エレファントカシマシDB 2005/07/01(金) 大阪BIG CAT 夜空の向こうにさんのライブレポート

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夜空の向こうにさん

汗でずれ落ちるグラサンを人差し指で押し上げる姿はやっさん(故:やすし横山)のようでした。大阪BIGCATの巻。本日の大阪、心斎橋は夏のバーゲンが始まっていたようでめちゃ混みの人だらけ。空に厚くはった雨雲からはとうとう雨が降り出した夕方。開場5分前。会場外の階段には既に沢山のファンが並ばされていたというより集められていた感じで賑やかだった。しかし、なんとまあ、蒸し暑い!なんでライブが始まる前からこんなに汗をかかんにゃならんのかい!とぼやきつつ、やっと整理番号が自分の番になり会場内へ。会場は思っていたより広かった。もしかしたら縦長なのか?と思っていたがそこまでではなかった。今回のmyポジション。中央よりの石君サイド2列目。ライブハウスでいうと押されもまれ放題の危険ゾーン。腕すらあげられない。しかし、ここなら石君が良く見える。よし!と心の中で気合をいれ緊張は雑談で紛らわせつつ開演をまった。メンバー登場。が~~~っ、石君。またもやグラサンで登場!!!でもこのグラサンは岡山バージョン。このグラサンの方がお気に入りみたいだ。服装は岡山とまったく同じ(笑)足元は黒のサイドゴアブーツだったと思いました。ちなみに頭は宮本さんの超ロン毛(『ココロに花を』のアルバムの頃のよな)と対照的に本日刈ったばかり並みのイガグリ頭でした。青い(合掌)。さて、本編。貧乏人にささげる歌で定着した「デーデ」。トミのバスドラが脳髄に響く。トミは演奏最後に必ずシンバルは立ち上がって両手でぴしゃっと止める。そこがなんとも言えなく好きだ。今回は『ココロに花を』と『明日に向かって走れ』からの選曲が多かった。本編に「風に吹かれて」「悲しみ」「孤独」ときたもんだ!嬉しい!でも普通。エレカシの場合、たくさん曲があるものだから、あれもこれもやって欲しい欲望が強くなってしまう。私、贅沢病になってます。すみません。「珍奇男」の前に宮本さんがアコギで始めた「真夏の星空は少しブルー」おおっ!でもその直後、何の曲だがわかんないアコギになり出し、それに付き合おうとした石君も立場なく途中にて終了。なんじゃそりゃ(笑)そして、最近のお約束パターンで持ちなおして始まった「珍奇男」不思議だ。宮本さんがでっかく見える。やっぱり途中でリズム隊が重なっていく瞬間がとてつもなく好きだ!うん。それから今、発表されている新曲群の中で一等好きになっている「流れ星人生」。メンバーの表情が優しい。宮本さん、成ちゃんをステージ中央へ誘導。そんな成ちゃんに引き付けられるかのように石君も中央へ。ふたり向かい合わせでの演奏。成ちゃんの顔しか見えなかったけれど硬くへの字に結んだ口元とは対照的に目元がやけに嬉しげに見える。見ているこちらも優しい気持ちになってくる。素晴らしいな~。本編ラスト「暇な奴だけ聴いてくれ。」の宮本さんの一言で始まった「道」。あの「道」だ!私は恥ずかしい事に「ひまつぶし人生」だとライブ中ずっと勘違いをしていた(笑)「奴隷天国」のラストから2番目。見落としがち。でもライブでやったら絶対かっこいいだろうと、今回一緒にライブに行った友には「道」をツアーでやってほしいな!と話していたのだ。偶然だったが嬉しかった。ライブ終了後にその友から「良かったやん。」と言われた。うん、とても素晴らしいかった。まず宮本さんがためて歌いだすあの!洩らし声がやけにやらしくて、たまらなかった!石君のギターもノリにのっていた。ついでに顔もノリにのっていた!(笑)この曲は長い7分もある。だから2曲分のおいしさが詰まっているのだ!良かった…。曲終了後、宮本さんがマイクを置いて裏に行ってしまっても、私は満足してしまったのだ。だからアンコールの手拍子もその余韻に浸っていて何もしなかった。でもそれからすぐに黒シャツに着替えを済ませた宮本さんが出てきてくれた。「明日に向かって走れ」思い出そうとすると「風に吹かれて」を口ずさんでしまう(←すでに記憶麻痺中)。「昔の侍」この時に宮本さんが石君のグラサンを外した。そこからの石君はぷちっと何かがきれた表情の連発だった。まして、にやけていたりもした(笑)あの「昔の侍」がえらくロックなギターに仕上がっていた。…石君すんません。ずっと笑ってました私。アンコールラストは「四月の風」だった。なぜかshowさんのDBの大阪のライブでやる確率の高い曲の事を思い出してしまった。今回の大阪、メンバー紹介が2回あった気がします。その度に律儀にトミは立ち上がってお辞儀をしていた。爽やかなトミだった。各曲で石君の見せ場には宮本さんが「石君!」と声を何回もかけてくれてもいた。「石君ノッてます!」とも言われていた(グラサン効果のせいか!?)。全体的にきれいにまとまりすぎたライブだったかもしれない。大阪はもっと盛り上がるよなイメージだったけれど。翌日の神戸に行かれるファンにとっては良い前菜だったような気もしました。けれど私にはその前菜が心地よいくらいの満腹感になっていた。だって「道」が聴けたのだから…。野音へ続く。

No.曲名回数
1すまねえ魂3回目
2デーデ6回目
3風に吹かれて3回目
4悲しみの果て9回目
5孤独な旅人2回目
6珍奇男4回目
7人生の午後に3回目
8流れ星のやうな人生2回目
9初!!
10明日に向かって走れ3回目
11昔の侍3回目
12四月の風4回目


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