エレファントカシマシ DB
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エレファントカシマシDB   2003年08月分の日記(ブログ)



     2003/08/01 (金)
『敗北と死に至る道が生活』その343
私の憧れは『野垂れ死に』だ。『のたれじに』。たった5文字の破壊力。それに比べて『ぺたじーに』はなんだか間抜けだ。『ぺた』がよくないのだろう。『ぺた』には少なくとも破壊力はない。おでこにペタとか。サンダルペタペタとか。のほほんとした気分が漂う。

『のほほん』も凄い言葉だ。人はたった4文字でこれほど『のほほん』とした気分にさせられるものか。しかし縄文人にいくら『のほほん』と言っても通じないのである。『のほほん』を3回程言っただけで『うほうほうほ-』と返されて棍棒で殴られるのがオチだ。世の中そんなに甘くないのである。ダイエットコーク程度だ。

そんな例えではかなり甘いと見た。

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ランダム日記
2003/08/02 (土)
『敗北と死に至る道が生活』その344
散髪代がもったいないのでスキンヘッドにしてしまおうかと思い、見えない部分で実験してみた。金曜日に耳の横のもみあげを髭剃りで剃ってみた。翌月曜日には既に1ミリ弱の毛が生えている。毛髪は時速で言うと結構な速度で生えている。しかし均等に生えるかと思えば1本1本伸びる速度が微妙に違うのでまだらになる。スキンヘッドはあぁ見えても日々の手入れが面倒だ。

となるとスキンヘッドから均等に生え揃うのは無理なのだから、均等に切り揃えるしかない。ヨドバシカメラで電動バリカンを買ってきた。1900円。一回の散髪代が1000円だから2回分で元本回収出来る。早速見えない部分で実験してみた。自分でやってもなんとかなるもんだ。部分的に長さを変えてのカットは難しいが、全体を均一にカットする分には虎刈りにはならない。せっかく男に生まれたからには坊主が一番だ。

私はこうしてまたお金のかからない生活を極めている。坊主丸坊主だ。

2003/08/03 (日)
『敗北と死に至る道が生活』その345
ROCK IN JAPAN は暑いな。かなり暑い。私は意気地なしなので長袖シャツを着ていた。

ところでやっぱりもう次へ行ってしまうようだ。フェスで新曲って一体??今日はぐったりしたので寝る。

2003/08/04 (月)
『敗北と死に至る道が生活』その346
しかしまぁ暑いでんなぁ。と桂小枝風に書き出してはみたものの、探偵ナイトスクープの関東での視聴率はまったく無いと言っても過言ではない。だから深夜に放送したりしなかったりの連続だ。

そんなことはどうでもいいが、あなたの周りに視聴率調査を依頼されている人はいないだろうか。ビデオリサーチだかなんだか知らないがテレビに装置を取り付ける人をランダム?に選んでいるそうで、依頼された人は決して他人に自宅に視聴率調査の機械が設置されていることを言ってはいけない。という話を聞いた。誰かが言わずにはいられなかったのだろう。

視聴番組とコマーシャルの効果についても調査されるらしく、毎月何を買ったかレポートしなければならない。その代わり小遣い程度の報酬がある。とビデオリサーチから連絡があった。私なんかで調査しても庶民の視聴率とズレるのではないか。無意味に探偵ナイトスクープでも見てみるか。ふざけたことしてると解約されるんだろうか。

2003/08/05 (火)
『敗北と死に至る道が生活』その347
夕べ11時前に寝て今朝8時に起きたのにまだ眠い。もしかしたら睡眠という行為は随分と疲れる行為なのかもしれない。風呂に入っても疲れ、食事をしても疲れる。もしかしたら病気なのかもしれない。だとしたら病気はかなり疲れる。もしかしたら体にとって良くない状態なのかもしれない。もしかしたらですけど。縄文人は自分が病気だったらどうしたのだろう。

私の行動の基準となっている縄文人の生活様式について私はもっと深く知るべきだ。だからタイムマシンが出来たら迷わず未来に行って競馬の結果を見る予定ちょき、ぶいちょき、ぶい

そんなことはどうだっていいが、私が子供のころアットマーク(@)なんて知らなかった。せいぜい頑張ってベルマーク程度だ。私の好きな漫画『へなちょこ大作戦Z』で、アットマークが余ったから味噌汁の具に入れてしまった新妻プニ子『メール打ってて余ったから』って。

