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チケットは3月頃にローソンで購入。 特に席番は期待していなかったのでしばらくそのまま放置。 5月になると友人と待ち合わせなど連絡の為になんとなくチケットを出して見てみる。 「1階1列25、26番」 なんだか前の方な気がしてきたのでHPなどで確認してみる。 一階の下に特に席はなし。 最前列…? と言っても期待しすぎるといい事でもないのでまぁその程度にしておくとする。 当日。 会場は一階の前列で客席が構成されていました。 緊張しながら1階1列25、26番へ向かってみると、エレファントカシマシから一番前の客席。 初の最前列。地方の会場だとこうした事があるのかも知れません。 ただ最初、あまりにも一番前なので面白半分で座ってライブ観戦していたのですが、宮本先生はすぐ目の前。お叱りを受けないかちょっとドキドキしながら観戦していました。周りにいた皆さん、不快に感じられてましたらこの場を借りて謝罪させてください。ごめんなさい。 6曲目あたりから立って観戦。 さらば青春、It's my life、Sweet Memoryが生で聴けたのがうれしかったです。 皆さんも触れていますが、途中観客がステージ上に上がってくるハプニングもありましたが、先生が曲の終了後のMCには安心できました。演奏の安定感もあってか私の地元千葉でこうしたライブが見れて大変よかった。
2年ぶりの2度目の野音参戦。 割と早く現地に着いたので車から日比谷公園を眺めてるともう既にリハが開始されてた。 外聞きしてると「歴史」! セットリストに入るのは決定かと思ってたけど、オープニング1曲目とは思わなかった。 野音は2回目の新参者なのでどうしても初めて参加した2年前の野音と比較してしまうけど、 2年前の野音はベスト版を引っさげた形でのライブだったので、通常のツアーとは一味違った日比谷野音というイメージは今年の方が認識しやすかった。 ここ10年ちょっとでファンになった者としては「ふわふわ」とか初期エレカシのノリは今聞くとちょっと不思議。みんな盛り上がってたし、やっぱり昔からのファンは思い入れが強いのだろうと思った。自分にはキャッチーでコミカルな印象だった。 アンコール前、本編ラストはライブの流れ的には「新しい季節へキミと」で終了か、と思ったのですが、その後にサポートメンバーが退場して「男は行く」のリフ。 個人的にはこれもちょっと新鮮だった。 雨が降りそうで降らなくて良かった。
蔦谷好位置やヒラマミキオ、金原千恵子ストリングスとの演奏は以前も見ているし、 安定感もあるが、今回のホーンセクションを迎えての演奏は新鮮だった。 これからエレファントカシマシがどんどん渋いバンドとして色気が増していく中で既存のギターやピアノのサウンドをメインとしていくだけでなく、今回の様なそれ以外の楽器とのコラボは重要な要素の一つであると思う。 本編最後の「あなたのやさしさをオレは何に例えよう」を生で聴いていて、 個人的にエレカシを聴いてから初めてといっても良いくらい感動的な開放感を感じた。 ミヤジのボーカルは時に繊細さも含んでいてそこが魅力の一つだが、 ハードロックやヘビーなナンバーにおいては太くてかなり荒々しいスタイルになるので、時として氏のボーカルに「雑」な印象を持つリスナーも少なくはないと思う。 (事実、アンチはそうした部分を引き合いに出してに批判をしたがる) ただ、4月25日発売予定の新譜のボーナスCDなどをしっかり聞かないと厳密には何とも言えないが、今回のホーンセクションで取り上げた過去の曲達の中で、今後の方向性云々について言及したいのではないが、氏のボーカルが新たな躍動感を得ようとしているのではないか、という印象さえある。 自分の知っているエレファントカシマシについてだが、80年代末期にデビューして以来、不動のメンバーで、しかも同級生という奇跡的な構成で、一時はミヤジの内面を掘り下げ続けた作品を発表し、カルト的な人気を得ていた時期があったりしながらも、現在は比較的「良い曲」作りを中心に安定した活動寄りのスタイルになってきているという印象を持っている。 