題名 | 晩秋の一夜 Google |
ひらがな | ばんしゅうのいちや |
歌いだし |
・・・
単語解析
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ひらがな |
・・・
単語解析 |
作詞 | 宮本浩次 |
作曲 | 宮本浩次 |
編曲 | エレファントカシマシ |
特記 | |
カバー | オリジナル曲 |
リリース順曲番号 | 39 |
リリース会社 | EPIC |
イントロ:BPM | 8秒 : BPM=127 |
『金があればいい』さんの感想 |
この曲は美しい。でも、普通こんな曲は売り出さないだろう。
前半では晩秋の切ない情景を描写し、後半では若い宮本が将来のことを悟っていく。一連の流れがしっかりしている。そして、この曲を引き締めてくれるのがピアノである。言ってしまえば幼稚園児でも弾けるフレーズであるが、それだけに大衆の心をつかむのだ。simple is the best.
ただ後半の5分は、いつも聞くには苦痛であると思うのである。
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『細○』さんの感想 |
気が付けば口ずさんでいます。後半の言葉にならない叫びの連続は、もうどうにでもしてくれと言わんばかりに、胸をかきむしってくれます。仕事終わりの帰り道、「ああ俺は今日も良く働いた」なんて感傷に浸らせてくれます。 |
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『普請虫』さんの感想 |
人生とは「邯鄲一炊の夢」。中国の故事を下敷きにしたであろう歌。人はいずれ死して屍(しかばね)になるのみ。そう知った男の前に広がる余生。何をしても、何を手にしても、それは酔夢のごとく消えゆく。ならばいっそ秋の虫のように、季節のなかに死ぬのが潔さ。そう思いながら、秋を過ぎて生きながらえる虫の音に、哀れを感じながら、我が身の余生の希望を浮かべている。秋を過ぎても死ねぬ虫に主人公はわれを仮託しているのだ。もののあはれ。人生のみじかさ。秋は物思うころを歌った名曲である。 |
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『エレ勝ち』さんの感想 |
あんなバカバンドブーム最盛期にですよ、そう無責任な頑張れソングがヒットチャートを占拠していた時代にですよ、こんな欲呆け坊主も真っ青な人生を達観した曲を書き上げていたわけですよ、エレカシは!当時、高校生の私はですね、この曲を毎日繰り返し聞いて日々を耐え忍んでいたわけですよ!でもねあなた方、そうエレカシ同士のあなた方!!思ったよりもこの曲に思い入れある人少ないんですね・・。 |
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『珍奇男』さんの感想 |
この美しい10分弱にも及ぶ素晴らしい楽曲でこの「生活」というアルバムは幕を閉じる。深い悲しみとともに・・・・・・「過ぎたる月日も若きこの身には惜しくはないけれど残った余生には希望を持とうか」5分弱の演奏と浩次の「ああー」という叫びでこの曲はさびしく儚げに終わるのだ。そして、美しい浩次のピアノも我々の心を穏やかにさせてくれる。しかし、物悲しく響く。「ああ ひとり動かず部屋にいたある秋の夜長に・・・ 」あーあーあああーあー、あーあーああー。 |
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『Tomo』さんの感想 |
生活の後半4曲のうち一番分りづらかった曲だけど、今は一番美しい曲だと思っている。たしかに、キレイな曲ではないかもしれない。でも、キレイな曲なんて普及品としてテレビやラヂヲの電波の中をいくらでも行き渡っている。キレイな曲なんてどんなに頑張っても「とてもキレイ」にしかなれない。哲学がなければ美しくなれない。のだ。10分のうち5分をルルルーという「?」なインプロビゼーションで占めている。最初即興かと思っていたが、逆にうんと練り上げられたフレーズやもしれない。聴くほどわけがわからなくなる。あのお方のなさる事をこうして批評して「私」を曝している行為そのものの情けなさが、あのお方の書く歌詞の内容に近づいている証拠かもしれん。 |
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