エレファントカシマシDB 2009/05/21(木) ZEPP TOKYO たきさんのライブレポート

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たきさん

 整理券は300番台でまあまあで、3列目くらいに立てそうだったから、いつもなら絶対前に行くのだが、今回は、去年のJCBホールで目の前に背の高い男性が開演直前にすべりこんできて、結局宮本さんがあんまり見えなかったときのフラストレーションを思い出し、前から2つ目のバーの後ろ(右側)に立った。そして1時間、やっぱり前に行っときゃよかったかしらと後悔していたけれど、開演になって、目の前がすっとすいて、宮本さんがずっと見えていて、結構まわりにも空間があるわりといい位置だったことがわかった。よかった。

 ツアーはセットリストもレポートも見ないようにしていたので、曲目は知らなかった。だから……宮本さんが「Blue Days」と言ったときには、「!!!!!!!」と声なく叫んでいた。涙が出た。なぜ、私の聞きたかった曲(それも自分では意識していなかった)を、いつも選んでくれるんだろうと思う。

 今回、すごくリズムがよかった気がした。もしかすると、目の前にヒラマさんがいて、そのギターを弾くところが目に入っていたので、それでリズムがいいと感じられたのかもしれないし、実際いつもよりもよかったのかもしれないし、音の関係でそう感じたのかもしれないし、単に私の感じ方が変化したせいかもしれない。

 あと、宮本さんの声が、いつも以上に元気でエネルギーにあふれているように思った。

 それから、まわりの観客が気に障らなかった(いつも気に障ってたのか?)。立つ位置が違うからなのか。

 ライブ後半、宮本さんのMCに反応して、自然に笑えた。笑ってもいい雰囲気だった。

 「Sky is Blue」のスライドギターはCD以上にかっこよい。目の前で見ていると、なんか、こう、セクシーだ。いやそれは「星の砂」だったか(笑)。「おかみさん」つくづくかっこいい曲だ。「Players」のインタビューによればレッドツェッペリンに勝手にあこがれた結果というギターソロ、かっこいいです。高校生、17歳の頃、京浜東北線で学ランで学校に通っていて、歌詞を書いて……という話の最後に曲名を言うまでどの曲かわからなかった「BLUE DAYS」は、この曲をやってくれているという衝撃で頭がぐるぐるしていて曲の前半あんまり聞けていなかった。今日はちゃんと聞くぞ。「まぬけなJonny」、好きな曲なので嬉しい。「さよならパーティー」。MC、細かい言葉を忘れてしまったけど、背中を押したくて作った曲というような言葉に感動した。「悲しみの果て」。曲名を言ったらまわりの観客が喜んでた。「コーヒーを飲もう」の後に「二人で」って言わないと思ったらなんだかすごく声が伸びていた。いい悲しみの果てだった。「絆」6人の演奏だけでの「絆」は初めて。ピアノとヒラマさんのアコギ(だったと思う)とドラムが刻む音(べースは聞き損ねたのだろう、記憶にない)に宮本さんの声、すごくいい。「ネヴァーエンディングストーリー」、美しいメロディー。CDよりも力強い。「ジョニーの彷徨」、バンドだとCDと違う。どう違うのか言葉では書きづらいが。「暑中見舞‐憂鬱な午後‐」、「ニューヨークで録音したけど意外にジャパニーズロック(言葉は違った気がする)」とのMC。「リッスントゥザミュージック」、ほぼいつも通り説明の後、「へそ曲がりの未来地図は、尽きない、尽きない思い、そうだよな?」と観客に。宮本さんがアコギ。これもよかった。「It's my life」「石君!」と言う声で石君のギター。宮本さんはタンバリン。舞台上、楽しそう。観客ものりのり。「笑顔の未来へ」。この曲を最初に聴いたときの違和感、今はもうまったく感じない。「あの風のように」CDよりも自然で普通の曲に聞こえた。最後の台詞部分も普通に、歌と不可分のものとして。「ハナウタ」。「ここにいる人のほとんどがたぶん……自信作です」(CMで流れてるから知っててくれてるだろう、っていう意味かな?)「桜の花、舞い上がる道を」若い頃は桜に背を向けていた(上野の山はまだ参加したいと言ってるからいいけど夢のちまたでは完全に背を向けて)けど、今は桜でもなんでもどーんと来い(言いまわし覚えてないがここで笑いが)。「Flyer」トミさんのドラム。「新しい季節へキミと」勢いのあるいい曲だと感じた。

 いったんメンバーがひっこんだ後、アンコールを求める拍手が、リズムがそのままでずーっと続いていた。いつもは、みんなのリズムが合ったかと思うとばらばらになり、またあったかと思うと……って感じだったのに、今回のこういうのは初めてだと思う。

 白シャツで現れた宮本さん。歓声に応えて「Yeah!」とやった後、「結構恥ずかしいんだよ」。「今宵の月のように」の説明。(ライブの最初の方で、はじめてエレカシのライブに来た人に手を挙げてもらってたので、その)「230人くらい」のための説明ということで、いつもの、ドラマの主題歌で流れてっていう説明をやってたけど、今回笑い声が起きなかったからか「今回説明下手だったかな」。観客の歓声。「今宵の月のように」声に勢い。それでも、ちょっと待て、そう簡単にはいかない(というようなことを言って)、「so many people」。観客すごくのってる。「to you」。宮本さんがコードを忘れたのか、成ちゃんたちと話した後に、やり直し。「ごめんよ。このツアーで初めてやったのに」MCをちょっとだけ詳しくして、やり直した。最後に、「俺たちの明日」。

 後半から、私は結構ふらふらしていたが、もう、ひたすら、よいライブだった。しみじみっていうよりも、前半はぐぉーって感じで、後半は楽しい、エネルギーを感じる、ライブでした。

No.曲名回数
1 Sky is blue初!!
2星の砂3回目
3 おかみさん初!!
4 BLUE DAYS初!!
5まぬけなJohnny6回目
6さよならパーティー13回目
7悲しみの果て20回目
82回目
9 ネヴァーエンディングストーリー初!!
10 ジョニーの彷徨初!!
11 暑中見舞-憂鬱な午後-初!!
12リッスントゥザミュージック9回目
13It’s my life4回目
14笑顔の未来へ19回目
15 あの風のように初!!
16ハナウタ~遠い昔からの物語~2回目
17桜の花、舞い上がる道を12回目
18FLYER11回目
19新しい季節へキミと9回目
20今宵の月のように21回目
21so many people8回目
22to you2回目
23俺たちの明日21回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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