まさにジゴロ気取りの男性主人公が登場する、荷風の小説「あじさゐ」を読んでいて、まぬけなジョニーの原点を見つけたような気分になりました。ストーリーは「あじさゐ」の方は、男の方が女の方に尽くした挙句、女に飽きられ逃げられそうになる、というものなのですが、夜、家から姿を消した彼女を探してやるせない気持ちで近所を歩き回わり、煙突の向こうを見ると流れ星が落ちていきます。主人公の大事な人を失った瞬間が、ジョニーとシンクロします。文学(主に荷風鴎外)を読んでいると時々その中にエレカシの歌が生きているように思うことがあります。と言うよりも、エレカシの歌の中に文学が生き続けていますね。素敵です。。。『削除お願いします』
更新日:2014/09/04 (木)