つかささんの『翳りゆく部屋』の感想 |
---|
昔、荒井由実のベスト盤で聴いたことがありましたが、すごい詩だなと思っていました。でも、この曲がこんなにいい曲だったんだって、エレカシバージョンを聴いてあらためて思いました。もちろん、ユーミンにはユーミンの良さがありますが、私は、このエレカシの「翳りゆく部屋」のほうが好きです。なんてったって、宮本さんの声が素晴らしい!「(どんな運命)が~」の声の出し方、完璧なんじゃないでしょうか? |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2008/02/11 (月) |
Entry Date:2008/02/11 (月) |
あい。。。さんの『翳りゆく部屋』の感想 |
---|
この曲は、このアルバムに入れる事を最後まで渋っていたらしいが入れて正解だと思う。このアルバムの曲にとても影響していると思うから。宮本さんのこの曲に対する憧れ具合を強く感じる。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2008/02/03 (日) |
Entry Date:2008/02/03 (日) |
普請虫さんの『翳りゆく部屋』の感想 |
---|
エレカシ史上初のカバーソングである。宮本浩次もバンドのメンバーも、アルバム制作当初にはこの楽曲をカバーソングとしてCDに刻むとは、思いもしなかっただろう。…というのは、プロモーションのインタビューや対談で、2007年野音でカバーしたときに予想以上の反響があって録音をしてみた、と言っているからだ。宮本のなかでは収録ありきではなく、アルバム制作をもりあげるための研鑽の楽曲としてこの歌を録音して見たような気がする。つまり意識としてはOUT TRACKになるだろう録音(そのうちにベストや編集盤におさまるかもしれないもの)、と考えていたような節がある。 ただ、あまりにもこのカバーはすばらしい。外すには惜しい出来映えである。だから、今回このアルバムに収められて、多くの人の耳に触れる機会をつくったことに喝采したい。 荒井由実の楽曲のがっちりした世界、それを壊すことなく、しかし女歌から男歌に転じている印象を強く受けた。人生におけるある<耀き>を失った女性の心象風景。どうあがいても帰らない<過去>。それを宮本の太い声で表現すると、たんに恋愛のそれではなく、失われたものへのノスタルジーと、すべてのものは経年に老いて色を失うという「寂滅」の諦観がある。 それを思えば、「昔の侍」を近しく置く。また、失われた恋愛への回顧、青春への郷愁ということでは、「さらば青春」がほど近い。 はじめてのカバーであり、バンドのもつ色合いとはやや異なるライターの作品だが、言葉や世界観を静かに感じれば、違和感なく受け入れられる。このカバーの成功を思うと、いつかカバーアルバムという力業にも挑戦して欲しくなるのが、人情ではないか。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2008/02/02 (土) |
Entry Date:2008/02/02 (土) |