尊敬する西本英雄様。最近キャラに頼り気味。いつも立ち読みすんません。でも単行本は発売日に購入。いつも恥ずかしい表紙。エロ本買うより恥ずかしい。本当は姉妹じゃない叶姉妹も絶賛。堂本兄弟みたいなもんか。そんなことなら姉はもっと綺麗な姉にしとけばよかったのに。性格が売りか。謎が売りか。事務所の方針だろうか。
2003/08/06 (水)
『敗北と死に至る道が生活』その348
HTML を学ぶと誰もが TABLE タグでなにかやりたくなる。TABLE タグ というのはかなり遊べる。ちなみに私が大昔作ったページだが、こんなことをテーブルタグでやっていた。1枚の絵でこれを実現するにはかなり絵を重ねなければならない。GIF画像はアニメーションできるが、写真は JPEG の方が綺麗なので、 JPEG と アニメーションGIF を TABLEタグで組み合わせてみたものだ。FLASH でやればもっとスマートなのだろうが私はよく知らない。熱意の向けどころが間違っていたかもしれない。
TABLE タグで絵を書いてしまった人(写真じゃなくてテーブルタグだった)がいる。1マスを1ドットとして色を乗せていけば絵に見えるという緻密な作業だ。htmlファイルだけで2Mもあるのだ。jpegの方が軽いじゃないか。熱意の向けどころがズレているこの感覚に共感するところだ。そんな人のためにタグ生成ツールを作ってみた。インストール不要。っつうかブラウザで動く。こんなものいくらでもあると思っていたが案外無い。html作成ツールに組み込まれているので、テーブルだけ生成するツールなんかないみたいだ。色指定やセル結合も出来るので我ながら結構便利なのでは?と自画自賛である。htmlをテキストエディタで書いている人ならば便利さが分かっていただけるかもしれない。
    .  .  
ちなみにこんな
メモ帳風タグを
生成する機能も
あります。
 

HTML は間違えて書いてもエラーにならない。ブラウザが努力して表示を試みる。間違えた HTML をアートにまでしてしまった人もいる。これはいかがなものかと思う。こんなものブラウザ次第でどうにでもなる。逆にまともなページを芸術的に表現するブラウザなら評価してもいいだろう。タグを全く違う風に解釈させれば企業のページもピカソの絵のように表示されるかもしれない。

ここなんか熱意の向けどころが完璧に間違っている。
2003/08/07 (木)
『敗北と死に至る道が生活』その349
カレンダーの縦バージョンを作ってみた。印刷にはこっちの方が向いているのではないか。って印刷なんかする人いないか。私もしない。


夕方スーパーに買い物に行った。水が5リットルで50円なので車で行った。都心のスーパーには駐車場が無い。私は路肩に寄せてしばらく停車してみたが、路線バスがお互いすれ違うのを待っている。だめだ。こんなところに止めたらだめだ。路地に入ってみた。せまい。こんなところには止められない。しばらく走って戻ろうとしたらUターン禁止だ。しかたなく少し走ったら今度は渋滞に巻き込まれた。実際は戻りたいのに逆方向の渋滞にハマるとは最も無意味な状態だ。左折を4回繰り返してやっと逆の道に戻れ、スーパーの近くに路上駐車したが、迷惑じゃないか?ミニパトがこないか?不安で買い物も落ち着かず、買いたくないものまで買いこんでしまった。マンションの前で一度荷物を降ろし、駐車場に車を戻した。徒歩で戻って5分。かれこれ1時間が経過していた。

重いのさえ我慢すれば歩いて買い物に行ったほうがよっぽど早い。このように東京では車が不便などころか邪魔で仕方がない。そんな車の駐車場に月3万払っている。無駄だ。早く年を取って鹿児島で暮らしたいものだ。
2003/08/08 (金)
『敗北と死に至る道が生活』その350
トップページに音楽情報配信サイトからもらった情報を表示してみた。最近流行の RSS だ。流行かどうかしらんが。PHPには誰かが作った RSS PARSER がいっぱいある。便利だ。

