集大成・・彼らは独特のパワーとパフォーマンスを持つバンドとしてデビューして以来、幾度と無く世間や己自身の壁にぶつかり、その度に試行錯誤してはまた旅立ち、新たな世界を築き上げてきた。その道のりの中で彼らの中心にあった魂は、アルバム「俺の道」~「扉」にかけて垢抜け、より充実された一つの輝きへと変わった。その言ってみればかつて無いほど最高の状態にある彼らが繰り出したこの平成理想主義という曲。すべてをなぎ払うかのようなロック・バンドサウンドと壮大なイメージを沸き起こすそういつか彼らが見せてくれた甘い、されどどこか哀愁漂うメロディ。彼らの歩んできた歴史がこの一曲に詰まっている気がする。
更新日:2004/12/10 (金)