エレファントカシマシDB 2005/07/09(土) 日比谷野外大音楽堂 夜空の向こうにさんのライブレポート

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夜空の向こうにさん

アンコールにて、えっ?着替えても黄色!?のポロシャツとオレンジがかったシャープなグラサンにnewファンキー石森敏行を感じた、野音の巻。さて、私にとって2回目になった今年の野音。今年はリハを少しでも聴こうと張りきって会場に到着したが、期待していたリハはリズム隊の音あわせ程度のもので少々がっくり。それからは、やな予感は的中。低く垂れ下がった雨雲からはパラパラと雨が降り出した。仕方なしに会場入り口前で的屋のオヤジが野太い声を張り上げて売っていた雨カッパ500円也を購入。おつりは、既に雨カッパを購入していたエレ友さんの情報により知らされていたがまったく同じく500万円返された(笑)そして、そそくさと並んで会場入り。野音は既に席が確保されているから安心して観れて良い。席に着く前に今年のグッズのブースに並ぶ。昨年よりはまだ好きかも~と思い、野音限定のTシャツ(サファリ色)を購入。そしたら私が買ったのが最後でサファリ色は売り切れていた。ラッキー♪だったが後ろに並んでいた友にちらりと睨まれてしまった。すまぬ友よ(汗)本降りになりだした雨にブルーがはいりつつ開演時間をしばし待つ。しかし、どこもかしこもカッパ隊!ましてビールを飲んだり、雨カッパから滴り落ちる水滴なんかへっちゃらで焼きそばを食べている人までいた。う~ん、祭りだね~粋だね~と思った(笑)そして、とうとう始まっちゃったよー!のオープニングは「生命賛歌」!!!うひょよ~~~石君登場!あっあれが神戸で噂のリバーシブル黄色バージョンのTシャツでないか!それにあのグラサンは福岡で拝見した大門仕様のグラサン!それに、うぬっ?あれ?Gパンがいつもと違う!!!グッ、グレーでやけに細身じゃないか!まるで宮本さんがはいているGパンの細身に近いぞ!いつもの濃紺股上深めの「Denime」はやめてしまったのか?私の席の位置からはグレーのGパンのブランドが確認出来ないーーー!!!そんな事を考えながら石君ばかり観ていたらいつのまにか宮本さんは成ちゃんの股間の間を通り抜けて(←後になって聞いた)すでに登場しており「生命賛歌」は中盤にはいっていました(泣)石君に集中していた意識をステージ全体に切り替える。今年の野音のステージはメンバーのバックの壁一面にずらずらずらっと照明がセットしてあり、とても明るい。宮本さんがMCで「みんなの顔が良く見えます」と言っていた。そして、今年はサポートメンバーやゲストがいなかった。そういえば、昨年の野音、サポートメンバーのギターの方に気を使っていたのか緊張していたのかわからないが、ギターソロで石君がステージ前に出てきても妙に動きがこじんまりしており、ソロが終って後ろにそそくさ引き下がっていた事を何気に思い出してしまった。しかし、今、目の前にいるグラサンをかけた黄色の男は、大蟹股で客にしっかり目線をむけギターをガシガシ弾いている。別人だ別人。「デーデ」だったか「浮き草」だったか忘れてしまったが蟹股のまんまのっしのっしと成ちゃん側に移動し、ギターソロをかましてくれたのだ!すっ、素敵だった(笑)それから新曲「すまねえ魂」。今までツアーで聴いたものより長めのバージョン。石君の最後のギターの部分が長くてめちゃかっこ良かった(←このバージョン好きです!)「真夏の星空…」では降っていた雨がすうっと自然に止んだ。宮本さんは途中で唄うキーを上げていた。大阪では最後まで聴けなかったが野音の空の下で聴けた事の方が良い記念になったと思う。そそそっ、そしてまた暇な奴だけ聴いちゃったよ~おいおい!の「道」だ!
