題名 | ひまつぶし人生 Google |
ひらがな | ひまつぶしじんせい |
歌いだし |
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単語解析
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ひらがな |
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単語解析 |
作詞 | 宮本浩次 |
作曲 | 宮本浩次 |
編曲 | エレファントカシマシ |
特記 | |
カバー | オリジナル曲 |
リリース順曲番号 | 47 |
リリース会社 | EPIC |
イントロ:BPM | 4秒 : BPM=112 |
『ろくたろう』さんの感想 |
最近、一番再生回数が多いのが、「エレファントカシマシ5」。特に「ひまつぶし人生」は集中して聴いています。このアルバムは、全部、本当にしたい事が出来ない、上手くいかない、見つからない、それなのに生活上必要な事はしていかなきゃならない面倒さ、そして、どうせこれが普通の暮らし方なんだろう、と諦め半分投げやりになっているようなものばかり。だけど私は、その中に癒しを感じて、平和な気持ちになるのです。「ひまつぶし人生」はメロディーにも歌詞にもうららかな幸せをかんじます。エセ平和いいじゃないですか。失恋した若い宮本さんには辛かったと思いますが、この曲はポイント高いです。 |
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『普請虫』さんの感想 |
この歌はほんとうに一筋縄ではいかない内容を含んでいる。いちばんわかりやすいのは、「平和なればこそ。平和なこの世に望むものはない。」と「みんな大好きよ。エセ平和が大好き。俺は大好きさ。エセ平和が大好き。」の部分である。望むものはないは、克己の鬼宮本が口にするセリフではないし、まして「エセ平和が大好き」とは明らかに深意を秘めている気がする。皮肉はある、だが完全に皮肉だけではなく、本心もどこかまじっているという、是非入り交じりの気持ちである。「用が無いのに慌てふためきつれえのなんの。用が無いから働いて疲れたよ。」とは、まったく非凡な歌つむぎである。この歌には歌詞に苦労したあととして、しめきりに間に合わなくて埋められなかったと思われる箇所がある。「ほんのわずかでもいい夢見たき人よ」のあとのハミング部分である。このハミングはコーラスとして利用されているものの、明らかに何かを入れようとして為しえなかった空白がそこに残っている。この歌が先鋭さを込めているのは、「天皇が死んだ」という歌詞にもあらわれている。なにしろ、マスコミ上で天皇を扱うときは「陛下」敬称をつけるのは当たり前であるし、まして「死んだ」という一般人あつかいも問題視されるからだ。いくら一般人の注目が低かったとはいえ、「天皇が死んだ」は放送コードぎりぎりである。しかし、それはおまけのようなことだ。「エセ平和」、「ひまつぶし人生」、「天皇が死んだ」、こうしたするどい表現がひとつの歌の中につまっていることの凄み。今にしてみても、若き日の気概に満ちている。そこがぜんぜん「ひまつぶし人生」ではない。 |
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『はるも』さんの感想 |
なんかビートルズっぽいんだよなぁ、なんとなくだけど。こういう曲調は今まで無かったような気がする。しかしこの人は単純なコード進行にメロディー乗せるの得意だよなあ。で、歌詞なんですけど、子供の頃なんかは学校であったことを家族に報告するとそれなりに反応してくれる訳ですよ、特に母親なんかは。でもそれに満足してるとヤバい訳ですよ、だって彼女らは守ってくれる立場な訳で「がんばったねぇ、えらかったねぇ」と言ってくれる訳ですよ。そこに幸せを求めると内輪の小さな世界だけで終わってしまう訳でそれはそれで幸せなのでしょうがいったん外に目を向けたり自らを省みたりすると何ら大した事はやっていない。虚構の幸せ劇場が演じられている訳ですよ。東芝日曜劇場(まだやってる?)あたりが好きな人には全くピンとこない歌詞でしょう。 |
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『ねむ』さんの感想 |
或る時別のユニットのメンバー(30代)が他のメンバーにむかって「この人生単なる暇つぶしだからさっ」とのたまってるのを聴いて、「あー、自分と同じ考えの奴だな」と思うと同時に、「たしかこういう曲あったな・・」と思い出したのがこれ。そいつがエレカシ聴いてるかどうかは不明だが、そいつ&宮本&自分は果たして「本気で」そう思っているのだろうか。 |
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