エレファントカシマシDB 2011/05/12(木) 神奈川県民ホール たわらがたさんのライブレポート

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たわらがたさん

今回の「悪魔のささやき」ツアー、待ちに待っての初参戦。グッズを買う間リハが聴こえ、『生きている証』を何度も何度も念入りに歌っていた。19:05頃暗転、ご登場。白シャツ黒ジャケ。会場全体からワアーッ!とすごい期待に満ちた拍手と歓声。あたたかい雰囲気。先生も上機嫌で。まず『moonlight magic』、武道館の頃に比べすっかり安定している。『達者であれよ』の引力、「すばらしき、愛する友よ!」とみんなを力強くグルグル指さす。今日の『悲しみの果て』は今まで聴いたなかでも素晴らしかった。全身全霊をかけ、強い声で歌ってくれた。会場全体が熱くなっているのを感じた。エブリィバディ、俺たちの希望の歌です。と、あの日先生は言っていた。曲間に「いやーやっぱり横浜って感じですね、楽屋も。お弁当も中華っぽくて美味しかったです」とか「平日なのに来てくれてありがとう!今日は最後まで盛り上がって、楽しもうぜエブリィバディー!」的なことをおっしゃったように思う。『歩く男』、バンドの醍醐味という感じでガッチリまとまっている。メンバー紹介の時「私がいなければ始まらない、総合司会の宮本です」と言っていた。「自慢の曲です」で『九月の雨』。これが、今日のベストかもと思うほど素晴らしかった。ミキオさんのギター、この人天才なんだなと思った。何かの曲の前にギターとマイクがキュイーン!と鳴ってしまい「うるさ!うるさっ!」と先生(笑)。直してくれる丹下さんに「あ、丹下さんありがとうございます」と。『いつか見た夢を』のトミ兄さんは神懸かっておられました。『so many people』はホールとは思えない盛り上がり。なんというやさしさ。泣いてしまった。『珍奇男』は先生集中して気持ち良さそうに歌う。合いの手も入りいい雰囲気。最後もびしっと決まる。「また発掘してきましたんで、聴いてください。」でなんと『おまえとふたりきり』。これでもかってくらいに聴かせる曲。音源の何倍もよかった。会場も呑まれて聴き入った。『赤き空よ!』は晴れ晴れと力いっぱい歌い上げ、聴いていると自然と笑顔になった。「ニューアルバムで唯一の弾き語りなんです」で『夜の道』。宮本さんの声、本当に好きだな。最後の余韻、これ以上ないくらいシーーンと会場が静まりかえり、10秒くらい物音一つしなかった。先生がジャカジャッ!と余韻を切ると、一斉に拍手。今日はお客さんたちも最高。続いて先生が「バンドのメンバーと、みんなに捧げます」と言った。「いや全部捧げてるんですけど、これは特にそういう…」その歌は『幸せよ、この指にとまれ』だった。メンバー全員が一つになって奏でていた。この曲はいつも泣けるが、今日は苦しそうな感じもなく、声もよく伸びていて力強くて本当に最高。ありがとうと何度も思った。暗転。チュンチュン…。アルバムと同じ構成。いよいよ来る。雷鳴、稲光。武道館を思い出しつつステージに目を凝らす。やはり先生、かがんだ体勢からゆっくり体を起こしながらリフを弾いている。…爆発!凄いですね卓袱台返し。赤と緑の狂気じみた照明。ツアーでどんどん歌い慣れてきたんだろう、安心してじっくり堪能できた。最後もかっこよく決まり、先生ギターを脱いで退場。大喝采。間髪入れずアンコール。黒シャツで再登場。なんと『Sky is blue』!かっこいいとしか言いようがない。どこかで再度メンバー紹介し、石君に「相棒です!」と言ってマイクを向ける。石君「あ、どうも、ありがとうございます」とか呟き、先生がマイクで頭をコン!とやるという一連の流れ(笑)。「今日はエブリィバディ、おかげでピシッとした、締まったいいコンサートになってます!ありがとう!」と言った。ついに『生きている証』。背筋を伸ばして聴く。音源よりずっと力をこめた強いサビ。ココロ持ってかれてポカーンと聴き入った。参った。「好きな曲です」で『笑顔の未来へ』。一気にまた明るい雰囲気に。エレカシの愛だなぁ。続いて「本気で歌います!」と先生、会場歓声。「いや全部本気で歌ってるんですけどね」。何かと思えば『FLYER』!トミはもう、拝み奉るしかない。石君のギターも素晴らしかった。震災からの不安な日々、「いつかまた絶対にあの丘で落ち合うんだ」と思って過ごしてきた。そして今、ここにこうして落ち合っているんだなぁ…としみじみ聴いた。エレカシ本当にありがとう。「約束だ!」と先生が言った。石君に合図、『ファイティングマン』。大盛り上がり。楽しかった!「エブリィバディ、全員、ファイティングマン!」先生ありがとう。歌いきり、ジャンプしてキマり、喝采!退場。去り際、トミがニコッと会場に会釈した。暗転し、アンコールの勢いもすごい。すぐにメンバー再登場。先生マイクも持たずステージの端まで走り、頬をプゥーッとふくらませて決めポーズ。会場笑いながら拍手。今度は左端まで全力疾走し、やはり頬を膨らませてポーズ。可愛い…。なんでしょうねこの人は。「じゃあもう一曲」で石君に合図。『ガストロンジャー』。やはり今のエレカシにとって特別な曲なんだろう。「毎日毎日、結論した!」オーオーオーオー!会場一丸となり、最後も決まる!最高!「また会おう」と退場。去り際、トミがニコッとして小さく手を振った。今日の一番の印象はやはり、全員のピシッとした演奏!そして先生の伸びやかな声。全ての曲の後で観客全員が頭の上で拍手するような喝采で、先生もそのたびにサンキューと言ってくれた、そんな素敵なコンサートだった。本当に幸せな時間でした。ありがとうございました。また何度でも何度でも行きたいです。

No.曲名回数
1moonlight magic2回目
2達者であれよ3回目
3脱コミュニケーション10回目
4悲しみの果て36回目
5彼女は買い物の帰り道7回目
6歩く男9回目
7九月の雨2回目
89回目
9いつか見た夢を13回目
10so many people14回目
11珍奇男12回目
12 おまえとふたりきり初!!
13明日への記憶9回目
14赤き空よ!6回目
15夜の道5回目
16幸せよ、この指にとまれ18回目
172回目
18悪魔メフィスト2回目
19Sky is blue18回目
20 生きている証初!!
21笑顔の未来へ22回目
22FLYER25回目
23ファイティングマン25回目
24ガストロンジャー31回目


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持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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