今回の「悪魔のささやき」ツアー、待ちに待っての初参戦。グッズを買う間リハが聴こえ、『生きている証』を何度も何度も念入りに歌っていた。19:05頃暗転、ご登場。白シャツ黒ジャケ。会場全体からワアーッ!とすごい期待に満ちた拍手と歓声。あたたかい雰囲気。先生も上機嫌で。まず『moonlight magic』、武道館の頃に比べすっかり安定している。『達者であれよ』の引力、「すばらしき、愛する友よ!」とみんなを力強くグルグル指さす。今日の『悲しみの果て』は今まで聴いたなかでも素晴らしかった。全身全霊をかけ、強い声で歌ってくれた。会場全体が熱くなっているのを感じた。エブリィバディ、俺たちの希望の歌です。と、あの日先生は言っていた。曲間に「いやーやっぱり横浜って感じですね、楽屋も。お弁当も中華っぽくて美味しかったです」とか「平日なのに来てくれてありがとう!今日は最後まで盛り上がって、楽しもうぜエブリィバディー!」的なことをおっしゃったように思う。『歩く男』、バンドの醍醐味という感じでガッチリまとまっている。メンバー紹介の時「私がいなければ始まらない、総合司会の宮本です」と言っていた。「自慢の曲です」で『九月の雨』。これが、今日のベストかもと思うほど素晴らしかった。ミキオさんのギター、この人天才なんだなと思った。何かの曲の前にギターとマイクがキュイーン!と鳴ってしまい「うるさ!うるさっ!」と先生(笑)。直してくれる丹下さんに「あ、丹下さんありがとうございます」と。『いつか見た夢を』のトミ兄さんは神懸かっておられました。『so many people』はホールとは思えない盛り上がり。なんというやさしさ。泣いてしまった。『珍奇男』は先生集中して気持ち良さそうに歌う。合いの手も入りいい雰囲気。最後もびしっと決まる。「また発掘してきましたんで、聴いてください。」でなんと『おまえとふたりきり』。これでもかってくらいに聴かせる曲。音源の何倍もよかった。会場も呑まれて聴き入った。『赤き空よ!』は晴れ晴れと力いっぱい歌い上げ、聴いていると自然と笑顔になった。「ニューアルバムで唯一の弾き語りなんです」で『夜の道』。宮本さんの声、本当に好きだな。最後の余韻、これ以上ないくらいシーーンと会場が静まりかえり、10秒くらい物音一つしなかった。先生がジャカジャッ!と余韻を切ると、一斉に拍手。今日はお客さんたちも最高。続いて先生が「バンドのメンバーと、みんなに捧げます」と言った。「いや全部捧げてるんですけど、これは特にそういう…」その歌は『幸せよ、この指にとまれ』だった。メンバー全員が一つになって奏でていた。この曲はいつも泣けるが、今日は苦しそうな感じもなく、声もよく伸びていて力強くて本当に最高。ありがとうと何度も思った。暗転。チュンチュン…。アルバムと同じ構成。いよいよ来る。雷鳴、稲光。武道館を思い出しつつステージに目を凝らす。やはり先生、かがんだ体勢からゆっくり体を起こしながらリフを弾いている。…爆発!凄いですね卓袱台返し。赤と緑の狂気じみた照明。ツアーでどんどん歌い慣れてきたんだろう、安心してじっくり堪能できた。最後もかっこよく決まり、先生ギターを脱いで退場。大喝采。間髪入れずアンコール。黒シャツで再登場。なんと『Sky is blue』!かっこいいとしか言いようがない。どこかで再度メンバー紹介し、石君に「相棒です!」と言ってマイクを向ける。石君「あ、どうも、ありがとうございます」とか呟き、先生がマイクで頭をコン!とやるという一連の流れ(笑)。「今日はエブリィバディ、おかげでピシッとした、締まったいいコンサートになってます!ありがとう!」と言った。ついに『生きている証』。背筋を伸ばして聴く。音源よりずっと力をこめた強いサビ。ココロ持ってかれてポカーンと聴き入った。参った。「好きな曲です」で『笑顔の未来へ』。一気にまた明るい雰囲気に。エレカシの愛だなぁ。続いて「本気で歌います!」と先生、会場歓声。「いや全部本気で歌ってるんですけどね」。何かと思えば『FLYER』!トミはもう、拝み奉るしかない。石君のギターも素晴らしかった。震災からの不安な日々、「いつかまた絶対にあの丘で落ち合うんだ」と思って過ごしてきた。そして今、ここにこうして落ち合っているんだなぁ…としみじみ聴いた。エレカシ本当にありがとう。「約束だ!」と先生が言った。石君に合図、『ファイティングマン』。大盛り上がり。楽しかった!「エブリィバディ、全員、ファイティングマン!」先生ありがとう。歌いきり、ジャンプしてキマり、喝采!退場。去り際、トミがニコッと会場に会釈した。暗転し、アンコールの勢いもすごい。すぐにメンバー再登場。先生マイクも持たずステージの端まで走り、頬をプゥーッとふくらませて決めポーズ。会場笑いながら拍手。今度は左端まで全力疾走し、やはり頬を膨らませてポーズ。可愛い…。なんでしょうねこの人は。「じゃあもう一曲」で石君に合図。『ガストロンジャー』。やはり今のエレカシにとって特別な曲なんだろう。「毎日毎日、結論した!」オーオーオーオー!会場一丸となり、最後も決まる!最高!「また会おう」と退場。去り際、トミがニコッとして小さく手を振った。今日の一番の印象はやはり、全員のピシッとした演奏!そして先生の伸びやかな声。全ての曲の後で観客全員が頭の上で拍手するような喝采で、先生もそのたびにサンキューと言ってくれた、そんな素敵なコンサートだった。本当に幸せな時間でした。ありがとうございました。また何度でも何度でも行きたいです。
No. | 曲名 | 回数 |
---|---|---|
1 | moonlight magic | 2回目 |
2 | 達者であれよ | 3回目 |
3 | 脱コミュニケーション | 10回目 |
4 | 悲しみの果て | 36回目 |
5 | 彼女は買い物の帰り道 | 7回目 |
6 | 歩く男 | 9回目 |
7 | 九月の雨 | 2回目 |
8 | 旅 | 9回目 |
9 | いつか見た夢を | 13回目 |
10 | so many people | 14回目 |
11 | 珍奇男 | 12回目 |
12 | おまえとふたりきり | 初!! |
13 | 明日への記憶 | 9回目 |
14 | 赤き空よ! | 6回目 |
15 | 夜の道 | 5回目 |
16 | 幸せよ、この指にとまれ | 18回目 |
17 | 朝 | 2回目 |
18 | 悪魔メフィスト | 2回目 |
19 | Sky is blue | 18回目 |
20 | 生きている証 | 初!! |
21 | 笑顔の未来へ | 22回目 |
22 | FLYER | 25回目 |
23 | ファイティングマン | 25回目 |
24 | ガストロンジャー | 31回目 |
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