エレファントカシマシDB 2015/09/27(日) 日比谷野外大音楽堂 たわらがたさんのライブレポート

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たわらがたさん

夕刻には徐々に晴れ渡り、暮れゆく夕べから、昇りくるみごとな名月の夜。そんな絶好の舞台で、これ以上ないくらいのコンディションで、夢のような最高のライブが実現した。こんな想像を絶する素晴らしい奇跡が現実に起こりうるんだと思うと、伊達や酔狂じゃなく、人生というのは本当に「生きるに値する」。エレカシはいつもそれを信じさせてくれる。2015年の野音は、私がこれまで参戦した中で、史上最強のライブでした。何より、宮本先生の歌がとにかく素晴らしかった。今日という時間が私の人生のなかに刻まれたこと、そしてこの余韻と記憶を抱えたままこれからを生きていけることに、ココロの底から感謝した夜でした。こんなに最初から最後まで、エレカシとみんなとの間に乖離がまったくなくて、完璧に一つになっていたライブって今まであったのだろうか。お互いの緊張感もなく、完全に相思相愛でしかなかった(笑)。細海さんのサポートがまた、ドンピシャにはまっていたと思う。やさしく包んで支える音だけでなく、激しくエモーショナルなパフォーマンスまで、素晴らしかった。それにしても、宮本先生の底なしの歌ぢからときたら…。終始パワー全開のとてつもなく凄まじい歌唱だったけど、まだまだ20曲くらい行けそうだったな…(汗)。声も身体もいっさい疲れることなく、最初から一貫してずっと調子良さそうだった。リハもやっているというのに、どういう身体なの…。発声法が変わったのかな。今まではとにかくひたすら全力の絶唱で、最後は力尽きて倒れそうなくらいの歌いっぷりだったけど、今は「全力であること」以上に、「聴かせる」歌を歌うことに全身全霊を注いでいる感じがする。やさしく歌うところの感情の込めかたとか、効果的に「冷めた」歌いかたをするところとか、表現力の厚みと深みが半端なく増して、見せる顔がまた何倍も増えた気がする。それは今年の新春でも思ったことではあるけれど、今度の野音ではますますそれが進化しちゃっていた。まだまだ進化するのだろうか、エレカシさんは。50を目前に控えて、彼らはまだまだ次なる境地を見せてくれるんだろうか。それを思うと末恐ろしいくらい、楽しみ。生きていて、よかったな。エレカシと出会えた人生でよかったな。愛すべき、我が人生だなぁ。宮本さん、あなたはこれからもずっとずっと、生きて、こうして歌い続けてください。

No.曲名回数
1おはよう こんにちは5回目
2ドビッシャー男4回目
3悲しみの果て52回目
4 ああ流浪の民よ初!!
5誰かのささやき2回目
6暮れゆく夕べの空3回目
7 夢のかけら初!!
8月の夜4回目
9 自宅にて初!!
10待つ男18回目
11 TEKUMAKUMAYAKON初!!
12星の砂17回目
13珍奇男18回目
14極楽大将生活賛歌2回目
15四月の風4回目
16生きている証2回目
17ワインディングロード2回目
18月夜の散歩4回目
19今宵の月のように41回目
20めんどくせい3回目
21化ケモノ青年4回目
22ズレてる方がいい10回目
23ガストロンジャー46回目
24 RAINBOW初!!
25生命賛歌6回目
26 星の降るような夜に初!!
27友達がいるのさ6回目
28愛すべき今日2回目
29ファイティングマン40回目


持帰り用体験回数(コピーしてご利用下さい)


持帰り用セットリスト(コピーしてご利用下さい)

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