エレファントカシマシDB 2014/01/11(土) さいたまスーパーアリーナ ラスさんのライブレポート

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ラスさん

1月11日土曜日、さいたま市、快晴。待ちに待ったこの日がやってきた。
15:30からアリーナは整理番号順で入場が始まりA2の400番台で入場。入って目に飛び込んだのはまさかの花道!Aを1と2に分けたのは花道を挟んで両脇という意味だった。A2は石君側。正面ステージから伸びている花道に近い前方で観る事にした。さいたまスーパーアリーナでやると聞いたときから会場は埋まるのかと心配したけれど杞憂に終わった。開演17時前にぐるりと会場を見渡すと、埋め尽くす人、人、人。今回はWOWOWの生中継が入っているので記憶せねば!という妙な気合が抜けてなんとなく気楽なんだけど、やっぱり大舞台前の変な緊張感で1時間半待機。
メンバー登場と共にぎゅうぎゅうに。前半はライブハウスにいるかのような錯覚を持つほどのモッシュゾーンでした。流石に4時間のライブ、後半はソーメニでも押し寄せる事はなかったですが。
印象に残った所をいくつか。
【Sky is blue】正面の大画面に太陽が昇っていく。逆光でメンバーはシルエットになり表情は見えない。本日快晴。まさに空は青く、一発目に相応しい曲で25周年記念ライブの幕が上がった。
【奴隷天国】風船が上から大量に降り注いできたのは後から映像で見てビックリ。前方の花道側には風船が来なかったし、風船の存在は曲の中ほどでチラッと視界に入り知った。あんなに大量だったのか・・・。満員の会場で風船を楽しそうに振りながら盛り上がる客に向かい「あくびして死ね!」「おめぇだよ!そこの!」って宮本さん、気持ちよかったんじゃないかなw
【リッスントゥザミュージック】埼玉県の話から武蔵野くるかと思ったら、リッスンでずっこけたwまあ武蔵野ですけど。本音言うとやっぱり武蔵野、聞きたかったです。
【ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ】初聴き!
【Darling】素晴らしかった。丁寧に宮本さんの言葉の一つ一つがハッキリと明瞭に聞こえてきて、笠原さんと金原さんのストリングスが美しく艶やかに歌に寄り添っていく。ストリングスのドラマチックな音色がとても効果的に感じられた。愛について、こそばゆいなぁって思っていたこの曲の歌詞がすとんと風景になっていて完璧な世界だった。色鮮やかな色彩と瑞々しさが歌に溢れていて、ひたすら感激。この曲で静かに大興奮していた。
【シャララ】最初のストリングスがカッコよく決まったのに、宮本さんの「もういっちょ!」で2回目がヘロヘロにw宮本さん強引に押し切りましたねw今回のライブもういっちょが多かったなあ。最初も最後も。
【やさしさ】4人だけのシンプルな音。宮本浩次のダイナミックなボーカル。どでかい会場にズバーンと響き渡って痛快!!華やかなストリングスやホーンに彩られた25周年ライブさいたまスーパーアリーナでこの曲を4人の演奏でやる意味。4人が向き合ってきたエレファントカシマシの音。彼らが歩んできた道のりを思って聞き入った。とても、とても良かった。
【男餓鬼道空っ風】伝説のコールアンドレスポンスを体験。13000人の観客を前に宮本さんが「さん・・・~っはいっ♪て言うから」には参った。言うしかないwヘーイヘイヘイヘーイヘイ!大声で歌いましたとも!「森のくまさんみたいだぜぇぇぇ!」には大爆笑ww楽しく可笑しい時間でした。「さいたまスーパーアリーイナー♪」とエビバデ全員で歌ったのはこの先ずっと忘れませんw
【傷だらけの夜明け】風の音のようなものが流れてて、こういう演出なんだろうけど邪魔に感じた。この曲好きなので、宮本さんの見事な歌いっぷりを堪能したかったなあ。
【あなたへ】曲が終わって照明が落ち、宮本さん中腰で足早にこそこそと花道を移動していく様子が見えた。なんだか悪戯しに行く小僧のようなwようやく花道の一番先端へ。「我慢したんだ」って、やっぱり花道端から端まで駆け巡りたかったんですね。みやもとさんの背中を見ながらの「あなたへ」この背中をトミは見ながら演奏しているんだなと思ってステージを見るとメンバーがこの背中を見ながら演奏していて、普段は中間地点など存在しない場所に自分達がいることにちょっと不思議な気分。丹下さんはステージの宮本さん位置でしゃがんで見ていた。(正面からは録画で見ました)宮本さんの背中越しに満員の会場を見てあなたへを聞くというのは非常に胸がいっぱいになりました。

