エレファントカシマシDB 2012/05/26(土) ROCKS TOKYO ラスさんのライブレポート

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ラスさん

昨日雨が降っていたので今年も雨なのか・・・とがっかりしましたが、当日は快晴!日差しが暑い一日となりました。今回は宮本浩次fromエレファントカシマシという名義で出演。どんなライブになるのか想像つかない。ドラムセットがなくドラムの打ち込み音が響く。打ち込みでやるんだ。そりゃそうだ、エレファントカシマシのドラムはトミしかいない。
15時。鹿野さんが出てきて、今回ドラムのトミが手術を受け出演できなくなり、話し合った結果宮本浩次ソロ名でいこうという事になった。今日だけの特別編成でフェスを楽しもうということになった。今日だけの特別なライブを楽しんでください。・・・という旨の説明が。
そして鹿野さんが下がり宮本さんが出てきてお互い握手。久々に見た気がする白いシャツ。アコギを持ち小さく「イエー」と言って【今宵の月のように】宮本さんとギターだけの今宵。広いステージに一人ぼっち。いつもと全然違うので寂しいと感じた。が、声が、声が凄い。グイグイ引き込まれていく。何度も聞いているこの曲が物凄く新鮮に感じた。この人は、やっぱり凄い。「ようこそROCKS TOKYOへ!晴れて良かった。」「皆に捧げます」エレキに持ち替えて【悲しみの果て】ダダッダダッがないのはやっぱり物足りないのだけれど、ギターと歌だけだとノスタルジックな気分に。これでもかと歌声を堪能。最後、ジャン!とギター弾いて手を高く上げポーズを決めたw「若いとき大好きだった人の歌を。一昨日と昨日練習してきたんで聞いてください。名曲です。RCの素晴らしいバラード。」水をゴクリと飲んでからギターを弾き始める。これはサプライズだなあ・・・「ちゅうしゃじょーーーーう」の部分に背筋がビリビリきた。「悪い、予感の、かけらも、なーいさーーー」に身体の中心を打ち抜かれる感覚。まっすぐで不器用な宮本浩次のスローバラードが真っ青な東京の空に溶け出していく。言葉に出来ない贅沢な時間だった。最後にまた決めポーズ!「歌えました!」拍手喝采!!「気分がノってきたので新曲のさわりを聞いてください!」【ココロをノックしてくれ】「なーーーにかーーがーーちがーーう」高いキーから始まるこの曲、生は初めて!冒頭の歌い出しにはやはりうおおってなった!「手に入れるんだろう」でピックを高く上に。「宝石」でピックもったまま手をこちらに向ける。ギター弾きつつやっぱり身振り手振りが入ってくる。「時間がないんだ俺にゃ、俺には俺には俺には」まで。「鹿野さんがレコーディングの時に雑誌の取材に来てくれて、この曲の時に鹿野さん横でお菓子食ってました」MUSICAの取材風景が目に浮かびました(笑)「30代くらいの時の曲で、どうやって生きていこうかなっていう曲です。」【漂う人の性】アコギでじゃかじゃか弾きながら「悪魔のように」で手を口の横にあてる仕草(勿論ギターは弾いてない)ギターも間違えがちになってきて後半に向かって徐々に脚がムズムズと動き出してくる。やはりじっとギター持って立って大人しく歌うのは大変な人なんだろうなあ。最後の台詞噛み噛み(笑)そして石君・成ちゃん・サニーさん・藤井さんが登場。「頼もしい仲間です」メンバーを端から紹介。【大地のシンフォニー】石君がドラムの打ち込みをスタートさせるが「旅はまだ続くぜ」と言った後「旅は~ま~だ~・・じゃねえや」いきなり宮本さん間違える(笑)「石君、打ち込み係お願いします」と言ってお水ゴクリと飲みもう一度。「相変わらず」で手を上に「ページェント」でお尻をゆっくりペンペン「表にでれば」手を上に「同じような」でもう一度お尻ペンペン「風とともに」モニターに乗っかり「愛さえ」まで長いこと乗って歌っていた。「地下鉄」で石君の肩に触り「階段のぼり」で階段を上るように。このように、一人じゃないとギター持つ意味無く解き放たれたかのように動き回っておりました。歌を伝えたい思いは全身で表現とばかりに!(見ているこっちもやはり動き回っている姿が伸び伸び宮本さんらしくていいなあと)ついに「心の鐘を」でシャツに手をかけ「なーーらしてーーーー!」でボタンをブチブチっと右側にいた女性TVカメラマンの方向に綺麗に弧を描いて飛んでいきました。更に宮本さん後半にかけてどんどんヒートアップ!マイクスタンドはいつものように華麗に倒れそのままに(丹下さん今日いなかった)「ぬならしーつーづーけぅるるぜー、おぅるれのーごごろ゛の゛な゛がの゛、ジン゛フォ゛ニ゛ーーーーーーー!!!!!!」巻き舌絶好調、怒号のようなシンフォニーには仰天した!!アラバキの時と打って変わってこの叫び!マイクスタンドは自分で直していました。ギターはほとんど弾かずしゃがみこんだら膝の前でブラブラ、背中でブラブラと遊んでた。メンバー退場。「石森さんどうでしたか?楽しかった?」に石君頷く。アコギに持ち替えパイプ椅子の背もたれに乗って「トミが病気で、どうしたんだって思ったら、胆のう炎っていう『いえいえ盲腸と変わんないですから取っちゃって大丈夫です』(←先生の真似してやたら早口で言ってた笑)比較的軽い病気で。俺達人間ドックとか行かないから。でももう退院して元気なんですが、なんだよじゃあ出来んじゃないかっていう(笑)でも療養が大切だっていうことで。」こんな感じの事を言い「では活きのいい新曲を」【七色の虹の橋】生初聞き。背もたれに腰掛けていたのが片足を椅子に乗せる格好になり、後半は段々と勢いが上がり乗せた脚が上下に跳ねていた。この曲は優しく頭をなでられているようだ。よく通る心地よい声とアコギの音が広がる。視界がぼやける。終了後「堂々と生きて行こうぜ!エビバデ!」でマイクがガクッと下がり決まらず(笑)藤井さん出てきて【我が祈り】二人で向かい合ってエレキギターギュワンギュワンかき鳴らすのでこれから何が始まるんだと身構えてしまった。宮本さんは髪の毛全部顔面にかかり顔が全然見えない。ヤケクソのような叫び声と眼球が落ちそうな般若の面構えで展開されるこの曲に呆然としてしまった。物凄い気迫で確実に血管の3本くらい切れていると思われる。曲を把握する前に終了してしまった。なんというか、力技で捩じ伏せられた印象。アルバムで聞くのが楽しみ。再びメンバー登場【男は行く】ドラム無しでこの曲!椅子に片足乗せてエレキギター鳴らし歌う。成ちゃんを「前出ろ!」と前に出し、石君も前に。最後カウント宮本さんが取り「男よ、行けぇえええええええ!!!!!」の絶叫で終了。私の脳内ではトミのドラムが鳴っていた。やっぱりエレカシのドラムはトミじゃないと。
約45分、あっという間の演奏だった。
ドラムは代理を立てず、宮本さんほぼ一人。エレファントカシマシというバンドを大事にしている気持ちが感じられた。来てよかった。

No.曲名回数
1今宵の月のように37回目
2悲しみの果て57回目
3スローバラード2回目
4 ココロをノックしてくれ初!!
5漂う人の性5回目
6大地のシンフォニー2回目
7 七色の虹の橋初!!
8 我が祈り初!!
9男は行く11回目


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