エレファントカシマシDB 2010/11/20(土) ZEPP TOKYO トルツメさんのライブレポート

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トルツメさん

格好いいッス。歌すごいッス。喉が絶好調で、少し乾いていて金属みたいな魅力的な声だった。2桁台の整理番号で結構前の方に行けたのに位置が悪くてステージがほとんど見えなかった。仕方がないので演奏と歌に集中。

一曲目、「脱コミュニケーション」。ドスンと重い演奏を覆ってしまう声量。「新しい季節へキミと」も歌が…とにかくすごい。例によって初っ端から飛ばしまくる。バンドもお客さんもあまり緊張してなくて、いい意味でラフな雰囲気だと思った

印象的なイントロで歓声が上がった「俺の道」。“はえーなあ、もうZEPPの日か。行くかエビバデ!”あれ、宮本さんギター弾いてるのかな?石君かな?見えなくてもどかしい。

「今はここが真ん中さ!」。始まる感じがする曲。蔦谷さんがいないから「moonlight magic」やらなかったのかな。

「始まりはいつも」は初めて聴く。シャウトがエフェクトでこだましていた。既に5曲目なのにまだ始まりなんだ。

「good morning」。免許取ったばかりの頃に作った曲とかなんとか。中盤突然“レッツドラーイブ!!!”で宮本さんがドライブに連れて行ってくれた。ギンギンのエレキと、闇の中で激しく光が点滅するストロボライト。スピードが増していく。
“ひゃくごじゅっきろーー!”
“ひゃくろくじゅっきろーー!”



“にひゃっきろーーー!”



“さんびゃっきろーーーーー!!!”
新幹線じゃん、と心の中で笑う。見えないから変に冷静。

「悲しみの果て」、プラチナみたいにしなやかな声だった。ぞくぅっ。

「彼女は買い物の帰り道」、「幸せよ、この指にとまれ」、「明日への記憶」。このしんどい楽曲群を最後までビシッと歌う。

2010年日比谷野音の「人間って何だ」のイントロで始まり、途中から「歩く男」のイントロに変わったと思う。なんだったんだろう。ドラムがすごかった…。この歌にしてこのドラムあり。

「星の砂」、タテノリでチラチラ見えるコーラス石君の顔が真っ赤だった。

“おれのこころに ひーをともっすぅ!”で客席から悲鳴が聞こえた「旅」。来た。分かる。格好いい。この曲だけは見えなくて心底悔しかった。歯切れの良いヴォーカリングがやや乱れ始める。どうだっていいか。

間をあけず「いつか見た夢を」、「さよならパーティー」、「so many people」。ちょっと休んでくださいと本気で思い始める。大きなお世話か。

本編最後「男は行く」。おそらく、成ちゃんに“遠慮すんなよもっと行け”と。なぜかここに来てさらに増す声量、炸裂するヴォーカル魂。ファンで良かった、今日ここに来て良かった、と思う瞬間の一つ。

アンコールでアルバム「エレファントカシマシ」から「習わぬ経を読む男」。これも今日ここに来て良かった、と思う瞬間の一つ。

ステージ上でなにやら繰り広げられて、時折客席から笑いが起こる。

「寒き夜」、出だしのコードが分からず、何回か音程を変えてやり直す。途中も止まってしまった。声が素晴らしく出ていただけに残念でならない。曲が終わってから“練習してなくてごめんよ~”と、謝られた。意外だ。

「ガストロンジャー」、前のめりになった宮本さんが見えた。目が光っている。

“くーだらねーとー”と伸びやかな声で歌いだす。「今宵の月のように」。今日はどことなくフランクな宮本さんで、距離が近かった。不意に声が震えた“ポケットにて~を~”から結局最後まで止まらなかった涙。

センチメンタルになった次の瞬間、「ファイティングマン」でガツンとシメた。


ニューアルバムについて語る。
“自分で言うのもなんだけど、やたらキラキラして好きになりました”
“みんなの無言の圧力をなんとなく感じる”
“レコード会社に「悪魔って何だ」と最初反対された”
“皆に届けようと思って一生懸命作ったのでたくさん聴いてください”

このツアー全部行きたい。

No.曲名回数
1 脱コミュニケーション初!!
2新しい季節へキミと13回目
3俺の道6回目
4今はここが真ん中さ!12回目
5 始まりはいつも初!!
6 good morning初!!
7悲しみの果て21回目
8 彼女は買い物の帰り道初!!
9幸せよ、この指にとまれ5回目
10 明日への記憶初!!
11何度でも立ち上がれ2回目
12歩く男3回目
13星の砂5回目
14初!!
15いつか見た夢を3回目
16さよならパーティー14回目
17so many people8回目
18男は行く3回目
19デーデ7回目
20 習わぬ経を読む男初!!
21 寒き夜初!!
22今宵の月のように19回目
23ガストロンジャー15回目
24ファイティングマン12回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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