せっかくなので、開演から観ました。2階席より。何よりも深く思ったのが、エレカシが別格すぎること。
他のバンドはとにかくテクニックがあるが故になのか音数が多くて細かくて速い。ギターもドラムもベースも、各々が同時に際立とうとする感じ。
それに声もみんなハイトーンな感じが続いていたのもあって、呼吸が浅い印象だった。もちろん上手なんだけど。
なので余計に早くあの深くて強い声がを待ち焦がれる気持ちがどんどん強くなっていく。お客さんの金髪が踊ってポンポンみたいにフサフサ揺れるのを見ながらそんなことを思って出番まで聴いていた。
(ただ、はじめて見たバンドの中に異色を放つギターの人がいて、あの人一体何だろうと思っていたらサポートで出ていた爆弾ジョニーの人だった。納得。)
バンドとバンドの間のセッティング中にDJタイムが引っ切り無しにあって、エレカシ前もあったんだけど、早めに終わって会場ではじめて5分位無音の状態に。これがかなり耳に優しい。
そしていよいよのエレカシ。やっぱり他とは違って出囃子が無いのが男前すぎる。
お互い半年ぶりのライブ。一曲終わるごとにパッと手を広げて調子をこいている所を見ると、やっぱりミヤジも久々のライブを楽しんでいるようでした。あぁ、元気でやっていたんだなと一安心。レコーディングも良い感じなんだろうなと。
と安心していたら、照明にぶら下がったりカメラさんに絡んだり、成ちゃんと石くんの帽子をダブルで奪ったり、石くんの乳首にちょっかい出したり、会場を走って右往左往するし、どこぞの小学生かと思うほど今日一番のやんちゃで賞。
そのくせ、音がもうほんと他のバンドと違いすぎて渋くて深くて潔くてかっこいい。あらためて感じたエレカシの音。幹の太さというか、ドッシリと1つにまとまっている音だった。
1曲目の「俺の道」なんて、イントロの音の少なさったら。ちゃぶ台ひっくり返したような印象で、このイベントで聴くと殊更にかっこよかった。
これ、別で目当てて来たお客さんにはどう映っているんだろう。本気で分からなくなってくる。
時間が余っちゃったという最後の「待つ男」がラッキーすぎる。選曲中にフジテレビだからいいよね?と言っていたのはきっと歌詞にちなんで。「聴いてちょ」と可笑しく始まり、ビリっとした空気を吐き出して終了。
今までのなかで一番エレカシの存在って希有だと感じたライブでした。
No. | 曲名 | 回数 |
---|---|---|
1 | 俺の道 | 9回目 |
2 | 悲しみの果て | 33回目 |
3 | Destiny | 7回目 |
4 | 今宵の月のように | 23回目 |
5 | ズレてる方がいい | 13回目 |
6 | デーデ | 14回目 |
7 | めんどくせい | 4回目 |
8 | ガストロンジャー | 32回目 |
9 | ファイティングマン | 29回目 |
10 | 待つ男 | 11回目 |
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