トップページは裏でいろんなサイトにアクセスさせている。これ以上重くしたらだめだな。ところでみんなADSLなんだろうか。
ダイヤルアップ接続の人がいたらすみませんとしか言いようが無い。

専門的な話ですみませんとしか言いようが無い。



ところで台風になると必ずいる。水量見に行って死んじゃう人。あれほど言ってるのに何故見に行くのか。わからん。

♪ハロー警報!!オレ這いつくばって ただならぬ気配漂わせて前に進め
♪でも死んじゃうのよ~
2003/08/09 (土)
『敗北と死に至る道が生活』その351
飛行機飛行機は事故率から見れば自動車車より安全だなんて言われても乗らない方が事故に遭う可能性は確実に無い訳で世界一周をする場合に一番危険なのが徒歩徒歩だなんて言われてもそんなことしない方が事故に遭う可能性は確実に無い訳でじっとしていれば事故に遭う可能性は確実に無いかと思えば大震災があったりするのでまぁどこにいても危険だということだから家家でお茶を飲んでいる時とバンジージャンプしている時の呼吸数が違うなんていうのはおかしな話で家でお茶を飲みながらもはーと心臓をバクバクさせてないとダメだけどそろそろ息継ぎをしたくなってきたのでこの辺で句読点を入れてみようかと思ったりするがもうちょっと引っ張ってこの辺で入れてみる。はぁ。苦しいじゃないか。そういう覚悟でこれからも生きていこうと思う。

私が「思う」なんて言う場合でもそのときそう思っただけで明日になったらそんなこと思ってないかもしれないから昨日言ったことと違うじゃないかなんて突っ込まれても人間は日々進化しているのだから昨日と今日と明日で言うことがめちゃくちゃでもそれはそれで仕方のないことだとは思うが仕事でこういうのをやられるともう何を信じたらいいのか分からなくなってきて一度作った物をまた作り直したりしているコンピュータ業界はなんだかその辺の陶芸工房のような雰囲気をかもし出しているのだ。はぁ。

ラップ調の日記はなんだか疲れる。

2003/08/10 (日)
『敗北と死に至る道が生活』その352
庶民のみなさまこんばんは。滅多に来もしないメールチェックお疲れさまでした。

今日、留守電に間違い電話が入っていて困った。
「もしもし、かずみ?元気かと思って電話しました。夜でも良いので電話下さい。」

間違いですよとも言えずに聞くだけだ。私は「かずみ」でもないし、「元気」でもない。ましてや夜に電話を譲るほど親しくもない。一体誰なんだろう。

2003/08/11 (月)
『敗北と死に至る道が生活』その353
私は何かっつうと熱効率について考えている。お湯を沸かす時はCool!クーラーを止めるほどだ。冷やしたいんだか暖めたいんだかわからん。がまん大会じゃないんだから。人は人類史上最もわがままな生物だ。そういえば私は実際の『がまん大会』を見たことがない。冬にコタツでアイス喰うのは全然がまん大会じゃない。

昨日は暑かったのでずーっと部屋でクーラーをつけて寝ていた。32度だ。外気温ではない。設定温度32度。冷気は下にたまるので床に這いつくばっていた。これだと設定温度32度でもなんとか過ごせる。コツはじーっとしていることだ。動いたら暑い。爬虫類の要領で頑張った。こんなことならクーラーを床につければよかったのだ。

問題は冬の暖房である。暖かい空気は上にいく。『扇風機でかきまぜれば良い』的なテレビ的な神話を信じてはいけない。かきまぜたら平均値になってしまうではないか。『人のいない部分が暖かい』ことにどれ程の意味があるというのか。私の持論は高温部だけ利用すれば最も効率がいいというものだ。

天井付近まで高いベッドを用意して天井スレスレに寝ればいい。もしくは天井を低くして床上30cm程度まで下げれば無駄な空間を暖める非効率な暖房をやめられる。人が寝ているときに『高さ2mほどの空間』にどれ程の意味があるというのか。意味が無いのなら『寝ても2mほどの空間を占める人』になるしかない。そんな人はいやだ。単なるデブでもない。本人自体が暖房器具と呼ばれかねない勢いだ。

