カバー曲よりオリジナル曲の方がレンジが広い様で、必死に歌う様子が見えました。最初はショーの世界観を意識しながら、強く美しく歌い上げていました。さすがだなと感心したものですが、後半は興奮してシャツのボタンを引きちぎり、エレカシのミヤジに戻って歌ってましたね。後半はテクニックなんか関係なく大声で歌ったり、P.S. I love youでは涙声になっていましたが、こういう展開で良かったです。ガストロンジャーで音がちゃんと聴けたのは若干音を抑えているせいかな。歌の中に横浜ー!って入れてくれると、嬉しくなってしまいました。ステージが作った雰囲気に釣られ、愛してるよー!と言ってましたがこれはエレカシではない光景でした。若い人も年配の人もいて、暖かい雰囲気だったということもあります。
オープニングは「過行く日々」で実に野音らしい。「偶成」はリハで聴いていたのですが、知らなかったらおおっ!てなりますね。「珍奇男」はギターのトラブルで交換したりで一瞬止まりましたが、えらく迫力が感じられました。ギターを打楽器みたいにガンガン攻めてる様子が今回は特に感じました。ガストロンジャーをやらなかったのは画期的だったかも。「東京の空」は感激しました。「so many people」は声出し禁止でも盛り上がっていました。
公演前、会場にはストーンズのShe's a Rainbowが流れていました。ソロの時のクラシックと違って、やっぱりエレカシのコンサートに来たなと実感しました。暗転してオープニングはエピック時代から順にスクリーンに絵が映し出す演出で盛り上がり、メンバ登場。少し経過して石くんがスキンヘッドっぽいなと思った(後でスクリーンで確認。サングラスに黒い服でなんだかジョーサトリアーニか?って感じ。毎度楽しいです)。
25thさいたまスーパーアリーナの再現の様に『Sky is Blue』でスタート。昨年の新春公演の様に噛みしめる程ではないですが、スピードを抑えてしっかり歌う感じでした(後の『デーデ』なども同じく意識的スピードコントロールしてるかな)。ミヤジは白いパーカーを羽織っていましたが、数曲後いつの間にか投げ捨てて、黒いシャツになっていましたっけ。
再開後の第二部では『彼女は買い物の帰り道』を作った時の喜びをMCで伝えつつ演奏。貴重でした。『風に吹かれて』は蔦谷さん・ミッキー・金原さんがいらしたこともあり、アコースティックバージョンでした。『Rainbow』で一段落しステージを抜け、再開後『悪魔メフィスト』を一曲演奏し再度ステージを抜け、第三部となりました。『桜の花~』の花びらが舞う演出は華やかでした。『so many people』はいつも盛り上がる一つの山場になっていますね。その後の演奏で声援も多かった感じで、石くんへの声援に少し笑いが起きてましたっけ。『yes. I. do』はコンサートでは初だということで、演奏の場に立ち会えたのがありがたかったです(今日のセトリの流れから新曲を演奏するのかと思っていたので安心しました)。アンコールの『待つ男』は力を使い切った分、あっさりとステージを降りてましたが、満足して終わったという感じです。