「B面」の1曲目。
『Ⅱ』まではCDだけでなくカセットテープでも発売されてました。「B面」の1曲目を飾るのに、これほど相応しい曲はないでしょう。『Ⅱ』はアルバムとしての完成度が極めて高い。特に感心するのはその曲順です。通しで聞くのもいいが、A面B面と分けて聞いても同様に完成度の高いミニアルバムとして聞くことが出来ます。
[A]B[A]B C というシンプルな楽式の、3分に満たない短い曲ですが、エレクトリックギターソロで始まり口笛に終わるA面の「優しい川」と好対照に、アコースティックギターソロで始まりAhのヴォカリーズに終わります。
エレカシ史上、他に類を見ない詩的な歌詞(情景の羅列)と一貫した美メロのマリアージュ。
曲頭50秒までヴォーカルが右に完全にパンされているのが真に残念。『Ⅱ』に関してはリミックス&リマスタリングを施した上での再発を望みたい。
更新日:2014/08/31 (日)