最初、このフェスに、エレカシが参加してくれることが驚きでした。駆け出しの無名なフェス、しかも屋内。エレカシサイドの男気が、そうさせてしまったのか?なんて事考えてました。フェス当日、サカナクションのボーカルの人が(NICO Touches the Wallsだったかも、スミマセン)が言ってました。「このフェスは、ロックの3世代の結集が、テーマだそうです。~'90年代、~'00年代にデビューした人と、'10年代にデビューする人の。僕は今さっき、裏で知りました。」って、そうだったのか!私も、その時初めて分かりました、エレカシがこのフェスに参加した理由が。私は、PONTIACS以降からの参加でしたが、さすが、どのバンドも思わず聴き入ってしまうくらいかっこ良かった~。そして最後、トリを飾る宮本さんが登場した瞬間!「ガッシリしてる!」そう感じた時、とても嬉しかった(涙)。思い起せば11年前、この近くの会場で山笠RockNight'99というイベントがありましたが、その時トリを飾ったのはスピッツ。会場はそのスピッツファンの黄色い声援で埋め尽くされたなぁ。でも今回、こうやって、ずっとひたすら、ひたすら、ひたすら走り続けて来たエレカシが、福岡のフェスを熱く熱く締めくくったことが、ほんと嬉しい。
印象的だったのは『Under the sky』を熱唱する宮本さんの歌声とその姿。スルスルスルとなめらかにステージの際まで出て行って、まるで歌謡ショーのようだった。最前列でそのクネクネと動く宮本さんを観てしまったあのファンの人はきっとその姿を一生忘れられまい…その立ち尽くすファンの人の後姿も一緒になって、私の脳裏に焼き付いてしまったほど。