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「復活の野音」最終日にして、本当に本当の完全復活を遂げられたステージを体感した。 日比谷後「復活以上」だと多々表現されていたことをようやく確認できた。 緊張感の中での物凄い集中力の演奏にも関わらず、穏やかであたたかな雰囲気。 昨日とはまた違った空気を感じた。この日のために選び抜かれた曲目にも感激! 『涙を流す男』では歌詞全てを身振り手振りで全力表現。 解き放たれたように、これまでのステージでのご自分に還られるような瞬間が 早い段階ではっきり見られた。そして最終的にこれまで以上に到達されたように感じた。 これでもかというエネルギーとパワーが溢れ出し、 終始30分尺のフェスのようなテンションでのステージに。 序盤「これでも抑え気味です。長丁場だから。」とおっしゃったが、既に溢れ出る想いとエネルギー。 『大地のシンフォニー』は以前から、もうCD音源では物足りないとの認識はあったが、 またとんでもなく進化していた。もう声!声!声!!! タバコ断ちのおかげで声が良くなったと自らインタビューでおっしゃっていたことが 顕著に出た一曲であろうと思う。両日共とにかく、めちゃくちゃ素晴らしかった!!! 『生命賛歌』でステージ上も客席も爆発。 直後の『ズレてる方がいい』、フェスならよくあるが、 ワンマンではタブーな(宮本さんの歌声を聴いていたいから)客席からの合唱が自然と湧き上がる。 「どうせ流す涙ならお前と流したい」お互いに指差し合いながら会場中が熱唱。 その後客席に向かって、観客皆を讃えるように宮本さんが拍手。 確かに届いている。通じ合っていると確信。あの一体感と光景が忘れられない。 終盤の曲中、雄叫びながら「この通りばんばん行くぜー、エレファントカシマシをお願いします!」 このステージに立ち会えたことにただただ感謝。 様々な喜びが満ち満ち、感動なんて言葉では表し切れない。 演者にも負けないくらいの観客のエネルギーをも巻き込んだ、本当に凄まじいステージだった。 一曲終える度にさりげなくも一礼され、いつもとは違う丁寧で落ち着いた長めのMCで、 ご自分の中にある素直な言葉で復活までの想いや曲の解説をされた場面も。 不器用ながらも全身全霊で生き様をぶちまけ進む、あのかっこつけないかっこよさ。 ここへ来て更にまさかの進化を遂げてしまった、おじさま達に驚愕。 本当に完全復活以上です。新曲も大切に仕上げ、丁寧に歌い、堂々と発表され期待大。 嗚呼まだまだ余韻が半端なく息苦しい。しあわせ。