2010年8月9日夕刻、東京は丸の内、の天候はくもり時々小粒の雨が舞う。
夕暮れていく皇居を遠目に眺めながら、緊張しながら、会場に向かう。
18:20頃到着、待っている人たちがもうたくさんいるが、それぞれ緊張の面持ち。
緊張のあまりなんとなく2階にいられなくなって3階のAVEDAに入ったところ、ハーブティを頂きほっとしました。
18:34 整理番号30番までのひと、という声が聞こえて慌てて2階に降りる。
年齢層は様々で男女比も4:6くらい、いつものライブを120人に抽出すると、ちょうどこういう風だなあ..と
感じた。本当に無作為に純粋な抽選だったのだろうと思いました。
19:13 自分の番号はかなりギリギリ最後の方で、会場入りしたのはこの時間、会員証提示と生年月日を尋ねられました。
会場に入ると、中央やや上手から大きなクレーンが一台、1階上手下手最後尾にも大きなカメラ2台、2階にもムービーを構えている人がいました。
丹下さんが舞台上で調整中。
初めて入ったコットンクラブの印象は、狭い!!でした。
130人お客さんで、他のスタッフの方たち入れたらもう満席。
PVにありがちなサクラみたいなギャルもいないしギリギリまでお客さんを入れてくれたのだなあ、、と感動した。
ビルボード東京やスイートベイジルよりこじんまりしていて、でも木の茶色がとても落ち着く雰囲気で
あんなに緊張していたのに、座ったらなんとなく落ち着いてきた。
しかしウーロン茶を頂きましたが喉を通らず。
普通のライブハウスのように、センターに舞台があって1階と2階に分かれていた。
けど1と2の高低差は2〜3メートル、ステージは一番後ろからでもゼップの10列目くらい?
こんな場所で生で体験できる有り難さを改めて噛み締め、と同時に自分が1/130人であるという責任感が
改めて湧いて来た。
入り口で頂いた、スペシャルライブのハガキ、場所は恐らく早朝の丸の内、赤信号の向こうに4人が別の方向を向いていて立っている引きの写真だった、とってもかっこいい。
裏を見たらなんと今日のセトリが。
イージー!太陽ギラギラ!!
明日への記憶???
と心の中でいろいろビックリしていると、いつの間にか19:30を過ぎていて
フェイスの方が御挨拶、フェイスの方もちなみに白シャツでした。
だいたい19:37くらいになんと、2階の下手から観客前の通路を通って4人が登場。
宮本さんの第一声は「いえーい」(動作付き)
でも「イエーイ!!!!!」ではなく「いえーい」でした。中の黒のTシャツが可愛らしかったです。
ようこそ、とか少し挨拶があって4人で始まった。
始まって驚いたのがコットンクラブの音の良さ!
ものっすごい音が良かった。
ドラムもベースもギターも、もちろんヴォーカルも、いつもの何倍かくらい深く、クリアに心に響いていた。
4人の音、とってもソリッドで研ぎ澄まされていて素晴らしかった。
エスになると音に広がりや華やかさが加わってそれもとても好きだけど
4人だと、「ロックバンド!!」っていう感じがより濃厚だなあとそんなことを感じました。
悲しみの果ての前に
「久しぶりに4人でやります」
会場が小さいから、カウントがマイクを通さない地声で聞こえて来て、その声に涙が出そうになってしまった。
声がどこまでも伸びてゆく。
2曲終わった後に
「思ったよりみんながリラックスしてくれてて良かった、始める前はこっちも緊張で、いつもはみんなも緊張、それはそれでいいけど、リラックスしてて良かった」
「コットンクラブ、こんな素敵な、タイトな場所でできるのがうれしい」
というようなことを。
太陽ギラギラ
「20才くらいの頃ってさあ」といういつものお話
このカウントもカッコ良かった!すみませんカウントのことばっかりで。
ワンッツッ、ワンツスリフォー、の後に靴でダ、ダ、ダ!っていうのが。
終わったあとに素敵なゲストを紹介、といってツタヤさんとミキオさんが登場
おふたりともとてもうれしそう。笑顔が見えた。
「忙しい中、来てくれて...」
「新曲のPVは前からこういうライブ形式でがいいと思ってて、全員呼ぶのは無理かもしれないけど
でもできたらファンのみんなの前でやりたくて、けどまさかこんな素敵な場所でできるとは」
「みんなおめでとう!!....そして俺もおめでとう」
で始まった
もしも願いが叶うなら
なるほど!
