200番代前半で入場。前にあまり背の高い人のいない場所を探したら、石君寄り、前から4~5列目になった。
広島は土地柄なのか、観客のノリは比較的おとなしめだと思う。だが、この日は違った。「大地のシンフォニー」が始まり、「悲しみの果て」に行き、もう両横の観客が肘を張ってぐいぐい押してくる。「な、なに、これ?」とちらちら辺りを観察すると、どうやら横の人もその横や後ろからぐいぐい押されているようだ。「ひえ~、今日は大変なことになりそうだ」と思ったよ、わたし。
3曲目に「俺の道」が来た。うれしい。生で聴けるなんて感涙ものだ。
フジケンさんがよく見えた。石くんも、トミも。成ちゃんが先生の陰になって時々しか見えない。先生はもちろんよく見えた。クアトロは本当に近いから好きだ。
先生と石くんとフジケンさんがセッションしてるの、楽しい!なんだろ?エレファントカシマシ・エスの音って、すごく豊かで広がりがあって好きだった。フジケンさんが加わった今回のエレカシの音は全く別物だ。ギターの音、ベースの音、ドラムの音が、とんがって突き刺さってくる。いやがうえにも観客をあおる。
先生のヴォーカルは凄かった。息継ぎする暇もないようなエレカシの楽曲を矢継ぎ早に歌い続ける。曲間で一瞬見せた荒い息遣いに「ああ~、息があがってる…」と胸がチクリ。こちらの心配をよそに次の瞬間には目いっぱいのパフォーマンス。「この人は何者だ?天才だとは思っていたけど、それだけじゃなくモンスターだ」と思った。そして、先生が「おまえもオレに負けるなよ」と言ってるようで、わたしもがんばったよ。アンコールのときなんか、ホント大変だった。後ろの人がぐおぉぉぉ~と襲い掛かってきて、空気が薄かった。押しつぶされるかと思った。
先生に押されて、石くんが真横にぶっ飛び機材を倒しながら横倒しになるのもしっかり目撃した。石くんは次の瞬間には跳ねるように飛び起きて何事もなかったようにギターを弾き続けていて、フジケンさんが機材を直していた。
どの曲だったかな、ガストロンジャーだったかな?先生が声でフジケンさんとセッションしてた。先生が振りをつけながら「タタンツタタンツタタタン」と歌うと、フジケンさんがそれをギターで弾く。なんか楽しい~!!
どの曲もよかったが、「約束」好きだな~。「穴があったら…」もいいなあ。…ってキリがないなぁ(笑)。
ハイ先生、思いましたとも、「エレファントカシマシのファンでよかった」と。
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