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ろくたろうさんの『ああ流浪の民よ』の感想
 自部屋での、何を気取る事もない普通の私生活ですね。しかし宮本さんの中で何やら、これでいいのかという思いが発生しています。いつも背中に立ってる影法師さんは所謂守護霊で、優しく見守るも行動に駆り立てようかとも、手をこまねいているようです。宮本さんが遠い昔からの先祖を慕っているから起こる心と体の現象なのでしょう。
↑コメントを修正する。 Amend Date:2024/08/12 (月)
Entry Date:2024/08/12 (月)
影法師さんの『ああ流浪の民よ』の感想
「目玉を開ける」とか普通は言わない。先ずそれで殺られます。グロ画像を想像してはイケません。ここでは目玉の親父の起床に始まり、笑いや怒りを経て、最後は涙に至る一日の情景が描かれています。結詩に「いじけた流浪の民よ」と歌われるのは我々の隣人である妖怪達なのか、それとも我々自身なのか?

中間部では唐突に影法師が挿話され、誰もが抱える心の闇が歌われている。たった8小節で、何という力業。

化ケモノ歌の傑作としてもっと評価されていい佳曲。

(参考文献)諸星大二郎:不安の立像
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Entry Date:2014/08/28 (木)
普請虫さんの『ああ流浪の民よ』の感想
いじけた民族のブルース。島国根性。でも、それを愛してやまない男の屈折した思い。「生命賛歌」や「歴史」に通じる、逃れられない民族性を歌い上げている。背中に立ってるのは、民族と文化という積み上げられたもの。そこから逃げるなと宮本は言っている。私の敬愛する評論家・竹内好が書いた「血塗られたナショナリズムから逃げるな」という言葉に通じる心意気を感じる。どんなに落ちぶれて惨めな姿になっても、そこは自分の生まれたところ。この思いは漫画家・松本零士が「キャプテン・ハーロック」に託す生き様にも似ている。
↑コメントを修正する。 Amend Date:2005/09/19 (月)
Entry Date:2005/09/19 (月)
珍奇男さんの『ああ流浪の民よ』の感想
「おはようこんにちは」のC/W曲。ただそれだけ。とにかくこの曲はアルバムを通して聞いてください。この曲だけで聴くことは多分ないでしょう。たぶんこのエレカシⅡっちゅうアルバムはぁ、一曲一曲がつながりあってひとつの作品として成り立っているのでしょうね。そりゃあ「優しい皮」とか「サラリサラリサラサラリ」とか歴史的超名曲も入ってますけども、一曲一曲は地味な曲が多いです。でも、それがこのアルバムが名盤だといわれる要因なんでしょうね。 正座して聞け!!
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Entry Date:2005/04/20 (水)

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