エレファントカシマシDB 2004/11/25(木) 名古屋E.L.L. ピロさんのライブレポート

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ピロさん

名古屋大須ELLは、『ライヴをやり、見る』場所だ。
パーティーライヴなどはやりにくい。
中は、2階まで吹き抜けになっていて黒で統一されている。
特有のライヴハウスの匂い的な物があまり感じない。
クラブクワトロみたいに、周りを360度どこを見渡しても雰囲気に浸れる場所では
なく、
ただ、圧倒的な照明があり、ステージがある。
お客とミュージシャンの一騎打ちの場所。
良く言えば、余分なものを極力排除した表現者の為のライヴハウスだと僕は思ってい
る。

表現したいものが無い、目的の無いミュージシャンをココで見ると、無惨にも露骨に
さらけ出されてしまう。
僕ら、ステージに上がる側の人間としては、何とも試練の場所なのだ。

エレファントカシマシ。
彼らは始まり前の20分、SEまで排除した。(SE=開始直前まで流れている音
楽)
開始まで音楽無し。聞こえるのお客のざわめきだけ。
これはびびる。これから見るもの聞くもの、生粋にエレカシのみ。
ELLは純粋にエレファントカシマシだけを楽しむ場所へ。
余分なものは何一つ要らない。無い。

始まる前に、お客であるこっちが緊張しているのだ!なんだこれは(笑)すこぶる気
持ちが高ぶる。

1曲目は『一万回目の旅のはじまり』
DVD『扉の向こう』で、、血管浮き上がらせマイクをガッチリ握って凄い形相でレ
コーディングしていたあの曲である。
吠える吠える!!もう滅多打ち。涙腺が緩みます。初っ端からレッドゾーン突入。
2曲目『パワーインザワールド』で、宮本が俺等に問い掛ける。
『何度目の悲しみだー!?』『何度目の憎しみだー!?』『何度目の喜びだ!
?』『何度目のライヴだ!?』(笑)
ヤバかった。
そして、レッドゾーンさえ、超えてしまうのが宮本なのであった。どこなんでしょう
ココは。

そして、曲は進み、
ギターソロ中に石君のシャツのボタンをはずし、あらわになった右乳首を渾身の力で
つまんだまま、ステージの中央まで引っ張る宮本。
苦悶の表情を浮かべながらも、必死にソロを弾く石君の顔が忘れられん!!
ソロが終わったら蹴飛ばされて元の立ち位置に戻る石君なのであった。
この日も毎度ながら蹴られたり初っ端からデコビンタくらったりの石君。すごく楽し
そうに覇気の有る演奏してたな。

宮本がギターを弾く時に使っている必要以上にボロボロの椅子の裏に『男』の文字を
見た!!
と、一緒にライヴに行ったクラッツのヒトシンドが言っていたのだけれど確認できな
かった。
ベースアンプにはDVDの通り、『男』の文字が(笑)

俺のまん前に変な奴等がいて、ライヴ中杖を振ったり、タバコ吸ったり(危ねえ
!)。
『奴隷天国やってー』とかウザかった。
それに対して宮本がメンバーに『おい、奴隷天国以外の曲やるぞ』って言ってた。
そして何故か『奴隷天国』のギターイントロが始まり、
『ギターの音が気にいらねえからヤメだ!』と宮本にギターを止められ、急遽『珍奇
男』。
この『珍奇男』がぶち切れてた。いや、全編ぶち切れてるんだけどね。

奴隷天国はこの日、要らなかった。

演奏が終わってもお客は帰らない。皆、多分俺と一緒で興奮してたんだな。

No.曲名回数
1一万回目の旅のはじまり2回目
2パワー・イン・ザ・ワールド2回目
3生命賛歌3回目
4 人間って何だ初!!
5 定め初!!
6 DJ in my life初!!
7 ああ流浪の民よ初!!
8 サラリサラサラリ初!!
9 友達がいるのさ初!!
10 平成理想主義初!!
11 達者であれよ初!!
12クレッシェンド・デミネンド -陽気なる逃亡者たる君へ-2回目
13化ケモノ青年2回目
14俺の道3回目
15 晩秋の一夜初!!
16 デーデ初!!
17珍奇男2回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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