「新曲は野音でも我慢して、我慢して、やらなくて、今回みんなの前で初披露」という言葉に驚く。
イントロなしのヴォーカルとギターではじまる曲。
10秒くらいして、ちょっっと待っっった!!で一旦止めて自分のチューイングをちょっと直してから
仕切り直し
新曲、ものっすごく良かったです。
聞いている途中で涙が出そうになった。
歌詞が良かった。町を見下ろす丘、その後、のような歌詞に私は感じました(違うかもですが)
シグナルのような、そんな世界観、でもやっぱりとっても前向きで光のある方向に向かっている
そんな曲でした。
昇り来る太陽、とかそういう言葉が何回か出て来ました。
後半、ビートルズの...曲名が今出て来ませんが(分かったら書きます)ギターのようなそんなリフが始まって
セリフというか、ラップが始まりました。
深夜5(?)時、孤独な俺を.....チクタク
最後はツタヤさんの美しいピアノの音と宮本さんのヴォーカルで終わりました。
これは!!すごい名曲だ!!少し落ち込んでいたりする深夜にひとりで運転なんかしながら聞いたら
泣けてくるような、そんな曲でした。
その余韻の中、
「蔦谷さんと出会って初めて作った曲です」
笑顔の未来へもとっっても良かった。後半手拍子をお客さんに促してました。
珍奇男
「歌詞がおもしろい」
それ....みんな全員知ってるのでは...??
と思ったら
「ここにいるみんなは知ってると思うけど」といい直していました。
「誰かが〜ぬかした〜私が寄生虫だと〜
どっちがだよ!!」
凄まじい演奏、終わった後にジャケットを脱いでました。
「リラックスして良い珍奇男になりました〜ありがとう〜」というようなことを。
歩く男
「カップリングウィズっていま言わないのか シーダブリュ? B面?」と言いながら
蔦谷さんの方を見て2人でニコってしてました。
「曲を作る時はくる、くる、くるまに乗る事も多いけど電車に乗ったり歩いたり〜」というMC
「制作秘話と思ったけどどうでもいいですね
レコーディングが終わると車に戻っちゃうけど」
いつか聞きたいと思っていたイージー!!
最後の「そ れ が」
っていうのにしびれました。
なんて良い声なのでしょうか。
ジャケットをスタッフの方が持って来て
「PVだから着て下さいっていうので.....」
いつか見た夢を〜も何度か聞いた中でいちばん響きました。
今日はすべての曲が本当にベストアクトで贅沢すぎる!!などと思いました。
どこのタイミングは忘れましたがメンバー紹介でいつもと違ったことは
オンベース高緑成治!!の次に
「安心、安心、安心、安心」
と言ってたことです。
あとちなみに、全曲ライティングも素晴らしく、光が強くなっていく逆光の中の宮本さんは神々しかった。
フライヤーも当然迫力満点、全力が伝わってくる。
最後のファイティングマンでは最初から立ちたくなって仕方なかった。
すごい!!
宮本さんも狭いながらも右へ左へ走る!近い!!!
アンコール この場所での花男 !!
今回一番こころに残ったこと。
「事務所のひとがいろいろ言ってたけど、別にしないでいいから、楽しんでくれたらいいから」
という言葉がとても印象的だった。
...このひとはただ、音楽を伝えたい、まっすぐに届け、
本当にそれだけが、それが全てなんだろうな、
って思った。
すごい事だ。
20年以上いろいろありつつもずっと第一線で戦って来て、ただずっとそれだけを思って。
このバンドを好きで良かった、これから、どんなメロディやリズムを届けてくれるんだろう。
これからも右往左往したり、いろいろあるかもしれないけど、でもずっと輝きを求めていけるよう
私たちファンも、全力で応えていかなければ!!
....と思ってたら、まさにそれっていつもいつもエレカシが歌っている事ですね、あーなるほどなあ....
という最後は妙に納得。
そしてこのスペシャルライブの感想(報告?)も終わります。
ちなみに新曲は、一般人がカラオケなんかでは歌えない、天下のヴォーカリスト宮本さんにしか歌えない曲でそれが良かった。
こんなライブを見せてくれて、スペシャ大トリへの期待感がますます高まった。
No. | 曲名 | 回数 |
---|---|---|
1 | 夢を見ようぜ | 初!! |
2 | 悲しみの果て | 20回目 |
3 | 太陽ギラギラ | 初!! |
4 | もしも願いが叶うなら | 初!! |
5 | 明日への記憶 | 初!! |
6 | 笑顔の未来へ | 16回目 |
7 | 珍奇男 | 11回目 |
8 | 歩く男 | 3回目 |
9 | いつか見た夢を | 4回目 |
10 | イージー | 初!! |
11 | FLYER | 20回目 |
12 | ファイティングマン | 14回目 |
13 | 花男 | 4回目 |
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