エレファントカシマシDB 2011/06/01(水) オリンパスホール八王子 トルツメさんのライブレポート

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トルツメさん

“ここまでー、くろう、かさねてきたーーーー”の後の終盤のリズムに乗せて →
おじさーんがおっ、とっ、と、おばさーんがおっ、とっ、と、
おじょうさーんもおっ、とっ、と、おこさーんもおっ、とっ、と
おっとっと、おっとっと、すっとこどっこいおっとっと、すっとこどっこいすっとこどっこい
あんたもおれも、すっとこどっこい、すっとこどっこいとっとっと、とっとっと…………
でええええええ!…………
文字で伝えるのは難しい。いやー、楽しかった。すっとこどっこい言われて喜んでりゃ世話ない。

ライブは回を重ねるごとに進化する。素晴らしいライブだった。“八王子は今日だけだぜエブリバデー”二階と三階のサイドを指差し、“オペラハウスみたいですね、オペラ行ったことないですけど”と。オリンパスホール八王子は新しくてややフォーマル感があり、ホワイエの絨毯は踏んでいい?ってくらいフカフカだった。
1曲目「moonlight magic」、これまで参加した4本のライブすべて声に伸びがあって、サニーさんとの調和が完璧。宮本さん一人でハモっているような心地良さだ。
「おかみさん」、演奏と歌も良かったし、赤青ピンクのライトがゆっくり順々に点いては消えて、余韻が交じり合って雰囲気が出ていた。
「ヨロレイン」もライブごとに違う。スキャット、叫び、ささやき、発する声が全てメロディに相対的。この曲だけではない。ラストの「ガストロンジャー」まで今日は特に濃厚だった。
“あっと驚くような曲を用意してきました”と言っていたが、「東京の空」のイントロは、驚くというより血が沸いた。ほとんどCDと同じに歌うのを身体中で聴いた。最近読んだ荷風の「日和下駄」が頭をよぎる。変わっていく街と変われない己を嘆くのは今も昔も同じ。鳴り止まない拍手。
「赤き空よ!」にイントロが付いて、少し違う曲になっていた。
“ちょっと自慢しちゃうんですけど、バンドを長くやっていると、みんなとなんかこう、ストレートな感じでコンサートをやれるようになってきました。長くやってみるもんだと思いました”
「夜の道」、こんなに情感豊かな歌声が生で聴けるなら何度でも来たい。目を瞑ると情景が浮かぶ。
「悪魔メフィスト」。赤と緑の毒々しいライティングが、“光、闇、縦横上下”からモノトーンに変わるところがめちゃくちゃカッコイイ。

アンコール。“若い人って達観してますね。自分の歌ですけど”で「ひまつぶし人生」。大人になると余計なことを考え過ぎてしまう。若い方が達観しているのかも。やっぱり歌はすごく良かった。
「友達がいるのさ」。ここにきてとにかく声が出ていたのと、動き回っても丁寧に歌う。届く。

全身で表現する歌、歌、歌の嵐。今日も満たされた。

No.曲名回数
1moonlight magic6回目
2おかみさん11回目
3脱コミュニケーション10回目
4悲しみの果て29回目
5彼女は買い物の帰り道9回目
6歩く男11回目
7九月の雨5回目
810回目
9いつか見た夢を11回目
10 戦う男初!!
11珍奇男19回目
12 東京の空初!!
13明日への記憶10回目
14赤き空よ!9回目
15夜の道7回目
16幸せよ、この指にとまれ14回目
175回目
18悪魔メフィスト6回目
19地元のダンナ6回目
20 ひまつぶし人生初!!
21友達がいるのさ6回目
22FLYER26回目
23ファイティングマン21回目
24ガストロンジャー21回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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