“ここまでー、くろう、かさねてきたーーーー”の後の終盤のリズムに乗せて →
おじさーんがおっ、とっ、と、おばさーんがおっ、とっ、と、
おじょうさーんもおっ、とっ、と、おこさーんもおっ、とっ、と
おっとっと、おっとっと、すっとこどっこいおっとっと、すっとこどっこいすっとこどっこい
あんたもおれも、すっとこどっこい、すっとこどっこいとっとっと、とっとっと…………
でええええええ!…………
文字で伝えるのは難しい。いやー、楽しかった。すっとこどっこい言われて喜んでりゃ世話ない。
ライブは回を重ねるごとに進化する。素晴らしいライブだった。“八王子は今日だけだぜエブリバデー”二階と三階のサイドを指差し、“オペラハウスみたいですね、オペラ行ったことないですけど”と。オリンパスホール八王子は新しくてややフォーマル感があり、ホワイエの絨毯は踏んでいい?ってくらいフカフカだった。
1曲目「moonlight magic」、これまで参加した4本のライブすべて声に伸びがあって、サニーさんとの調和が完璧。宮本さん一人でハモっているような心地良さだ。
「おかみさん」、演奏と歌も良かったし、赤青ピンクのライトがゆっくり順々に点いては消えて、余韻が交じり合って雰囲気が出ていた。
「ヨロレイン」もライブごとに違う。スキャット、叫び、ささやき、発する声が全てメロディに相対的。この曲だけではない。ラストの「ガストロンジャー」まで今日は特に濃厚だった。
“あっと驚くような曲を用意してきました”と言っていたが、「東京の空」のイントロは、驚くというより血が沸いた。ほとんどCDと同じに歌うのを身体中で聴いた。最近読んだ荷風の「日和下駄」が頭をよぎる。変わっていく街と変われない己を嘆くのは今も昔も同じ。鳴り止まない拍手。
「赤き空よ!」にイントロが付いて、少し違う曲になっていた。
“ちょっと自慢しちゃうんですけど、バンドを長くやっていると、みんなとなんかこう、ストレートな感じでコンサートをやれるようになってきました。長くやってみるもんだと思いました”
「夜の道」、こんなに情感豊かな歌声が生で聴けるなら何度でも来たい。目を瞑ると情景が浮かぶ。
「悪魔メフィスト」。赤と緑の毒々しいライティングが、“光、闇、縦横上下”からモノトーンに変わるところがめちゃくちゃカッコイイ。
アンコール。“若い人って達観してますね。自分の歌ですけど”で「ひまつぶし人生」。大人になると余計なことを考え過ぎてしまう。若い方が達観しているのかも。やっぱり歌はすごく良かった。
「友達がいるのさ」。ここにきてとにかく声が出ていたのと、動き回っても丁寧に歌う。届く。
全身で表現する歌、歌、歌の嵐。今日も満たされた。
No. | 曲名 | 回数 |
---|---|---|
1 | moonlight magic | 6回目 |
2 | おかみさん | 11回目 |
3 | 脱コミュニケーション | 10回目 |
4 | 悲しみの果て | 29回目 |
5 | 彼女は買い物の帰り道 | 9回目 |
6 | 歩く男 | 11回目 |
7 | 九月の雨 | 5回目 |
8 | 旅 | 10回目 |
9 | いつか見た夢を | 11回目 |
10 | 戦う男 | 初!! |
11 | 珍奇男 | 19回目 |
12 | 東京の空 | 初!! |
13 | 明日への記憶 | 10回目 |
14 | 赤き空よ! | 9回目 |
15 | 夜の道 | 7回目 |
16 | 幸せよ、この指にとまれ | 14回目 |
17 | 朝 | 5回目 |
18 | 悪魔メフィスト | 6回目 |
19 | 地元のダンナ | 6回目 |
20 | ひまつぶし人生 | 初!! |
21 | 友達がいるのさ | 6回目 |
22 | FLYER | 26回目 |
23 | ファイティングマン | 21回目 |
24 | ガストロンジャー | 21回目 |
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