大阪での記憶が新しく塗り替えられる。「があああーーーーっ!」の宮本さんの雄叫びが気持ち良すぎなんだよ~(嬉泣)本編ラストの「四月の風」。この曲に入る前に宮本さんが「ほら!聞こえるよ。風の声が…(もしく歌が?)」と言ってから、間をもたせる為に石君にも強制的にステージ中央のマイクに立たせて「ほら!聞こえるよ。」と言わせてませんでしたっけ?(ウロ覚えですみません)あの時の石君は、嫌々っぽかった割には少し芝居がかった口調でマイクに向かって声を発しておりました。あんなマイクを通しての石君のナマ声を聞けたなんて…お宝だ~お宝だ~(笑)で本編終了。そして、アンコール①。あのあの!「凡人」が聴けるなんで思いもしなかった!!!初聴き。私の中の普段ぴくりともしなかった死んだ細胞がぷつぷつと動きだす。宮本よ!叫べ!吼えるんだ!あんたしかこの唄は唄えねえよ!とつくづく思った。素晴らしい。そして昇天。アンコール①の最後「明日に…」では、宮本さんがステージから立ち去った後で残ったリズム隊の〆方がばっちし決まっていて、その時の石君のかっこ良さはこの世の者と思えなかった(良い意味で)。アンコール②「月の夜」野音で聴くと格別だ。最後の「つつみたまえ~~~」がぐう~んと雨が降り注ぐ夜空に広がる。沁みました。そして「ガスト」。やっぱりこうきて欲しい選曲。トミのバスドラが前からズンズン体当たりしてくるのは当たり前なのだが、この時は後ろから跳ね返ったバスドラの音が背中にもズンズン響く感覚。こんなの初体験!かなり気持ち良い。そういえば「ガスト」が始まる前に宮本さんがギターをコロコロ超早業(石君&いつものローディ君とのコンビ)にいちゃもんをつけていた。ギターをコロコロ替えちゃってそれは自慢なのかと(笑)確かにライブ中、ギターの絃が切れたりしてもそうなのだが、石君は曲によってギターチェンジを頻繁にする。でも「音にこだわる男」だと宮本さんが言ってたじゃん(笑)それから「武蔵野」。2回目のバケツ水被り(1回目はどこだったか覚えていません(汗))宮本さんブルっとしていた。そして、唄の途中で泣いていた宮本さん。どうしたんだろうか?…さて、正真正銘の今年の野音のラスト曲は「ファイティングマン」!!!宮本さんは最後に客に向かって拍手をしていたそうな(←後になって聞いた)石君はステージから去る時にフラフラになって歩いていたそうな(←これも後になって聞いた)トミはステックを最後にバンっ!と叩きつけてから拾わずにステージを去って行ったそうな(←これは自分で見ていた)成ちゃんはボルドーのシャツは汗で真っ黒になっていたそうな(←これは誰もが知っている)(笑)で、すべて終了。27曲過去最多。細かい記憶なんかぶっ飛んでいる。でもすべてが満足。ツアーの集大成ここにあり。生きていて良かった。明日も明後日も明々後日も私は俗っとぽく生きてやる!と思った。帰り際、関係者ブースにて「扉の向こう」にも登場していた熊谷さんを発見。腕組みして笑っていた。今度の新しいアルバム。きっと勝ちに出るアルバムでないかと予想された。とても楽しみだ。野音、エレファントカシマシ、スタッフ、会場に集まったファンの皆さん。雨の中本当にお疲れ様でした。(来年も浴衣で「ガスト」は最高だろう…なきっと)

No.曲名回数
1生命賛歌8回目
2デーデ7回目
3 浮き草初!!
4風に吹かれて4回目
5悲しみの果て10回目
6今宵の月のように7回目
7すまねえ魂4回目
8お前の夢を見た(ふられた男)2回目
9孤独な旅人3回目
10珍奇男5回目
11 真夏の星空は少しブルー初!!
122回目
13人生の午後に4回目
14 おまえと突っ走る初!!
15かけだす男4回目
16OH YEAH!(ココロに花を)2回目
17うれしけりゃとんでゆけよ3回目
18四月の風5回目
19昔の侍4回目
20極楽大将生活賛歌2回目
213回目
22 凡人-散歩き-初!!
23明日に向かって走れ4回目
24月の夜2回目
25ガストロンジャー4回目
26 武蔵野初!!
27ファイティングマン5回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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