【俺たちの明日】花道を歩きながら歌い一人一人に語りかけるように指差しながら歌った時、ちょうどこちらを向いてじっと指を差していた。ものの数秒だけど、なんだか感激した。いつもとちょっと違うような、でもやっぱり同じような、俺明日。
【さらば青春】「32歳位の時に佐久間さんと一緒にやったんだけど」(→年齢を一歳多く数えてる話→)「結構、結構好きな、名曲なんじゃないかと自分では思ってる、聞いてくれ」と言ってから歌った宮本さん。闘病中の佐久間氏を思ってハッとした。(1/20に1/16佐久間さんが亡くなった事を知りました)【旅】高く歌い上げる所をオクターブ下げて歌うのでがっかり。疲れちゃったのかな、もう高い所出ないのかなと思った。好きな曲だけに残念。
【桜の花、舞い上がる道を】旅がアレだったので大丈夫かなと思っていたら、「エブリバディ」とマイク通さず呟いた声が聞こえ、花道に。見事に歌い上げる姿にさっきのは一体何だったんだと思っていたら「見ろよ大いなる花」で花びらが舞い上がりどんどん落ちてきて、うわあっと叫んだ。桜の花の形をしたピンクの紙がぶわっと舞い上がる花道で宮本さんが歌っている。視界には黒い天井とピンクの花びらと宮本さんの白いシャツ。黒・ピンク・白の色彩だけが揺れ動き、そのど真ん中で宮本浩次が歌い上げるあの光景は一生忘れないだろう。絶景としか言いようが無い、あの瞬間を。
【あなたのやさしさを何に例えよう】新春ではおなじみ、ホーン隊の紹介で宮本さんノリノリ!トロンボーンの紹介でエアトロンボーンを披露w音色に合わせて「プップップッ」と言ってたwそこの部分映像に入ってなくて残念!製品版が出るとしたら是非入れて欲しい。係りの人よろしくお願いします。
【生命賛歌】宮本さんおもむろに客席に向かって「さい、さい、さい、」と言い放ち、再度「さい!さい!さい!」と謎の呪文を呟くwきたあああ!!と思ったらイントロのギター音が切れる。機材トラブル?これスクリーンのメンバー4分割映像凄く良かった!!かっこいい!!こういうの他でもどんどんやってください。
【待つ男】21時過ぎていて生中継21時までだったよなぁ・・・でも客電つかないし、これはまだあるなと思っていたら宮本さんグッズのTシャツ着て登場。4時間ライブラストを飾るのは待つ男!これ以上相応しい曲はないし、皆これを待っていた。けど、さすがに4時間歌いっぱなしの宮本さん、通常ライブ2、3時間の最後に歌う待つ男とは違って正直ぶっ飛ぶ勢いはなかった。しかし最後の最後に放つ渾身の待つ男にはやはり痺れた。男、宮本浩次、エレファントカシマシ4人の音楽の歴史を垣間見た4時間。最後のメンバー紹介、顔くしゃくしゃにして言葉に詰まっていた。

演奏の良し悪しはまた別に、それもひっくるめて今までで見たライブの中で一番楽しいライブだった。
 肉眼でメンバーの表情が見える距離だったのでほとんど両脇の大画面は見なかったが、以前別のアーティストをスタンド席で見た時は米粒だった。見た場所によって全然違う感想になるのは大きい会場ならでは。帰宅してWOWOWの録画を確認したら数時間前のライブとは別物のような感覚だった。舞い上がった桜の花びらと風船をお土産にしました。

No.曲名回数
1Sky is blue25回目
2奴隷天国3回目
3悲しみの果て72回目
4新しい季節へキミと26回目
5今はここが真ん中さ!16回目
6彼女は買い物の帰り道15回目
7リッスントゥザミュージック15回目
8 ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ初!!
9Darling9回目
10シャララ5回目
11ココロをノックしてくれ10回目
12未来の生命体6回目
13デーデ21回目
14達者であれよ5回目
15今をかきならせ3回目
16やさしさ3回目
17珍奇男36回目
18 男餓鬼道空っ風初!!
19風に吹かれて31回目
20傷だらけの夜明け5回目
21あなたへ5回目
22ハナウタ~遠い昔からの物語~24回目
23ズレてる方がいい6回目
24俺たちの明日51回目
25今宵の月のように48回目
26さらば青春6回目
27昔の侍4回目
2828回目
29桜の花、舞い上がる道を15回目
30笑顔の未来へ38回目
31あなたのやさしさをオレは何に例えよう4回目
32so many people23回目
33生命賛歌11回目
34ガストロンジャー60回目
35ファイティングマン61回目
36男は行く12回目
37待つ男17回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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