エレファントカシマシDB 2010/01/11(月) 大阪厚生年金会館大ホール nikeさんのライブレポート

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nikeさん

新春ライブの最終日なので演奏曲数が増えたり盛り上がることを期待しつつ急ぎ足で会場へ。
二階席の真ん中、前から4列目でかなりステージがはっきり見える。
黒ジャケットに白シャツ、ベルトスタイルで登場。
Skyisblueで始まり、真夜中のヒーロー、歌い終わって「大阪、はじまるよー!」と客席に向かって呼びかける。
今はここが真ん中さ!では
「今は厚生年金がど真ん中!」とご当地バージョン。続くおかみさんでは、「二歳でもおかみさん、一歳でもおやじさん。わかんねえだろ、そんなこといいけど」で始まり東京タワーは通天閣になっていました。石君の顔を両手で掴んでを引き寄せ額をあわせてなぜか数回頭突き!そして気合を入れたのかギターバトル。この曲で定番になってきた掛け合いが今日も良い感じです。どの曲か記憶がありませんがぷーってふくれっつらをしてみたり、身振り手振りに加えミヤジの表情までも歌に合わせて七変化です。今日も精一杯届けてくれます!ゴッドファーザーに続きすまねえ魂。タンバリンをもって「あけましておめでとうを探してる」とおどけた声で始まり、なかなか自分を受け入れられなくって・・・とMC。曲中、「探してる・・・、心をよー!」と叫んでいました。そう、いつもいつもそんなあなたの気持ちを姿を追いかけています。
続くネバーエンディングストーリー、そして絆では何度も何度も励まし語りかけるように手を客席に伸ばして歌う。「みんな・・・!」何か言いたくて手を広げて、でも言葉が出てこなくて顔をしかめて残念そうにしたミヤジが素敵でした。歌ってくれるので十分なのにもっともっと励まさずにいられない、そんなあなたの姿や気持ちをみんなが全身で受け止めています。
真冬のロマンチック、こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい、ジョニーの彷徨と続き「ばかやろう、持って来いよ!」で始まった化ケモノ青年では、トミにもっともっと早くと指示が。みんなの気持ちを引き連れて曲もライヴもテンポよく進みます。クレッシェンド・デミネンド、ハナウタでジャケットを脱ぎ捨てさよならパーティーでまた励まされ、「ほこれるものが、大丈夫だ!、今はなくってもいいー!」「心に水を少しかけてやればいい、俺が請合うぜー!」って東京でミキオさんにOKもらったからでしょうか(笑)大阪では力強く言い放ってくれました。
どのあたりか「大阪は文明が古くて来ると緊張する」と話し始め度々オケピットに下りていたかと思えば右に左に花道を走り始め、「なんて素敵な会場なんだ、走れる!!」って、マイクスタンドをなぎ倒し中央のフットライトを引き剥がし引き連れて右往左往に走る走る!慌ててかけてきたスタッフ二人、丹下さんも苦笑しながら機材を撤収していたそうですね。ミヤジ、本当に愛すべき人です。
そして新曲ですと紹介。「いつも緊張します。えっと・・・、えっと・・・、えっと・・・」コードか歌詞か題名が飛んだのか?その時二階席近くの女性が「幸せよ!」と叫ぶと間髪入れず、
「そう、幸せよこの指にとまれって言う・・・」なんだ本当は照れていたのかもしれません^^
続いて赤き空よも熱唱。どちらもメッセージは昔からのミヤジのもので、それを受け止める彼の気持ちが今はこんなにも晴れがましいのかとこちらまで誇らしく嬉しい気持ちになる曲でした。どちらも東京に続き二回聴いただけでサビはすぐに覚えてしまうようなテンポのいい耳に残る美しいメロディーでした。
そしてFLYER、俺たちの明日、大団円でいったん締め。アンコールではアコギをもって登場、曲はリッスントゥザミュージック、弾き語りの声が音が空間に沁みます。口笛がはじめ上手くいかなくて、でも後半きれいに吹いてくれたのはさすが。
地元のダンナと続き笑顔の未来へでみんなが一体となり、翳りゆく部屋を歌い上げ続くは桜の花舞い上がる道を。転がるエブリデイが転がり続ける、ウォーォーのコーラスのところがお前と歩いてゆくに変わっていました。その時々のミヤジの気持ちが細やかに反映されます。
そしてファイティングマンTシャツに着替えここでもオーラスは待つ男!待ち受けるように歌いだしたら聞こえるのはまるで地鳴りがするかのような大音響で響く声、声、声!とても二時間熱唱した人のものとは思えない神がかったものでした。
前に前にと気持ちが走るためか歌詞がよく飛んでいましたが、ミヤジの気概は十分伝わりました。「みんなかわいいぜー!」とか「こうやって新春ライブっつってエレファントカシマシエスでやってるけどこれからもどんどん新しいことがやってくる。みんなこれからもよろしく頼むぜ!2010年もどーんと行けよ!来年も・・・」え、もう!?なんて、みんなを励まし歌ってみんなから気持ちを受け取りそして一緒に前へ前へ、まるで走る気持ちを言葉にするのがもどかしいかのようなMCが印象的で、何度も何度も客席に手を伸ばし私達に励ましの言葉を投げかけてくれたのも今回心に残りました。そして東京から回を重ねるごとに冴え渡ってきたミヤジの歌と声、それに寄り添うようにまとまってきた演奏は本当にエスならではのあったかい感じをかもし出していました。
舞台のライトの演出も丁寧で素敵で曲の背景を上手く盛り上げていたと思います。
今日は髪を整髪料で整えてきたのかミヤジの長髪は顔にかからず留まっていました。どんな些細なことも日々精進なのですね。そして明日からもやっぱりどーんと行くのだと思います!


No.曲名回数
1Sky is blue5回目
2真夜中のヒーロー2回目
3今はここが真ん中さ!4回目
4おかみさん5回目
5ゴッドファーザー2回目
6すまねえ魂2回目
7ネヴァーエンディングストーリー3回目
84回目
9真冬のロマンチック2回目
10こうして部屋で寝転んでるとまるで死ぬのを待ってるみたい3回目
11ジョニーの彷徨5回目
12化ケモノ青年2回目
13 クレッシェンド・デミネンド -陽気なる逃亡者たる君へ-初!!
14ハナウタ~遠い昔からの物語~6回目
15さよならパーティー3回目
16幸せよ、この指にとまれ2回目
17赤き空よ!2回目
18FLYER6回目
19俺たちの明日6回目
20リッスントゥザミュージック3回目
21地元のダンナ2回目
22笑顔の未来へ6回目
23翳りゆく部屋2回目
24桜の花、舞い上がる道を4回目
25待つ男2回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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