最近流行りのリフォームなんかで天井高くしたら、冷暖房に金がかかってしょうがないぞ。たくみ。天井板はがすな。なにかっつうと天井板はがして、床までぶちぬく。リフォームっつうか新築じゃないか。あんたたちの作る家は理想論だけであって現実的ではない。老人のいる家でバリ風だの妙なオブジェだのは要らない。ホコリかぶったら邪魔なごみだ。日本人はみなゴロンと床にころがりたいもんだ。ソファーを買ったはいいが、結局床に座って『ソファーを背もたれとして使っている家』を私は少なくとも3軒知っている。
2003/08/12 (火)
『敗北と死に至る道が生活』その354
人はせっかくだからと言って何かしてしまう。

広島に行って『せっかくだから』お好み焼きを食べる。
盛岡に行って『せっかくだから』わんこそばを食べる。
韓国に行って『せっかくだから』キムチを食べる。
インドに行って『せっかくだから』カレーを食べる。
イタリアに行って『せっかくだから』ナポリタンを食べる。

こういうのは『せっかくだから』としてかなり正しい。

だが、それが食べ物以外にも及ぶとなれば話は別だ。
『せっかくだから』と言って人は無意味な行動をとりがちだ。

さっぽろ羊ヶ丘展望台に行ったことがある人の殆どがやっただろう。
せっかくだからクラーク博士の前で同じポーズをとる。
同じポーズを取ったからってそれが一体何になるんだ。
『少年よ大志を抱け』などと壮大なことも考えていないだろう。
ただひたすら同じポーズで写真を撮るのだ。
そこには『せっかくだから』という理由しかない。

日本三景の一つ天橋立(あまのはしだて)では、自分の股の間から景色を見ることになっている。

そこに伝説的な理由があるのだろうが、そんなことはどうでもいいのだ。
理由は『せっかくだから』だ。

せっかく天橋立に来たのだからやっておく。

こうして旅行者は天橋立(あまのはしだて)で股の間から景色を逆さに見る。
『せっかくだから』は人をかなり間抜けな姿にさせる。
2003/08/13 (水)
『敗北と死に至る道が生活』その355
ディスクガレージから9月のチケットが届きました。


不眠症というのはとてもやっかいで困る。眠れないのだ。

NHKだったと思うが、不眠症がテーマの番組があった。これは見るしかないと思い、テレビを見ていたらいつの間にか眠ってしまった。おかげで不眠症の克服の仕方が分からない。ビデオ回しておけばよかった冷や汗
2003/08/14 (木)
『敗北と死に至る道が生活』その356
笑っていいともを観てきた。水曜、木曜日は人気が無いので結構あたる。案の定あまり面白くなかった。

ゲストが会場のうち一人に該当する質問をするとタモリさんの携帯ストラップをくれるという企画で実際に一人だったとき、会場が異常に盛り上がるが、何故だろうと思っていたが、一人が出た日のお客さんにはプレゼントがある。そして今日はたまたま一人が出た。ラフ君のハンカチを貰って帰ってきた。

タモリさんの携帯の着信音はタトゥーらしい。本人が言っていた。もう二度と来るなと願っていると。そして実は携帯なんか持ってないと。
2003/08/15 (金)
『敗北と死に至る道が生活』その357
今日靴を買いに行った。26cmを履いてみたが大きすぎる。店員がこういう。「少し大きめに作ってありますから」25cmを履いてみた。これでも少し余ります」「少し大きめに作ってありますから」少し大きめに作った25cmの靴。それを何故26cmと呼ばないのだろう。靴のサイズに意味がないことを知った。
2003/08/16 (土)
『敗北と死に至る道が生活』その358
久しぶりに温泉銭湯に行った。東京は寒い。漢字変換が「戦闘に行った」と出した。「久しぶりに戦闘に行った」なんて第一候補にすんじゃない。

銭湯は広くていい。お湯なんか使い放題だ。頭洗っていようが、歯を磨いていようが常にお湯を出しっぱなしだ。エコロジーなんかどうだっていい。これだけお湯を湯水のように使えるなんて銭湯ならではだ。新宿は外人が多い。だから銭湯にインド人アラブ系の人もいる。せっかくだから、となりに座って様子を見ていた。あそこの様子だ。やっぱり外人はでかい。

