エレファントカシマシDB 2005/08/26(金) 大阪城ホール 夜空の向こうにさんのライブレポート

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夜空の向こうにさん

開いたり閉じたり…そんなあなたの股間に注目してしまったロックロックこんにちは!大阪城ホールの巻。
急遽、チケットを入手して行って参りました今回のイベント。心配していた台風の影響もなく、ギラギラとした夏の終わりの日差しが肌に突き刺さった。…暑い。でも今年の夏、最後のイベントに相応しい日の始まりだった。イベント前日に、エレカシが一番手だという情報を入手した為、会場一時間前に待ち合わせていたエレ友さんとの会話はほどほどにすぐさま会場入り。初城ホールの感想は、やっぱりでかい!天井が高い!ここ近年はライブハウスで当たり前になっている自分の中の常識モードがガラガラと砕けていく。ビックなもんって違うんだな…と。そして今回のmyポジション。アリーナ席7列目、ステージ中央より少し石君より。神様に感謝の気持ちを心の中でめいっぱい叫んでしまった。
そして10分押しで開演。派手派手なオープニングでびびってしまった直後に登場したトップバッターはORANGE RANGE。やはり凄い人気。まわりの若者達がノリノリだ。そこで注目してしまった出来事がひとつあった。私の目の前、一直線上にいた最前列のギャル二人組。ふたりとも団扇扇いでこれまたノリノリ。まして上半身のみビキニの水着姿だったもんだから後姿だって嫌でも目に留まる。「ここは海水浴場やプールじゃないですよ、お客さん!」そんなギャルにORANGE RANGEのボーカルのひとり、確か低音を唄う人がアイコンタクトしていた。それからORANGE RANGEのライブ終了後、ギャル二人組は忽然と姿を消してしまったのだ…一体どこへ?
それから二番手はKREVA。しかしここで恐ろしい現象が…。ORANGE RANGEを観てしまい安心してしまった観客の一部がバラバラっと座りだしたのだ。それを見逃さなかったKREVAはすかさず自分のラップの唄にそんな観客を皮肉った歌詞で唄いだしたからあっぱれもの!それからMCでも「自分はもっと人気があるって思っていたけれど、ここ大阪でそうじゃないってことがわかった。」とか「今ここで座っている人達が三年後にあの時座ってライブを観たことを後悔させてやるくらいもっとビックになってやります!」みたいな事まで言っていた。私はナマ「チェケラ」が聴けたし(笑)意外と楽しんで観れたKREVAは好印象だった。でもKREVAは、最後の唄を唄い終えてから観客に顔を向けることなくステージ袖へ硬い表情で引き上げていってしまったのだった…。
もうそろそろエレカシの出番でないかとステージを見守る私の目の前に飛び込んできた人物がひとり。あれは見間違えることのない彼!石君の側近のローディ君の姿だった。それからまもなく黄色でグラサン姿の男がこれまたステージに…自ら出てきてギターチェックをし始めていた。「キッ、キターーーーーーー!」エレカシは三番手に決。慌しいステージチェンジも済みメンバー登場。トミ→グレーのTシャツに赤のリストバンド。成ちゃん→パンツもポロもリストバンドもすべてメンズブラック。髪も切ったのかな?黒く頭も染め直したのかな?くらいの男前仕様。宮本さん→髪やっと切った。白シャツ。清潔。石君→大門グラサン。黄ポロ。細身の黒のパンツ。足元はロッキンオンジャパンフェスでもお目見えしていたキャメル色のブーツ(?)頭はこの間頭刈り上げてから4日くらいは経ってますよ~くらいな井出たち。
さて本編。オープニングの「すまねぇ魂」。始まって直後どうも成ちゃんのベースのチューニング具合がうまくなかったのか?スタッフがあたふたしていた一面があり。でもすぐさま持ち直して一安心。それでもって、ありりりりっ?内股でギターを弾いている人がいますよ~。クネクネしちゃってるし。なんかおかしい。そう思った時点の私の感覚を狂っているのか?でもなんかおかしい。曲後半に差し掛かった時点でギターの絃がぷっつん切れた。ステージ袖に視線を向ける石君。側近のローディ君がゴールドのレスポールの音を確認しながら待機中。いいな~こういうの。
