タイバンバンドの関係か、丁度真ん中のいつも足を掛けていらっしゃるアンプの前が空いていた。
で、一番最初にHIGHーNUMBER(エレカシ)登場。
観客から「オオー!」とどよめきが上がった。宮本さん、Tシャツの上に黒のデニム地の羽織物をお召しになっていたのだが、1曲目「理想がどうの、怠け者よ目覚めろ♪」の曲の途中で暑かったのでしょう、脱ぎ捨てていた。
この曲の最後、むずかしい~むずかしい。と後ろを向いてぼやいていらした。
あとは途中で「前はギターを弾いていたんですが、30過ぎて、39なんですけどね。ギター弾くの辞めたんですよ。」
みたいなことをおっしゃてた。
で、ギター弾かないんだ、そーなのか。と思ったら、それから2曲後にはギター弾いて歌ってた。どういう意味だったんだろー。
私が見てた位置は残された人生、これ以上こんなにメンバーに近づける機会はない。と断言出切る程ステージが近かった。
アンプに足を掛けられると自分の体に宮本さんのヒザが当たりそうだったので、のけぞりながら見てた。其の状態で見上げるとあごの裏、歯の裏、鼻の穴とか、見ちゃいけないようなものしか見えず、なんだか恥ずかしく。
仕方ないので視線を落とすと目の前にあるヒザや体や足に目が行き、そうすると触ってみたい、しがみついてみたい!という恐ろしい衝動に駆られて、欲望を抑えるのに必死、理性を保つ為にはキョロキョロするしかなく、非常に疲れたライブとなった。
なので、あんまり憶えていない。特に曲がどうだったとか肝心な事が全く記憶にない。
ライトの光がキョーレツで凄く熱くて石森さんも高緑さんも汗が徐々にポタポタと床に落ち始め、特に石森さんはギターを弾くたびに ボタボタッ と頭に汗をせき止める髪がないので、ギターが水ぶっ掛けたみたいに汗まみれになってた。石森さんと高緑さんの下に汗の水溜りが出来、どんどんデカクなっていった。
宮本さんはフサフサの髪の毛先に汗の雫がいっぱいついてて、それが雨上がりの蜘蛛の巣についた水滴みたいにキラキラ光って珠のように綺麗だった。
演奏終了後、冨永さんが観客にペコリと頭を下げ去っていかれたのが印象深かった。なんて腰が低いんだ。そしてメンバー全員が退場してステージが暗くなった。次のバンドのセッティングタイムだ。宮本さんが1曲目で脱いだデニム地の羽織物。それを拾いに石森さんが何かの動物のように腰を落としてササッと出てきてそれを拾い、ササッと袖にはけて行かれた。宮本さんの指示なのか、自発的なのか・・・石森さん、きっといい人。
とにかく。
私はライブを一番前で観ちゃダメだと思った。変なことしか憶えてないし、ポワワーンとなっちゃって、うわの空だった。そして色んな欲望と戦ってクタクタに疲れたー。
No. | 曲名 | 回数 |
---|---|---|
1 | 理想の朝 | 初!! |
2 | 甘き絶望 | 初!! |
3 | すまねえ魂 | 初!! |
4 | 人生の午後に | 初!! |
5 | 流れ星のやうな人生 | 初!! |
6 | 友達がいるのさ | 初!! |
7 | 悲しみの果て | 初!! |
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