大きさはと言えば、座ったら床に触れるくらいだ。長けりゃいいってもんじゃないだろう。だから意地悪を思いついた。銭湯の蛇口は熱湯と水が出て混ぜて適温にする方式。熱湯の方だけをケロリンの洗面器にため込み、一気に隣の床に流してやった。外人は「あぅっ」と言いながら少し飛び上がってこっちを見た。

「ソーリー」

やけどしちゃったか?
2003/08/17 (日)
『敗北と死に至る道が生活』その359
潔癖性かもしれないが、頭で理解しているのでそうでもない。
細菌がいかに大切な物か本で読んだことがある。
ジャングル探検に行く人はサナダ虫を腸に入れていく。
ピクニックに行く人はおにぎりをバスケットに入れていく。
ビスケットはポケットに入れていく。
菌が無さすぎると免疫がなくなるから多少不潔の方がいい。
おにぎりはお昼時に丁度いい感じで、細菌が繁殖する。
だが、うどんに回虫を入れて食べると不味いらしい。

歯磨きが好きなのだが、やりすぎは良くないので1日3回に制限している。
1回あたり10分くらい磨く。
歯と歯茎の隙間にブラシの先端が突き刺さるように磨く。
こうなると磨くと言うより、痛めつけている感じだ。
完璧にマゾである。
よくないこととは思いつつもやってしまう。
歯がネジ式で取りはずせたら素晴らしいのにと思う。

フロス(糸)は一週間に一回と決めている。
頻繁にやるとかえって隙間が空いて物が詰まりやすくなる。
一週間に一回のフロスの日が待ち遠しい。
サザエさんだって見たい。
ちっぽけな楽しみだ。

内蔵も洗いたくなる。
口に親指をかけて、肛門に人差し指をかけて、
「くるっ」とやったら内蔵が外側に出てきて皮膚が内側にならないものかと思う。
これができれば、そのままお風呂に入ると内蔵全部洗うことが出来る。
肝臓なんかごくろうさんである。
異物や老廃物を処理してくれる肝臓は洗って醤油かけて食べたい。
意外に「ごま油と塩」でレバ刺を食べると美味い。

心臓なんか24時間動いていて休ませてあげたい。
25時間目に止まるかと思えばそうでもない。
365日動いていて休ませてあげたい。
366日目に止まるかと思えばそうでもない。
だったらシャッターなんか要らないだろう。

何の話かよく分からない。

心臓の辛さを考えていると何故止まらないのか不思議になってくる。
きっと止まるまで動いているのだろう。
私なんかよりよっぽど働き者だ。
私が心臓だったらさぼるだろうな。
時々サボる。
トイレ行ったフリしてコンビニ行って立ち読みしてくる。
その間に本体は死んでるんだろう。
ブルーになってきた。
と思ったら人工呼吸されて復活するのだ。
それこそ心臓が止まりそうだ。

極端なのだ。
男はやるときはとことんやってしまうものだ。
小学生の頃。
買ってもらった自転車が嬉しくてピカピカに磨き上げた。
車軸のとこなんか細長いタワシみたいのを輪にしてつけておくとピカピカだ。
だが、いくら綺麗でも「タワシがついている」という状態でいいのかどうか悩んだもんだ。
そんな状態で綺麗でもタワシが付いているのだ。
もの凄い美人のXXXにティッシュが付いているようなもんだ。

ついでに告白すると、
くみ取り式の清掃車のホースに付いているのは野球ボールなのかどうか悩んだもんだ。
そんなことはどうでもいいし、今の子供達には何の事だか分からないだろう。

自転車の話だ。
徐々にエスカレートして分解して中身まで磨き始めた。
全ての部品を分解して灯油の中で洗いたくなったのだ。
ペダルを分解したら中に小さい金属の玉が沢山入っていて驚いた。
いくつか無くしてしまってペダルの動きがスムースじゃなくなってしまった。
こうなると手入れというより「破壊」している気がする。
タイヤを外してチューブまで洗った。
今考えても意味がよく分からない。
どうせだったら「富士山の空気」でも入れれば良かったのだが、
なにせ小学生だ。そこまでの知恵はない。

マブチモーターをタイヤに付けたら電気で動くのではないか?
と思ってやってみたことがある。
モーターは「みっ」と言ったまま止まってしまった。
だんだん熱くなっている。
電気自転車にはならなかったが暖房付き自転車だった。
今考えても意味がよく分からない。
なにせ小学生だ。