そして「悲しみの果て」でゴールドのレスポールにギターチェンジ。そして閉じられていた股間も全開モードでGO!(笑)宮本さんも石君から借りっぱなしのギターを装着。まだ新しい黒のギターは手元に届いてなさそうだった。ゴールドのレスポールで始まった「悲しみの果て」。生意気かもしれないけれど私は好きじゃなかった。どうも音が硬い。耳にキンキン響く感じ。宮本さんのあの声とギターの音が交わらないのだ。でも次の「今宵…」でまた元のdoragonflyにギターを戻してくれた時は、ほっとした。
「貧乏人に捧げるバラードです!」で定着した「デーデ」。トミは宮本さんのこの台詞を無視してカウベルをコンコン♪を叩いてしまったが宮本さんに素早く静止させられる。どうしても↑この台詞で始まらないと気がすまないようだ(笑)
「四月の風」。最後の最後になって宮本さん「…四月の~八月の~風ぇ~♪」と急に今が八月だと思い出したもんだから無理やり唄い直していました。いいのにねぇそんなのファンじゃないとわかんないよ(笑)
そして、石君の側近のローディ君があのネイビーのギターを持ち出してきてラストの曲はお約束な「ガスト…」。通常のエレカシのライブ以上に拳を振り上げてエレカシファンをアピール。「ガスト」終了後はメンバーはさらりと退場でエレカシは終了。
…それで今回のライブで気になりどころがちらほらとあって、それがトミのドラム。新しいドラムセットのようになんだかキラキラしていたよな…位置もいつもより少し高めのセッティングに見えたよな…そして音もいつもに比べて硬かったよな…そんな気がしたのは私だけでしょうか?
それに宮本さんのMCはかすかにしか覚えてません。KREVAは憶えていていたのにね~(笑)←肝心な時ほど全然役に立たないアホな奴(汗っ)
しかし、KREVAの後のエレカシの登場で会場全体がホッと安心したような歓声が起こったのは確かです。やっぱりどことなく空気が重くなっていたから(笑)
自分の前の席にいたエレカシファンでは確実にない若者が宮本さんの細かい仕草にもすかざす反応してクスクスと好意的な笑いを始終していました。そういった反応が少しでも感じ取れたのが嬉しい。それに私の隣だった40代ワイシャツ姿のサラリーマン風の男性はエレカシの登場とともにぬっくりと立ち上がり反射的だろうか?「宮本ー!」と叫んでいた。この人の叫びは後にも先にもこれ1回限りだったからとても貴重なものだった。やはりエレカシファンからしたらもっとエレカシには、ガツンと聴かせる曲がいっぱいあるのに~!とはがゆい思いを忍ばせただろう。私だってそのひとりだ。でも、あの場の空気がやんわり正常になったのはエレカシだからこそだと後になってしまったが気がついた。エレカシ事態、そんなの気にしてやってはないだろうと思うが(笑)それで自然にスピッツに繋げたものだからこれはこれで良かったのだと思ってしまった。イベントは流れがある。自然に普通がベストなのかもしれない。
そして、4番手はスピッツ。今回、このスピッツで注目株の人がいた。それは、名前はわからないがベースの人だった。ステージ上をあんなに右往左往するベースの人を始めて見た。普通はギターの人の方が派手なもんだがスピッツは逆なんだなと思った。分かりやすく言うと成ちゃんが百倍弾けていた感じだった(笑)本当に彼のアクションは私のツボにはまりまくりだった。
スピッツの後は、ゲストに民夫や平井堅も出ていました。かなり盛り上がって良かったです。やっぱり民生がいい味だしていた。昔と全然変わらないしゃべりと笑い方に懐かしさと嬉しさがこみ上げた。音楽(ロック)っていいなって思った。
私の今年の夏はロックロックこんにちは!で〆。久しぶりのイベントはビックな面子が勢ぞろいで新鮮で楽しかったです。
新春にまたこの大阪の地で、エレカシに逢える事を早くも心待ちしつつ…。グッバイ、サマ~。




No.曲名回数
1すまねえ魂5回目
2悲しみの果て11回目
3今宵の月のように8回目
4デーデ8回目
5明日に向かって走れ5回目
6四月の風6回目
7ガストロンジャー5回目


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持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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