エレファントカシマシDB 2012/01/06(金) 渋谷公会堂 トルツメさんのライブレポート

一番下へ

トルツメさん

2011年の武道館、ストリングスが加わった「奴隷天国」以来の衝撃。オリジナルにはないホーン隊が加わった「真冬のロマンチック」で鼻血が出るかと思った。“冬です。音楽でもどうですか”“へやはぽーかーぽーかすとおぶ きーきおーぼーえーがあるーぜ(ンパッ、ンパッ、ンパッパパララー)”…どうやって伝えれば…。
その後の「Soul Rescue」もホーン付き。この曲どれだけ聴きたかったか。昇天した後に一旦戻って来てまた昇天させられた。絶好調の声に乗せて、“もっともっと!欲望を!もっともっと!強い愛を!もっともっと、強い!強い!強い!愛を!!!”と、がなりまくる。最後の“(ダダン!)エィ!(ダダン!)エィ!(ダダン!)うええええええい!!!”で、今日はもう元は取ったなあ、などと変なことが頭をよぎった。まだ4曲目だったのか。そんなはずないのに、次の「俺の道」が弱く感じてしまった。
「未来の生命体」、ギターリフでわああああ!みたいな感じになり、その後のMCがあまり頭に入らない。“切ない冬の歌です”「ふたりの冬」。
「リッスントゥザミュージック」。ストリングス入りと共に狂おしく繰り返されるアウトロは、尽きない思い。
「漂う人の性」~「傷だらけの夜明け」~「普通の日々」~「旅」~「笑顔の未来へ」~「俺たちの明日」の流れで、ささくれた心が解かされ、改めて自分自身を見つめ直し、温かく優しく包まれ、頑張ろうぜと励まされ、泣いた。皆きっとそれぞれの想いを抱いてエレカシに会いに来た。なんぼほどの包容力だ。
本編最後は、ステージに向かって左奥のストリングスと右奥のホーンの厚みで、新年の華々しさを背負った「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」。目にも耳にも、体全部で楽しく、間奏のメンバー紹介では自然と手拍子が出る。欲を言えば“ピアノー!”と言って蔦谷さんを紹介して欲しかった。
“1部終了”と言って退場。アンコールと呼ぶには追加演奏の域を超えているエレカシにおいて、1部と2部に分けたらしい。

黒シャツで2部突入。「あの風のように」を聴いていたら、去年のツアーファイナルで宮本さんが言った“音楽って素晴らしいですね”の言葉をふと思い出した。本当に。
思いがけず「FLYER」ばりのロックだった「東京からまんまで宇宙」、成ちゃんが大変そうだったけどかなり好き。ライブで聴くと全然違う。
「絆」が聴けて嬉しかった。終盤だというのに伸びやかな声で歌う。歌い終わった後、“民主党を離党した若い奴らが「きづな」っていう党を結成したなー、つに点々の、真似したわけじゃないだろうけど…いい曲なのに言わなきゃ良かった”…うん。ストリングス退場。
入れ替わりにホーンが入って「パワー・イン・ザ・ワールド」!カッコイイ…。この日のセットリストは、自分にはどストライクだった。

“年が変わると、やっぱり気持ちが改まりますか?”というようなことを言っていた。日々を大切に生きている人は年が明けても、また1日が始まるということに変わりはないのだろう。いつも変わらずに戦い続ける宮本さんを見ると、私も目の前の課題にきちんと向き合わねばと思える。

No.曲名回数
1今はここが真ん中さ!14回目
2女神になって4回目
3真冬のロマンチック2回目
4 soul rescue初!!
5俺の道10回目
6未来の生命体4回目
7 ふたりの冬初!!
8リッスントゥザミュージック15回目
9今をかきならせ2回目
104回目
11明日への記憶14回目
12漂う人の性2回目
13傷だらけの夜明け3回目
14普通の日々3回目
1513回目
16笑顔の未来へ25回目
17俺たちの明日27回目
18あなたのやさしさをオレは何に例えよう2回目
19あの風のように9回目
20 ワインディングロード初!!
21 東京からまんまで宇宙初!!
22新しい季節へキミと19回目
239回目
24パワー・イン・ザ・ワールド5回目
25ガストロンジャー26回目
26ファイティングマン25回目
27悲しみの果て34回目
28花男9回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

一番上へ