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全く偶然だった。曽我部と林檎ちゃんを見ておくか、今宵や悲しみなんかは好きでアルバム持ってたけれど、エレカシってまだやってたんだ。そんな程度だったのにガストロンジャーの衝撃。かっこ悪くってかっこ良くってニヤけて来た。そうそう、これこれ!エレカシってそうだった!もっとさかのぼって奴隷天国を聞いてた自分を思い出した。まったく忘れていたんだ、あの頃の気持ち。この時この場所に居られて良かった。
単独ライブは初参加で何もかもが新鮮。バンドの佇まいに圧倒され呆然としたり、心昂り震えたり、飛び跳ねたり、タオルで口を押さえながら一緒に泣きながら歌ったり、と忙しかった。「今宵の・・・」の演奏しているエレカシは、世間の時の流れとは関係のない別の次元にいるように見えた。あれが魂なのか。
人生で初めてライブの為の遠征というやつをやった。子供と+お腹の中にも一人=計三人で参加。比べるのはおこがましいが、ビートルズよりもストーンズよりもエレカシ。歴史的瞬間であり、またこんな瞬間がいずれ来ることを確信出来た素晴らしいライブだった。