そうした「俺の道」を行くバンド活動の中で、「エンターテインメント」と言う言葉を一つ取っても、あまりに幅が広すぎるので定義の話は割愛するとしても、バンドサウンドやバンドの方向性追求の中でギターサウンドやピアノだけでクリエイトしていくのは、(それはそれでかなり魅力的なのだけれど)現在のエレファントカシマシにとってはどれだけ重要な事なのだろうかと感じる。 それらは過去から現在までに多くのファンを魅了し、新たなファン層を開拓してきた上で誇るべき事であり、実際自分もそこに魅了された一人であるが、それらは既に歩んできた道である。 無理をして、安易なヒットを狙い続ける路線はただ退屈な作品を生むに過ぎないのでそんな必要は無いのだけれど、純粋にエレファントカシマシの新しい側面として、音楽のバリエーションを更に豊かにする試みや、音楽をクリエイトしていく中での「エンターテインメント」性の追求というのは、一部分的にはあったにしても本格的にはまだ無い試みではないだろうか。 今まで使用する事の無かった新たな楽器をサウンドに加える想定での楽曲作りなど考えられる事は色々とある。 もちろん今でも唯一無二のバンドではあるのでその路線でも十分素晴らしいが、現存する日本屈指のロックンロールバンドとしてのエレファントカシマシの更なる可能性を一人のロックファンとして見てみたいと感じさせる程にこの日のライブは充実していたと思う。
基本的にはバンドでのライブではない為、同じ感想を持っている方も少なくないと思うけれど、 今回は「急性感音難聴及び外リンパ瘻」という病気についてと、発症後、そして現在までの体調についてのミヤジのトークが多く、落ち着いて一曲一曲聞かせてくれたのが印象的だった。 メディアで取り上げられた様に段々と乗ってきたのか、どうしても伝えたい気持ちが強くなっていったのか、もともと想定していた曲数よりも多めの12曲を歌っていく中で、ミヤジの歌の方も、最初は通常より半音キーを下げた形での演奏の中、ファルセットを使用した歌唱法だったのだが、段々といつもの様な歌い方に近くなっていったので、もう大丈夫なんじゃないかと思わせるエネルギッシュさを感じさせる反面、もうちょっと体をいたわるなり、抑えるなりした方がいいのではと、心配もした。 改めて感じたのはミヤジの歌はミスなく丁寧に演奏して見せるだけのテクニック云々というより、粗削りでありながらも味わいのある歌や演奏を聴かせるプロフェッショナルさを持ち合わせている、という点。 病気である為に野音は基本中止になったのだけれど、 まるで、ちょっといつもとは趣向を変えて弾き語りコーナーを中心にライブして見せたかの様に、今回のステージはそれを全く感じさせないパフォーマンスであったと感じた。 あと、個人的な事だけれど、今年のアルバムのツアーは予定が変更されてしまった為に、見に行けず、ちょっと悔しい思いをした。 今度こそ、と野音のチケットをFCで予約したら、初めて抽選で外れてしまい、仕方なくオークションで今回のチケットを手に入れたら、今度はミヤジの病気と来てしまった。 (誰が悪い訳でもなく、これは仕方ない事なのだけれど、) そんな中、友人も体調不良となってしまい、せっかく取った野音のチケットが無駄になってしまった。 しかし急遽今回のライブが決まり、それはそれで嬉しかったが、チケットは一枚余ってしまったままだった。 当日までちょっと考えたのだけれど、やはりせっかくなのでオークションではなく、中で見たくても見れない多くのエレカシファンに対して入場権利として提供をしようと決心。 開演10分前にこちらのチケット掲示板に書き込みをした所、すぐに一人のファンの方から連絡が来て、そのままその人とすぐに合流、入場した。 その方は立ち聞きのつもりで会場まで来る熱心なファンの方で、ライブ終了後、メールでちょっとやり取りをした中でも、その熱さは伝わった(笑) 今回は、何気なく掲示板に書き込んだ事で、チケットを無駄にしないで済んだ事は良かったと思う。 あと、そんな熱心なファンの方の思いを感じられた事で、改めてやっぱりやってよかったなぁと一人のファンとして素直に思えたのも気分が良かったです。