ろくたろうさんの『I don’t know たゆまずに』の感想 |
---|
この方は、つくづく真面目で利口な方だなと思います。行き詰ったときや、挫けそうになったときを原点にして、そこから地道なスタートを切ろうとしている。まさにお手本にしたい素敵な人生の先生です。キレやすく激しい性格の裏に持っているまた別の地道な性格が、三十代の終わりにしてとても素直に表現されているように思います。思えば二十代の頃から曲作り、すなわち生き方を模索しているようでしたね。そして行き詰ったときでも、ふさわしく生きられればいい、つつましく生きられればいいと、自然に気持ちを切り換えて、上手に心の窮地を乗り越えているようでした。意外と器用さのある人だと思います。話をこの曲に戻すと、パッとしない現状は現状として置いといて、目の前の生活を一歩一歩着実に進める。本当にそれが一番、それしかありえません。又教えてもらいました。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2009/07/10 (金) |
Entry Date:2009/07/10 (金) |
桃さんの『I don’t know たゆまずに』の感想 |
---|
アルバムの中で一番大好きな曲です。歌いだしからああいうメロディから始まってしまうところが宮本さんらしいです。改めて音楽性の幅の広さを感じました。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2006/10/10 (火) |
Entry Date:2006/10/10 (火) |
kazunoriさんの『I don’t know たゆまずに』の感想 |
---|
書き込み数は少ないけど僕はこの曲が今回のアルバムの中で一番好きかな。おとぎの国のくだりは最高!!!エレカシの曲は飽きない、そんなアーティストは他にいない。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2006/06/25 (日) |
Entry Date:2006/06/25 (日) |
普請虫さんの『I don’t know たゆまずに』の感想 |
---|
エレファントカシマシというバンドは出すアルバム1枚1枚によって、これでもかというほどの変化をくりかえし、そのさまざまな様相を見せるが、近作のここ数枚における変化はすごい。本人たちは中年の自覚を口にして、「ふつう」に収りながら歩むべしと掲げるが、どうしてどうしていつも前作の殻を破って新しい風を巻き起こす。 この曲もまた新境地の開拓といえるだろう。タイトルは前作『風』の「今だ!テイク・ア・チャンス」に習った、英語交じりの日本語タイトル。しかし、「 I don't know」と「たゆまずに」のつながりがおぼろで、意味が判然としない。「 I don't know」はつまり直訳「わからない」ということだろう。そして「たゆまずに」とは「緩みなく。油断なく」。というような意味である。これを繋げてみると、「何だかわからねえけど、万事怠りなく」という意味にでもなるのだろうか? 曲の内容は同アルバム収録曲の「今をかきならせ」に共通した意識である。前に進もう!というメッセージを主題にしている。それから、この曲も「シグナル」と同様にアルバム内のさまざまな曲とつながっている。たとえば「おとぎの国」の下りは、「今をかきならせ」の浦島太郎に呼応している。「とびらをあけりゃあ/外は、雨模様」は「雨の日に・・・」の風景と繋がっている。また扉を開けるというシーンは、『扉』の「傷だらけの夜明け」の「もう僕らは扉を叩いてしまった」と連続している印象を受ける。「古への丘」は、当然アルバムのモチーフである町を見下ろす丘であり、「シグナル」と繋がっている。と同時に、その表現からして『good-morning』の「武蔵野」に登場する「武蔵野の坂の上」と地続きである。そして、冒頭曲「地元のダンナ」で登場した「歴史」が自らの人生の謂いとして再登場する。「季節はづれのラヂオソング」は言うまでもなく『俺の道』の「季節はずれの男」とつながるイメージがある。この曲の景色は、進むも地獄戻るも地獄という、悩ましい状況から始まる。そこで「おとぎの国」へ逃げたいとか、過去へGOとか、腰の引けた言葉も登場するけれど、「もういいや、いまはもうそんなこと」と吹っ切ってみれば、扉の外に「晴れた空」があるという希望の結末がある。変わりはてた丘と、自分自身の人生(歴史)をかさね合わせる部分は、中年という年齢に達した男の深みを嫌がおう感じる。 「理想の朝」「シグナル」「雨の日に・・・」と並んで大好きな1曲である。 |
↑コメントを修正する。 Amend Date:2006/04/13 (木) |
Entry Date:2006/04/13 (木) |