エレファントカシマシDB 2006/07/21(金) FUJI POP 2006 LIVE FACTORY721 (ZEPP TOKYO) 普請虫さんのライブレポート

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普請虫さん

久しぶりの対バン・イベント参加で、さらに6バンド中5番目の出場だった。ほかのバンドが熱の入った演奏をしていたためか、それに影響されたように熱のこもったライブになった。この日の宮本氏は歌手モード。あまりギターを長く手にしなかった。そのかわり言葉をかみしめるように歌い、出場バンド中でも出色のできばえを見せた。セット・リストは見ての通り、ベスト盤+『町を見下ろす丘』という内容でサプライズはなかった。最近のエレカシはこうしたイベントでは、全部新曲とか、全部仮歌とか、あるいはEPIC時代の曲ばかりとか、そういう濃い内容のライブは展開せず、比較的知名度のあるキラーチューンで盛り上げようというサービス精神に満ちている。そのためか、出場バンドのなかでも1番の盛り上がりどころであった気がした。どの曲もやりなれているとあって、大きなミスもなく、2番の出だしを間違えた「シグナル」以外はとてもいいパフォーマンスのように感じた。宮本氏のモニターが聞こえづらかったのか、途中でマイク音量を上げさせたため、演奏よりも歌だけが不自然に前に出たきらいがあった。男椅子やアコースティックギターが用意してあったので、「珍奇男」を期待したが、今回はやらなかった。しかし「やさしさ」はいつもどおりの名曲ぶり、また「I Don't Know たゆまずに」が今回のセットの中ではいちばん心に残った。ラストの「ガストロンジャー」で、石君に「チューニング違うけどそのままやるぞ」と無理矢理はじめたものの、「そのままでできるわけないでしょ」とやっぱり演奏を止めてギターチェンジを促す。自らそれでいいと言って、にもかかわらず突っ込みを入れる、宮本氏のイタズラごころ溢れる演出でした。マイクコードが短かったので、いつものようなコードの絡まりがなく、マイクスタンドの右往左往もなくスタッフが一度もコードをほぐしに来なかった。それが一番のサプライズかもしれない。

No.曲名回数
1地元のダンナ2回目
2悲しみの果て12回目
3デーデ9回目
4今宵の月のように7回目
5男は行く3回目
6シグナル4回目
7今をかきならせ2回目
8I don’t know たゆまずに2回目
9やさしさ5回目
10ガストロンジャー9回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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