エレファントカシマシDB 2010/07/17(土) 日比谷野外大音楽堂 Ayuさんのライブレポート

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Ayuさん

今年ははじめてリハを聴きに行きました。暑い中、大勢の方が。
メンバーの「おはよう こんにちは」のリハ演奏が始まる頃には雲が出てきて少し過ごしやすくなる。
今年も場内に入れない人もたくさんいた事と思いますが、入れる人も入れない人も、
みんなニコニコとコンサートが楽しみでたまらないといった様子。私も含め。この空気だけでもう、浮き浮きしてしまう。
入場して、立ち見席は人がぎゅうぎゅうでかなりの熱さに。

”おはようこんにちは”から本番スタート!
続いて攻撃的な”ドビッシャー男”。お腹のそこからはき出すような声、演奏に圧倒される。
そして”ファイティングマン”。

”うつらうつら”は出だしの小さなピアノのみをバックにした宮本さんの歌にほれぼれ。
一昨年、初めて行った野音が思い出されました。
私がファンになった一端は野音の“うつらうつら”だったんだよなあ…。

続いて”too fine life”!この曲、聴きたいと切望していました!嬉しい!!野音にとても映える曲だと思います。

”シャララ”は「日比谷でシャララ」「昨日は楽しかったねシャララ」「やっぱりそうでもなかったシャララ」…
などと歌ってくれて楽しかった。いいなあー。宮本さんのこの感じがすごく好きなんだ。

この辺りで、もう宮本さんの白シャツは汗だく!他のメンバーも顔をぬぐったり。
客席ですら暑いのに、ライトのあたるステージ上はかなり暑そう。

ヘビーな”道”につづいて、ものすごいかっこいいイントロ、
聴いたことがないメロディーに新曲かな?と思ったら、"人間って何だ"じゃないですか!
石森さん・宮本さんのプチギター対決になってました。
全体を通してベースの格好良さが印象にのこる。
CDよりもビターな本日の演奏は、またちがった格好良さがありあました。うなるようなメロディー。

”星の砂”はリハの時、「ほーしーの砂!」を宮本さんじゃない人が歌ってる…
石森さんかなーと思っていたら、本番でも石森さんの力強いコーラスが!
ROCKS TOKYO時の"BLUE DAYS"といい、石森さんのコーラス力強くて好きです。

ここで白シャツをバッと脱ぐので、びっくりした。黒Tシャツにお着替え。
今回のグッズのシガレットTだった様子。「きゃー!」と声があがりましたね!

宮本さんのギターから始めた”パワー・イン・ザ・ワールド”。
この後の”生命賛歌”共々、歌詞がかなり飛んでいたけど、それを補ってあまりある、いい演奏だった。
特に石森さん、富永さん、高緑さんの演奏が力強く、がっちり宮本さんを支えている印象。

長めのMCが入る。MC途中で「長いですか?」と宮本さん。
「大丈夫ー!」とお客さんから声がかかると、「じゃあ話さ○×△!」と宮本さん。
後で放送を確認しても聞き取れず…。会場では「じゃあ、話さねえぞ!」と言ったかなと思った。
過去の特に20代の頃の怒った時を彷彿とさせて、DVDのライフツアーファイナルの
「じゃあお前が盛り上げろ!」とかも一瞬思い出して、思わずどきっ。
最近ライブでは機嫌がよい雰囲気だっただけど、まだまだ、そんな尖った部分が全然残ってるのか!はっとした。

”月夜の散歩”、”武蔵野”。ふと見上げると、野音の隣のビルが目に入る。
なんだか『傷ついた男の背中』に見えました。この辺りから、日が沈み始める。
空は雲が切れてきれいなピンクから青のグラデーション。風も出てきて、過ごしやすくなってきた。
更にあたりは暗くなり…心地よいいい風が吹く中、”幸せよ、この指にとまれ”

メンバー紹介。「帽子を通気性のいいやつに変えました」と宮本さん。
そしたら帽子をちょこっと持ち上げ、挨拶する高緑さん。

続く”友達がいるのさ”では靴をぽいっと脱いで靴下で
「歩くのはいぜー!スキップもいいぜー!」とスキップする宮本さんは少年のようでした。
ライブ開始直後と比べて、曲を消化するにつれ、宮本さんはどんどん若返っていくようで、
中盤以降では少年の様に見える瞬間が何度もあった。録画したテレビのアップを見ても、なおそんな印象。驚いた。

”赤き空よ!”そして、新曲!タイトルは”歩く男”だそう。

「月に無理矢理感動して…ほんとは全然そんなこと思ってないんだけど、無理矢理感動して作った曲です。」
とのMCから”月の夜”。なんだかすごく胸に迫ってくる声だった。ちょっとうるっとしてしまった。
”月夜の散歩”前のMCあたりから、宮本さんの、不安定な、危うさを感じる気質が
ひしひしと感じられてしまって、特に”月の夜”のMC〜演奏はそんな感じが…。
近頃とっても安定しているように見受けられたので、
まだまだ、安定しないんだなーと思ったら、なにか、胸にこみ上げる感じでした。

そんな後の”ハナウタ~遠い昔からの物語~”だったから、
なんとなくいつものハッピー感のない、新境地のハナウタに聞こえた。
実際若干いつもよりテンポが抑えめで、宮本さんは低く構えて、絞り出すようにヘビーに歌っていた。と思う。

”FLYER”、”ガストロンジャー”で息もつかせぬ攻勢。
そしてアンコール。ふと見上げると、月が出ていた。空をすごい早さで雲が流れていく。
かなり攻撃的な”珍奇男”。”baby自転車”、”悲しみの果て”でちょっとほっとして、続いて激しい”花男”、”デーデ”。
”花男”では出だしのカウントをやり直しさせる宮本さん。”デーデ”共々、宮本さんのパフォーマンスは焦燥感、苛立ちさえ感じさせる激しさ。
宮本さんの厳しいテンポの指示が入る。メンバーもさすが、それに何とか応じる。
宮本さんを力強く支えるメンバーの図を改めて強く感じさせられた。
どなたかレポに「苛立てば苛立つほどかっこいい。」と書いていましたが、激しく同感。格好良かった。

二回目のアンコールで、2曲目の新曲。
「いつか見た夢を、正夢にしよう。つまり毎日を行け」とてもPOPでキャッチーなメロディ。
サビを一発で覚えてしまった。そして、昨日帰りからずーっと頭に流れてる。
日々よりそってくれる大切な曲になる予感が。

遠目に見てもフラフラになって袖に帰って行く宮本さん。
汗をぬぐいながらもどる他のメンバー。本当にお疲れ様でした。
素敵なステージを今回もありがとうございました。

それにしても、CSノーカット生放送は素晴らしいですね。何度も見てしまう。
録画をみてレポも若干加筆修正してみました。

No.曲名回数
1 おはよう こんにちは初!!
2 ドビッシャー男初!!
3ファイティングマン7回目
4うつらうつら2回目
5 too fine life初!!
6シャララ2回目
7初!!
8 人間って何だ初!!
9星の砂2回目
10パワー・イン・ザ・ワールド2回目
11生命賛歌3回目
12 月夜の散歩初!!
13武蔵野3回目
14幸せよ、この指にとまれ4回目
15友達がいるのさ4回目
16赤き空よ!2回目
17 歩く男初!!
18月の夜2回目
19ハナウタ~遠い昔からの物語~9回目
20FLYER11回目
21ガストロンジャー9回目
22珍奇男6回目
23Baby自転車2回目
24悲しみの果て11回目
25花男2回目
26デーデ4回目
27 いつか見た夢を初!!


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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