エレファントカシマシDB 2016/04/03(日) FM COCOLO presents ROOTS66 -Naughty 50- 笑実さんのライブレポート

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笑実さん

なぜか不思議なくらい、幼い頃からずうっと丙午年アーティストの歌と共に過ごし、現在に至っています。そんなわたしの、頭のなかの妄想が実現したかのような、夢のような企画でした!

まず、立川談春さんのお噺が録音されたものが場内に流れました。丙午年とはどういうものかなど。粋やな~イナセやな~~☆
それから、楽器陣がズラリ、ステージに並んで、一人一人スクリーンに映し出されたあと、お誕生日順にボーカリストが次に登場する方の曲をカバーしながら登場。出演者すべてが、丙午年アーティスト。ここまでで既に、メチャクチャかっこよかった!!ここには、まだエレカシは出ず。それからはまた、誕生日のいちばんはやい、ジュンスカ・和哉から、自らの曲を歌ったり、他のアーティストとコラボをしたりしていくという展開でした。
筋肉少女帯という刺繍文字を背中に背負った、長ラン(??) 姿の和義さんとか、ケムリの伊藤さんとシカオ氏の「リンダリンダ」とか、怒髪天・益子さん、トータス、オリジナルラブ・田島さんの「銃爪」とか。キレッキレだったり、ぐだぐたのトーク具合だったりで、ほんとに楽しかったです。本当に気心の知れた仲のよさ!  益子さんが、楽屋はさながら「地方の工業高校」のようだと。& 皆、初老ですが(渡辺美里さんは除きますよっっ!女性は違います!……とは、言っておられましたが)と。いやあ~~とんでもなく楽しい!! と、笑い、踊り、引き込まれつつ、一抹の不安がよぎりだしました……。われらがエレファントカシマシ。こんな、超内輪ネタ満載の、同年齢のなかへ入っていけるんやろか、と。
それから、関西ではお馴染みのDJ マーキーさんと、スカパラ谷中さん、ソウルフラワーユニオン・中川氏でしばしトークの中に、なんと、ハットをかぶられた宮本さんが不意に現れる!かと思えば、一瞬にして、舞台袖に居なくなる。あれ~~なんやったんや~~等々と、トークがその後もしばし続き、その間、舞台セットを整え、チューニングがされているようでした。そして、これは次に出てくるんだ!! と、気づき、心拍数が上がりました。
その後、登場した、エレカシ。歓声、声援が、ひときわ大きいように感じました。
それから、始まった、「今宵の月のように」。そうか~~今宵ね~アコギじゃないけどーーと、うっとり聞き入り始めたら、即中断し、次に始まったのが、「悲しみの果て」!!しかし、これまたすぐ終わり、何が別の曲のコードをギターで探す宮本さん。しかし、それも止め、今日はこれだと始まった、「俺たちの明日」! 会場は湧き、盛り上がりました。右に左に、「お気に入り」と言っていたハットをかぶったまま歌っていた宮本さん。(以前、山崎さんとのお茶会でかぶっていらっしゃったやつです。途中どこかで落としてしまっていたけれど。)わたしの目の前で機材の上に足をバレリーナのように直角に上げ、なんと美しいこと!!「石森弾けっ!! 」と、石くんを促す宮本さん。後ろの方から、「自由やなあ~」と、感嘆の声がきこえてきました。大きな会場に響く素晴らしい歌声は、そりゃもうステキでした。
一曲歌い終わり、そこに呼び込まれたのは、なんと、和義さん!!!  交流とかなさそうだし、想像すらしなかった二人が並ぶ光景にびっくりしすぎて固まってしまったわたし。
うそやーーん!!!と、ひたすら驚いていました。なんでも、プロモーションの先々で顔を合わせていたとか。「同い年だし、やってみたら??」と岩尾さんに(たぶんエレカシのドキュメントDVDにも出ていた802の方)言われたとか。「俺よりも背が高いし、いっこくらい上だと思ってた」と、身ぶり手振りでいつも通りに一生懸命にテンション高くお話しされる宮本さん。その嬉しそうなことといったらもう。そして、そのジェスチャーをこっそり真似して、「テンションたかいですねーー」とゆる~く言う、和義さん。そして、ふたりでRCの「明日なき世界」。ステキでした。RCに憧れ、育ってきた二人の少年がこんなカッコいいロッカーになるなんてネ。宮本さんは、キヨシローの歌い方を彷彿とさせる、リスペクトに満ちた高らかな歌唱。すばらしすぎる!! 和義さんは、シンとした中に熱さがある、佇まいそのものが絵になる素敵さ。そこから、「やさしくなりたい」のサビ辺りに入り宮本さんが歌いました。ほんとに信じられない!  宮本さんが歌ってるなんて! これまた上手いし、良い声だし。。。その後は照明が変わり「ガストロンジャー」へ。今度は冒頭から和義さん! 豪華すぎて呆気に取られました。なんだか、びっくりしすぎて、二人の掛け合いをただただ凝視していました。

バンドソロを含め、以上全四曲。奇跡のコラボ!(涙)  近くにいた方が「もう、すごすぎて~お腹一杯や~~」と。エレカシはこの場面だけで終了でした。まだまだ長く見ていたかったけれど、さすがに他のメンバーと「ヤングマン」とか歌うことになったなら、見ているこちらがいろんな意味で心臓バクバクしそうです。

「桜の花、舞い上がる道を」とか、「四月の風」とかを歌うものだと勝手に想像していましたが、「俺たちの明日」こそ、このイベントに大輪の花を咲かせる歌だと、帰宅後に改めて感じました。エレカシにはこんな人生を彩る歌があるのよね、と。

仙台から徐々に時間が延びていったらしく、イベント最終日の大阪は、五時開演で九時前まででした。ステキな、そして他にない濃い~~ライブ! また行きたい!! エレカシが大阪に来てくださり、感謝です。幸せな時間でした。

まだぼんやりしています。

No.曲名回数
1俺たちの明日16回目
2 明日なき世界初!!
3 やさしくなりたい初!!
4ガストロンジャー21回目


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持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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