個人的には5年ぶりのジャパンフェス。とにかく酷暑でした。ここ数年はひたすら宮本さんの「声」や「歌唱力」「作曲の力」に驚嘆しながら過ごしていましたが、久々に夏フェスに参戦してみて、エレカシの凄さというのは、魂とか生き様とか、なにか根っこのところに決定的なものがあるんだなと痛感するような、圧倒的なステージでした。最初、登場した際は、宮本先生の表情もフェス特有のヒリヒリ感で、見ているこっちが緊張しましたが、まず『おはよう こんにちは』の冒頭の声一発で、かなりの観客を「持っていき」、『悲しみの果て』の宮本さんの歌ぢからで、会場が一気にエレカシ色に染まっていきました。広大なグラスステージが後方までみるみる埋まっていくさまは、壮観でした。スクリーンにアップで映った宮本さんの両眼が、炎が出そうなくらいの闘争モードだったのでビックリしましたが、ライブが進んでいくにつれ、魅了されたお客さんたちがどんどん増えて、早くも勝負ありな感じで、見事に「ホームな」雰囲気のエレカシライブになっていきました。珍しく半パンの石君も、とても元気で調子がよさそうで、トミもせいちゃんも、バンドがすごくいい状態だなと感じました。そして宮本さんのパフォーマンスは、この暑さの中で、恐るべき超人ぶりでした。広いステージの端から端まで走りまわり、みんなをあおりまくり、たぶんあのエリアにいる人たちの中で一番元気でした。どんな49歳。新曲『愛すべき今日』は、メンバー全員すごく気合いが入っていました。やはりサビがとんでもなく、ゴゴゴゴ…と地底から立ち上がっていくかのような声でした。思わずグッと来ましたが、今日は泣かずにちゃんと聴きたいと必死で集中しました。「宮本浩次の歌を聴くしあわせ」を、ただただ噛み締めました。終わると先生、「最新の曲、『愛すべき今日』でした。絶賛配信中」と。終盤『so many people』の頃には自分は暑さでヘロヘロになっていましたが、宮本さんはあの状況でなぜあんな声が出るのでしょう…。過酷な炎天下で、エレカシさんたちはガッチリと最高の『ガストロンジャー』をやってのけ、続く『ファイティングマン』も、先生は声も気力も少しも落ちてなくて、全力疾走しまくりで、本当に楽しくて最高でした。最後に「アンコール」で始まった『俺たちの明日』は、広いグラスステージが一体になり、忘れられないキラキラした素晴らしい時間になりました。冒頭で「最後まで全力でやります」と宣言した言葉に嘘がないことを、我らがエレカシさんは、これ以上ない全身全霊で見せつけてくれました。なんだかあまりに凄すぎて、感動というレベルを超え、観客は気圧され圧倒されつくし、畏怖の念まで感じるような、まさに圧巻のライブでした。背筋が伸びました。エレカシさん、今日もありがとうございました。
No. | 曲名 | 回数 |
---|---|---|
1 | おはよう こんにちは | 4回目 |
2 | 悲しみの果て | 51回目 |
3 | デーデ | 16回目 |
4 | 笑顔の未来へ | 33回目 |
5 | 愛すべき今日 | 初!! |
6 | ズレてる方がいい | 9回目 |
7 | 今宵の月のように | 40回目 |
8 | 星の砂 | 16回目 |
9 | so many people | 20回目 |
10 | ガストロンジャー | 45回目 |
11 | ファイティングマン | 39回目 |
12 | 俺たちの明日 | 35回目 |
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