今でも部屋の掃除が極端だ。
まず部屋から出す。
部屋中の全ての物質を部屋から出す。
「まず虎を出してください」と言った一休さん状態だ。
どんな状態なんだそれは。
まぁとにかくそういうことだ。

物をなくした状態の部屋はとても掃除しやすい。
出来ればこの状態で住めばとても理想的である。
監獄というのはこんな感じなのかもしれない。

だが「生活」という「うすのろ」は物が溢(あふ)れかえっている。
(生活を「うすのろ」と表現したのは佐野元春だ)
それから1品1品吟味しながら捨てるかどうか決める。
ここで昔の写真なんか出てくると作業は一時停止だ。

格言その1
「人は暇なときに昔の写真を見ずに掃除の時に見る」

捨てる物はそのまま捨てる。
捨てないものだけ掃除してから入れる。
つまり綺麗なものしか入れない訳だ。
だから自分が入れなくなる。
こうなると「掃除」というよりも「引越し」に近い。

車を洗うときはもっと徹底している。
シート(椅子)を外す。
シートを全部外して天日干しする。
その間に車内を徹底的に洗う。
車用の掃除機はパワーが無いので、
家から家庭用の掃除機を持ってくる。
その前に掃除機自体のゴミを完璧に無くしておくことも忘れてはいけない。

放置しておいたシートを布団たたきで徹底的に叩きのめす。
ホコリが出なくなるまで叩き続ける。
泡状のクリーナーをシートと車内にかける。
缶1本使い切る。
車体はひっくり返して窓からゴミを出す。
軽自動車ならではの裏技だ。

ジムニーは窓ガラスが外せるので、外して洗う。
先日外したことを忘れて車体に水をかけてしまった。
車内が水浸しだ。だがジムニーはそんなことにはへこたれない。
面倒なので車内のカーペットを剥がしてしまった。
フローリングである。
犬がシャカシャカすべって歩きにくそうだ。
もの凄いドリフトだ。
頑張れ肉球。
新品の肉球は一皮剥けるまでグリップが弱い。

カーペットを剥がしたので、無機質でクリーンなイメージになった。
こうなると車内も水をかけて洗うことが出来る。

干し終わったシートを付け終わると必ずネジが1本あまる。

格言その2
「外したネジは大概(たいがい)1本余る」

その割には頭のネジが1本足りない。
これでつじつまが合う。
ただネジを締める道具がモンキーなのだ。
サルに頭締めつけられている。
かなり痛い。

残るはエンジンルームだ。
本当はエンジンを分解したいのだが重くてだめだ。
部品がごちゃごちゃしていて大変掃除しにくい。
おまけに水に弱いところだ。
出来ればエンジン丸ごと載せ変えればいい。
だが庶民には出来ないだろう。
私は載せ変える。

だから、ここから先は嘘の話になる。
嘘の話を書くなんてとても心が痛むが、
なにせ庶民の人口数の方が貴族の数を上回っているのだから仕方がない。

バッテリー、吸気口、プラグ、電子制御ボックスにビニールをかける。
泡状のエンジンクリーナーを1缶かける。
しばらく待って洗い流す。
お手軽だ。

最後にタイヤだ。
当然のようにタイヤも外す。
スペアも含めて5本外して洗う。
ついでに車体の方のディスクブレーキやタイヤハウスの内側を洗う。
ついでにタイヤローテーションしつつ取り付ける。

シートカバーを被せて車庫に入れる。
走ったら汚れるからだ。
まるで実物大のプラモデルのようだ。

小学生からまるで進歩がない。
チンポはでかくなった。

っつうか黒くなった。

・・・・。

格言その3
「聞いてないことまで言うな」
2003/08/18 (月)
『敗北と死に至る道が生活』その360
2000年10月28日の日記が出てきた。あれから今日まで全然進歩がないことがうかがえる。


今日は何故か野菜が食べたくなり、スーパーに買い物に行った。
しめじとピーマンを買ってきた。
ソーセージと一緒に炒めた。
うちのコンロは電気なので野菜炒めが全くうまく作れない。
熱く熱した中華鍋で一気に炒めないとおいしくない。
火力が弱いと時間をかけざるを得ないので水分が出る。
まぁ仕方がない。

