおさらです。
帰りに渡されたチラシにフジロック出演とあって、高揚感がいや増した。
RCサクセッションの野音に行っていた弟と行った。弟は今宵の月のようにくらいしか知らなかったけど、デーデを聞いてわかったんだけどエレカシってロックだったんだね、と開演前に言っていた。終わったあとは、こんなすごいバンドを知らずに死ぬとこだった、と言ってくれたのは最高の賛辞。
うまいもんでも食って帰ってくれ、と言われて、赤羽で焼き鳥食べて帰ったなあ。上野駅で乗り継ぎを聞かれた20年来のファンの方に、「ファンになってくれてありがとう」と言われたのも素敵な思い出。

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