普請虫さんの『女神になって』の感想 |
---|
アルバム『ライフ』は前作の『good-morning』とはだいぶおもむきを変えている。それはプロデューサーに小林武史を迎えたこともある。また、作品の大半をニューヨークで制作したこともある。が、それよりも『ライフ』という作品が、エレファントカシマシというバンドの作品ではなく、宮本浩次個人名義として出したほうがより正確なアルバムだからである。ゆえに、バンド・サウンドはなりをひそめて、打ち込みのリズム・トラックとストリングス・アレンジが際だっている。
エレファントカシマシというクレジットではなく、宮本浩次個人名義のアルバムならば、これほどよくできたアルバムもないが、バンド作品としては色が薄いのである。この【女神になって】も、宮本らしい恋歌のひとつであるし、メロディも美しくまとめられている。…が、いかんせんいつものエレカシの音ではない。きれいすぎるのだ。しかも、小林武史のアレンジを徹底するために、ほかの3人の個性が死んでいる。音はきらきらして美しいのに、バックの3人はまるで借りてきたスタジオミュージシャンのようである。これをエレカシらしく組み替えると、【ハロー人生!!】ができあがる。つまり、『ライフ』をエレカシ文脈で描き直すと『俺の道』になるのだ。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2009/11/22 (日) |
Entry Date:2009/11/22 (日) |
珍奇男さんの『女神になって』の感想 |
---|
おお!これはかっこいい。このアルバムに収められている曲は、静かで綺麗な美しい曲が多いんですが、この曲だけは、前作「good morning」みたいなつくりかたをしてて、非常にロック色が強いですね。これは小林さんではなく、ほとんど宮本さんのアレンジなんでしょうかね。でもキーボードが前に押し出されている点は小林さんの影響もあるんでしょうね。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2004/04/08 (木) |
Entry Date:2004/04/08 (木) |