ところでピーマンというのは中身がない。
ピーマンと言う植物に関して何も知らない。

男はそれを制覇するときに仕組みを知らないと気持ち悪いという性格を持っている。
車に乗る男はエンジンの仕組みを知りたがる。
何故爆発した衝撃が回転運動になるのか。
こういうことを知らないと車に乗ってはいけないような気がするのだ。
だからどうしてもエンジンの仕組みを知りたがる。
4サイクルの仕組みを一通り理解して、「なるほど」と思うのだ。
実際は「レシプロエンジン」よりも「ロータリーエンジン」の方が効率的なんだ!!
とかどうでもいいことを知る。
女性にこういう話をすると、
「それで生活・・・楽になんの?」
とそっけない。
女性は現実的で男はロマンチストだ。
だが女性は空想的で男は理論派だったりする。

だからピーマンを炒めるにもピーマンの仕組みを知らないとダメだ。
ピーマンの空洞だ。
ことによるとこれ・・・。

電子レンジに入れたら爆発するのではないか?

ピーマンが入ったスーパーの袋が揺れんばかりに自転車をこいだ。
早速家に帰って試そうと思ったのだ。

だが・・・

ひと思いに強く握ったら「ポン」とヘタの部分が飛ぶんじゃないか?

そう思ったら居ても立ってもいられない。
かと言って座っても居られない。
どうしたらいいんだろう。

近所の公園に立ち寄ることにした。
さっそく試そうと思ったのだ。
いざ実験を開始しようとすると女の子二人がネコにエサをあげている。
だめだ。
人がいたらだめだ。

何故ならピーマンを強く握ったら「ポン」と音がするだろう。
人類がかつて聞いたことのない異様な音だったら通報されてしまう。

女の子二人もネコに飽き帰っていった。
今がチャンスだ。

ピーマンを思いっきり握ってみた。

「カスッ」

今世紀最後の実験に「カスッ」ってこたぁないじゃないか。

予想と違い、握った指の部分から裂けてしまった。
実験失敗だ。
だが選んだピーマンがたまたまダメだったのかもしれない。
もうひとつやってみた。
一回目と同じだ。
更にもうひとつやってみた。
一回目と同じだ。

胴体の部分は皮が薄いからそこから破れてしまう。
ヘタの部分は意外に強い構造になっていることが分かった。

こうして6個パックのうち3個のピーマンを割った。
虚しくも枯れ葉が落ちる代々木小公園。
北風さえ吹きはしない昼下がり。
一体俺は何をやっていたんだろう。
さきほどのネコが不思議そうにこっちを見ている。
どこでも一緒かお前は。

気を取り直そうにも手がピーマン臭いのだ。

こうなると次は電子レンジだ。
卵を電子レンジに入れると爆発することはよく知られている。
ピーマンだって爆発する筈だ。

入れてみた。
1分くらいは変化がなかった。
1分を超えたあたりから「シュー」と、空気が漏れている音がする。
中を見るとピーマンはパンパンにふくれあがっている。
だが爆発はしない。
空気がどこからか漏れている。

どこなんだろう。
水を張ったボールに入れてみた。
パンクしたチューブの穴を発見するあの要領だ。
ヘタの辺りから空気がもれる。
やっぱりヘタの辺りはシーリング技術がさほどでもない様子だ。
へへ。恐れ入ったか。

電子レンジから取り出すとだんだんしぼんでくる。
再び入れてみた。
またパンパンになった。
水蒸気が出ている様子で中が曇ってきた。
様子が見えない。
中はどうなっているんだ。

電子レンジ自体から異音がしはじめた。
空焚きになってしまうからダメなんだろう。
あわてて止めて取り出してみた。
焦げ目が付いてパリパリになってしまった。
水分が無くなり、皮が薄くなって紙風船のようだ。

こうして何の成果もなかった。
むしろピーマンを無駄にした。

悔しいから辞書で調べた。



ピーマン

トウガラシの一種。
緑色で大きな鈴形のでこぼこのある実は、食用。
辛みは少ない。西洋とうがらし。(ナス科)


ナス科とはなんだ。
ピーマンがナス科とはなんだ。

トマトも調べた。


トマト

世界各地に広く栽培される一年草。
実は球形で、熟すと赤くなり、水分が非常に多い。
生で食べるほか、ケチャップにもする。(ナス科)


