生活の後半4曲のうち一番分りづらかった曲だけど、今は一番美しい曲だと思っている。たしかに、キレイな曲ではないかもしれない。でも、キレイな曲なんて普及品としてテレビやラヂヲの電波の中をいくらでも行き渡っている。キレイな曲なんてどんなに頑張っても「とてもキレイ」にしかなれない。哲学がなければ美しくなれない。のだ。10分のうち5分をルルルーという「?」なインプロビゼーションで占めている。最初即興かと思っていたが、逆にうんと練り上げられたフレーズやもしれない。聴くほどわけがわからなくなる。あのお方のなさる事をこうして批評して「私」を曝している行為そのものの情けなさが、あのお方の書く歌詞の内容に近づいている証拠かもしれん。
更新日:2004/01/26 (月)