エレファントカシマシDB 2009/05/22(金) ZEPP TOKYO たきさんのライブレポート

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たきさん

 日がたってだんだん面倒になってきてしまいました。武道館はこういうふうにしていたら結局書けずに終わりましたので、こちらはなんとか書いておこう。

 ところで、この間パンフレットの歌詞のところをぼんやり見ていたら、おかみさんが取り込んでいたのは布団であって「浴衣」ではないとやっと気付きました。「ゆかたとりこむ」だと思い込んでいました。浴衣の柄まで想像し、2100年にも浴衣着てるのね、さすが宮本さん、すごい想像力、和風だわ、と感心してたのに。

 整理番号は1470番。当然バーの後ろは全滅だったので、後ろでも前でもきついのは同じ、どうせなら前へ! と一番前のスペースに並ぶ。成ちゃん側の端、前から5列目付近。実は5時間くらいしか寝られずに寝不足で、前夜の疲労も残り、頭は朦朧としかかっていた。一人で立っていたので暇。仕方がないので数を数えることにした。まずは1から100まで。携帯電話の時計を見ると、約2分半かかっていた。そのまま数え続けるよりも、数え終わったときに開演の7時が来るように逆から数えようと計算したら数えるべき数は2000。で、2000から逆向きに数え始めたら、なんだか西暦を遡っている気分になった。自分が過ごしてきた年やら自分が生まれた歳やら宮本さんが生まれた歳、戦争に明治維新……でも江戸時代はよくわからないので1800で止めて、こんどは2000からおかみさんの2100年までを数えることに。しかし、数えていたら、時が過ぎ去るのがあまりにも早くて、きっと自分もすぐ死んじゃうし、みんな死んじゃうし……と思ってだんだん憂鬱になってきた。

 7時をだいぶ過ぎ、「ジョニーの彷徨」のイントロと共にばらばらとメンバーが出てきた。ほかの音楽もいろいろ混ざる中、「こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい」に突入。これ、よかった。この後、前夜とはうってかわってMCなしでライブが進んだ。今、セットリストを見ているけれども、やっぱり一週間たつとだいぶ忘れてしまっている。

 「ネヴァーエンディングストーリー」がとても美しかったのは憶えている。最後の、歌とピアノとギター。

 「あの風のように」。「氷が融けて流れていくその瞬間、1、2、3、で目覚めはじけてオーライ」って歌詞を言って始めたのは2日目だったっけ? 途中で蔦谷さんの前あたりで転んだが、すぐ立ち上がって何事もなかったように歌っていた。曲が終わって、前の方の誰かが「大丈夫?」と言ったのに答えて「おまえが大丈夫か!(軽く怒ってる)」。その方は「大丈夫~」と答えてらした。宮本さんはご自分が転んだのを忘れてて、それについて心配されていると認識していなかったのかもしれない。

 「ハナウタ~遠い昔からの物語~」の前のMCで、宮本さんがこの曲の説明をして、最後に、人が大勢いるので(こんな感じの説明で)というようなことを付け加えたのだが、それがなにか可笑しく感じて(今書くとぜんぜん可笑しくないんだけど)、つい笑ってしまった。笑ったのは私だけではなかったが、宮本さんは「何も可笑しくない」とぴしり。すすすすすみません……。その後宮本さんはふつうに機嫌良く歌っていたが、私はショックでせっかくの「ハナウタ」が耳に入りませんでした。次の「ジョニーの彷徨」では、そんな気にすることでもあるまい、と回復しましたが。

 「ジョニーの彷徨」すばらしい。これは2日目がよかったです。

 あとはアンコールの「太陽の季節」。これ好きなんだ~。ほんとに嬉しかったです。「Sky is Blue」と同じことを別の言い方ですでに歌っていたことを発見して「小躍りした」っておっしゃってました。前に「太陽の季節」をライブでなさったときは、たしか「翳り行く部屋」と同じテーマって言ってて少々意味不明だった記憶があります。「奴隷天国」が廃盤になってるので復活させてほしいとおっしゃっていました。「今宵の月のように」を歌う前に、同じ「奴隷天国」に入っている曲(なんの曲か忘れてましたが、別の方のレポートを見たら「絶交の歌」だったよう)の最初の節を弾き語り、「今宵の月のように」とこの曲も同じテーマというようなことをおっしゃっていたような(うろ覚え)。「歌ってください!」と叫んでみましたが、にやっと笑って何かおっしゃって(これも、他の方のレポートによれば「できねんだよ」)、「今宵」へと。

 「俺たちの明日」。もう終わる雰囲気だったので、終わっちゃうのか~と、とても残念に思っていたら、宮本さんも観客の気配を察したのか、後ろを振り向いてメンバーに合図して「ファイティングマン」を。すばらしかった。

その他

 どこでだったか、メンバー紹介のときに、まず蔦谷さんの紹介の文句を考えながらふらふらとステージ前方に出ていらして、その前にいた私を含むファンたちがざわざわっとして、どなたかが「***宮本さん、***(聞き取れなかった)」とうわずった声で口走り、宮本さんが「ええっ?」とものすごくびっくりされていた。(宮本さんも寝不足なんだろうかと、寝不足の私は思った。)ヒラマさんの紹介は、「成ちゃんの渋い話をにこにこして聞いている、十歳しか歳は違わないけど、なんてかわいいやつなんだ!」。

 今日は石君とふたりで、重い荷物をかかえてゆりかもめに乗ってきたとのこと。会場ざわざわ。ゆりかもめは初めて乗ったそう。
 
 フェンダーのストラト。石君のギターだけれど音がいいので借りてて、もう自分のものにしてしまっている。何年の?と石君に聞いて、石君が答え、「つまんなくてごめんなさい」と観客に言っていた。このギターについては昔石君がジャパンのコラムで書いていて、石君の所有物のはずなのに、蔦谷さんもチャボさんも、宮本さんのギターって言ってて、あれ~?と思っていた。やっぱり、そういうことでしたか。

No.曲名回数
1こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい8回目
2悲しみの果て21回目
3新しい季節へキミと10回目
4今はここが真ん中さ!12回目
5おかみさん2回目
6BLUE DAYS2回目
7まぬけなJohnny7回目
8さよならパーティー14回目
93回目
10ネヴァーエンディングストーリー2回目
11桜の花、舞い上がる道を13回目
12あの風のように2回目
13ハナウタ~遠い昔からの物語~3回目
14ジョニーの彷徨2回目
15ガストロンジャー20回目
16to you3回目
17笑顔の未来へ20回目
18Sky is blue2回目
19太陽の季節2回目
20今宵の月のように22回目
21FLYER12回目
22俺たちの明日22回目
23ファイティングマン7回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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