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地元広島出身の奥田民生がトリを務める。スピッツ、奥田民生目当ての客が多く、エレカシは脇役といった感。エピック時代を知らない客は、のりきれなかったようだ。ようやく『今宵の月のように』で客の反応があった。曲が始まったとたんステージに駆け寄る輩もいて、少ししらけてしまった。
就職説明会で上京。開演前に宮本さんとそっくりの男性を見かけ、思わず凝視してしまう。白シャツに黒ズボンだが、体つきは違う。あまりに顔つきが似ていたので、お兄さんだったのだろうか。 ◇(ライブから10年以上経っているので、残っている感覚だけをたよりに記す。)シェルターの天井は低い。MCでは、宮本さんは時折、天井の梁に手をかけつつ乗り出すようにし、気さくに客席に語りかける。エピック時代の至極の名曲に心を打たれつつ、衝撃をうけたのはやはり「ガストロンジャー」。前奏が始まると、新曲披露に客席は皆、息をのんだ。目を剥き、噛みつくかのように歌う宮本さんの気迫にはすさまじいものがあった。客席は一言も聞き漏らすまいとするかのように、聞き入っていた。さびのエコーの部分は迫力がありつつも、耳に心地よい。次第に客席が一体となって拳を突き上げ始めた。 ◇その後マスコミでも、センセーショナルに取り上げられた「ガストロンジャー」。その曲を、しかもシェルターで聴けたことは至上の喜びである。
椅子のあるホールだったので、ライブ会場としてはふさわしくなかった。一体となってライブを楽しめず、エレカシを観察する感じに終わった。男性ファンが多かったような気もする。
この会場でも、宮本さんのお兄さんらしき人を見かけた。
もっとも心に残った曲【すまねえ魂】 前奏で。宮本さんは石君に向かって「こっちこいって!」と厳しい口調で命じる。また、背を丸め、よたよたと歩きつつ、トミの前でマイクを床に叩きつける。マイクを拾い上げ、苦悩にのたうち回るように歌う。そのパフォーマンスに、涙なくしては聴けなかった。 「探してる・・」「訪ねてる・・」「探してる・・」の歌詞。似た意味の、短い言葉の繰り返しによって、心まで引き裂かれるかのような苦悩がストレートに伝わってきた。「今あるこの自分が俺の全てだなんて思ひたくはなかった」と歌い、たどり着けない理想の自己像とのギャップに、苦しみあがく様が強烈に伝わってきた。 歌詞の最後は「探してた・・」。『町を見下ろす丘』からさらに洗練され、世間からの注目も浴びているエレカシ。聴いていると、その道のりが思い描かれるようであった。
外聴きでした。外聞きの人たちは、3~400名程いいたのではないでしょうか。アンコールでは手拍子がそろい、、一体感が出てきて楽しめました。 15:40頃会場に到着すると、リハーサルをやっていました。「おはよう、こんにちは」~「赤き空よ」ぐらいまで小一時間リハーサルしていました。 「おはよう、こんにちは」「うつらうつら」「シャララ」「ファイティングマン」「星の砂」「デーデ」「月の夜」「花男」「珍奇男」等、エピック時代の曲が満載で、コアなファンの方には喜ばれたのではないでしょうか。夏なのに、なぜ「うつらうつら」の「炬燵にくるまって~」を選曲!? 新曲「歩く男」・・・・満ち足りてるか、という出だしだったと思います。 新曲「 ? 」・・・いつも見る夢、正夢にしよう (一緒に行った友人がチューリップの曲にメロディーが似てると言ってました。) 残念だったのは声のかすれや歌詞とばし。外聴きだからかもしれませんが、曲によっては声の伸びがいまいちでした。「珍奇男」は出だしをとちり・・・・・生放送していたからこそ非常に残念でした。1月の渋谷公会堂くらいの仕上がりだったら生放送のし甲斐があったのに・・・・勿体なかったです。 タダで宮本先生の生歌を聴かせてもらったのに、文句ばかりになってしまいました。ファンとしては、生放送を通じて、宮本先生の実力を世に知らしめてほしかったのです! MCでは、「外にもたくさん集まってくれたようで、ありがとう」など言ってもらえて、幸せでした。MCによると、成ちゃんは「風通しのよい帽子」を被っていたそうです。
バンドが骨太の音を奏でていた。トミのドラムワークが素晴らしかった。バンドがバンドとしてビシッとまとまって、また、宮本先生の歌声や呼吸にぴたり寄り添っていた。『ネヴァーエンディングストーリー』『悪魔メフィスト』等、曲によっては却って、宮本先生の声がバンドから逸脱している印象を受けるものもあった。 『九月の雨』『翳りゆく部屋』 美しい、伸びのある歌声。 『夜の道』 恋人との散歩シリーズ。『月夜の散歩』『ふたりの冬』『冬の朝』等、女性なら胸にキュンとくる。 『シャララ』 「ご飯食べてシャララ」「パソコンひろげてシャララ」等々。聞き取り辛かったが、生活場面を幾つも幾つも挙げてい歌いこんでいた。 『桜の花、舞い上がる道を』 2009年4月のライブ「桜の花、舞い上がる武道館」から約2年ぶりの武道館。今も、ここに、ゆるぎないエレカシの存在がある。『悪魔メフィスト』を除く本編の最終章を飾る一曲として、彼らの思いが込められていたのではないだろうか。これからも、エレカシの、地に足を付けた息の長い活躍を祈らずにはいられなかった。 『悪魔メフィスト』 日蝕の映像、雷光を表す照明とSE。演出が格好良くハマっていた。 『シグナル』 ずっと聴きたかった曲。丁寧に歌いあげていた。 『四月の風』『俺たちの明日』 客電を一斉に付ける。「がんばっていこうぜ!」と、力強くエールを送ってくれる。 『待つ男』 観客からは待ってましたと言わんばかりの歓声が揚がる。
壮大なるミュージックショウであった
一般最速先行チケット アリーナ38列10番ステージ下手 ゴツゴツした曲とともに、キラキラの曲も多数。 エピック期は代表曲を、 ヒットした耳馴染みのよい曲(ポニ期、2007-2010年あたり、私の好むEMI期は選曲されず) サポートメンバーが蔦谷さんと金原ストリングスチームだからか、AL『STARTING OVER』『昇れる太陽』そのメンバーでアレンジしてある曲が多い印象。 宮本さんの歌声は、圧巻。最後まで伸びやか。 rainbowは、最高アクト!!!宮本さんは曲が終わっても、しばらく空一点を見つめていた。 『ハナウタ』「俺のからの贈りものだよって」のところで、片手で会場みんな贈りものを届けるような仕草。 他の曲でも、会場四方に向け、指さしたり手を振ったり、隅々まで観客に伊敷を向けてくださろうとしていたことご伝わってきた。 『笑顔の未来へ』で、宮本さん涙ぐむ。 「あなたを悲しませたの?」 今聴くと、ソロ活動への一部ファンの不満不平に、投げかけた言葉のようにも受け止められた。 その後の『so many people』『ズレてる方がいい』で、私も泣いてしまった。ズレても続けてきて正しかった。『Yes.I.do』4割してメンバ4人の姿がスクリーンに投影され、また、私は泣いた。 アンコールでは、これぞエレカシ伝統芸とも言うべき『待つ男』。見事な宮本節で歌舞いて終演。アッパレ!!