エレファントカシマシDB - 寒き夜

一番下へ

作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次

分類/日付タイトル
アルバム
奴隷天国
10 曲目  4'18" BPM=139
ライブ
日本武道館
12 曲目   
ライブ
日本武道館
12 曲目   
ライブ
渋谷クラブクアトロ
13 曲目   
ライブ
新潟フェイズ
13 曲目   
ライブ
日比谷野外大音楽堂
13 曲目   
アルバム
エレカシ自選作品集 EPIC 創世記
26 曲目   BPM=139
アルバム
奴隷天国 (再発売)
10 曲目  4'18" BPM=139
ライブ
ZEPP TOKYO
21 曲目   
ライブ
ZEPP TOKYO
20 曲目   
ライブ
渋谷公会堂
7 曲目   
ライブ
下北沢CLUB Que20th記念 ONEMAN series [OPERATION UTAGE]
13 曲目   

セットリストが不完全の為『ライブ』として表示されているものは正しくない可能性があります。

ハンドルネームレビュー
ねむ最初に聴いたときは「何?このアタリマエな文章を歌詞にしたようなのは??」と思っていたのが最近変わってきた。これは平成の中也であり、啄木だ。
あきらら実家から大学のアパートへと帰る途中に車の中で聞いてたら涙がでてきた。「俺も帰ろう遠回りして・・」そこ本当に泣きまくった・・エレカシの中で一番感動する曲です。
以前ライブでこの曲の中盤に宮本さんが突然涙した時のことをいまだ忘れられません。秋~冬の寒い夜道を1人歩いていると、自然とこの曲を口ずさんでいる自分がいます。
はるもマイベストソング。特別なことを言ってる訳でもないのに何なんだこの叙情性は!メッセージがある訳でもなく感動させようとしてる訳でもなく、それでもただ、ただ名曲なのです。このアルバムが『道』で終わってるのとこの曲で終わってるのでは全くイメージが違ってくるだろうなあ。なんか「静をもって動を収める」みたいな。
普請虫老成をして鳴らしたエピック時代のエレファントカシマシ。その粋(すい)とも呼べる一曲がこの【寒き夜】である。題材はまったき平凡な日常である。火鉢と古地図がある光景をのぞけば、誰にでもある冬の一日であるが、その小さき世界の大きさ。枕元の読み途中の本の山、タバコを切らして外へ出ればちんちんに冷えた真冬の空気。手を袖口にすぼめながら早足に町へ出る。そして、家へと帰り着くと、ふるさとのようにわれに親しい。暖房器具に火を入れ、ようよう温かくなるところへかじかんだ両手をかざす。これがバラードのなかに歌われることの感涙。短き一編の叙情。寒き夜に親しきものは我が家なりけり。我が家とは故郷であり、また恋人であり、家族であり、故国であり、誰もが帰る場所の謂いにちがいない。
ろくたろう我が家の幼い息子が、寒い夜に突然「寒き夜」を歌い出しました。アルバムの「奴隷天国」が無いので、たまにYouTubeの動画で流していたのを、聴いているうちに覚えたみたいです。息子にこの歌を歌わせたものは、ゆっくりした心地よいメロディーと子供にも理解できる解りやすい歌詞でしょう。私もこの曲が大好き。息子が歌っているのを聴いて嬉しくなりました。
金があればいい聞いた後2,3分は身動きが取れません。余韻に浸ってしまいます。
珍奇男遅ればせながら、この曲はあまりにも好きすぎてレビューをできませんでしたが、宮本さんの人柄がよく表れていて、ますますその魅力の虜になってしまいそうな、それぐらいの素晴らしい名曲だと思います。後半、曲がどんどん盛り上がっていき、泣きそうに歌う宮本さんがいじらしい。あの「道」の後だけに、感情の坩堝のような人だと思いました。

一番上へ