ナス科とはなんだ。
トマトがナス科とは何なんだ。

おそるおそる「ナス」を調べた。


ナス

畑に作る一年草。薄紫色の花が咲く。
濃い紺色の実はキュウリと共に夏野菜の代表。(ナス科)


ナスはナス科だ。あたりまえである。

こうして研究の成果が報告出来ることを誇りに思う。

結論

何科だか分からない野菜は取り敢えず「ナス科」と言い張れ。
2003/08/19 (火)
『敗北と死に至る道が生活』その361
去年の秋青森に行った時のことを今思い出した。忘れないうちにメモしておこう。

へりくつをこねたり、揚げ足を取るのはもう飽きたのだが、青森で気になったことがある。

ある人が「そこは秘湯で有名だよ」と言う。
秘湯が有名であってたまるものか。

ある食堂に入ったら「当店のご飯は今年の新米です」と書いてある。
そりゃそうだろう。「去年の新米」ではかなり間違っている。新米は今年であって欲しいのだ。
っつうか今年以外の新米なんかあるかっつうの。
2003/08/20 (水)
『敗北と死に至る道が生活』その362
私は食事料理が好きだ。食べる行為よりも料理を作る方が好きだ。だから作っては捨てている。家家には、みりんと落し蓋がある。みりんと落し蓋があれば日章旗日本人としてかなり信用があるのではないかと自負している次第である。

例えば足跡凶悪犯罪者の自宅に、みりんと落し蓋があるだろうか。恐らく無い筈だ。みりんと落し蓋があったら凶悪犯罪なんか犯せない筈だ。人柄のジャンルが違う。

逆に考えればみりんと落し蓋が無い奴らは片っ端から逮捕される逮捕すべきだ。犯罪予備軍だからである。日本人のくせにみりんと落し蓋が無いなんて考えられない。いくら男の一人暮らしだと言い訳したところでだめだ。私だって男の一人暮らしだ。かつその日暮らしだ。

あなたの家にはみりんと落し蓋があるだろうか。もちろん落し蓋は木製である。金属で大きさがいかようにも変えられるような便利なやつじゃだめだ。気品が感じられない。『鍋に入れる前には水をかけてから入れる』ということも重要である。乾いたまま落とすと里芋がくっついてしまうからである。

凶悪犯罪者に小一時間ほど問い詰めたい『落し蓋を鍋に入れる前には水をかけてから入れるか?』と。『そんなこと知るか』などと答えようものなら即刻死刑である。里芋50個ほど口の中に無理やり押し込んで窒息させの刑だ。

というような法律をぜひ作ってください。お願いします1万円貸して
2003/08/21 (木)
『敗北と死に至る道が生活』その363
(昨日の日記を先に見て下さい。なぜならば昨日の日記を先に書いたからです。)

昨日あわてて、みりんと落し蓋を買いに行った人が何人もいるだろう。そんなことではダメだ。使い込んだ形跡がないとダメだ。落し蓋検査官が家宅捜索に来たらどうするつもりだ。『これは使いましたか?』はじめは丁寧だ。しかし新品の落し蓋を見つけるやいなやいやないやいなやだ。見つけるやいなや、いやな。あーいやな予感。

急に口調が変わる。目つきも変わる。手つきは変わらない。なんてったって落し蓋検査官だ。落し蓋に関しては右に出るものはいない。西郷さんの連れている犬は西郷さんの右に出ている。あれはあれでいいのだろうか。今はそんなことは考えなくてよろしい。西郷さんは落し蓋より黒豚だからだ。問題は新品の落し蓋だ。

落し蓋が新品なら落し蓋検査官のチェックはそれまでだ。アウトだ。更にみりん検査官がやってくる。みりん検査官はオブラートにくるまったビブラートのような声でせまってくる。『みりんにはみりんとみりん風味の2種類がある』と。みりん風味はだめだ。みりん風味はみりんじゃない。がんもどきがガンじゃないのと一緒だ。

サッポロポテトバーベQ味が果たして本当にバーベキューの味がするのかどうか疑問だし、そもそもバーベキューの味って何なんだ。肉やとうもろこしやピーマンや玉ねぎやなにやらをバーベキューしたときの全体的な味わいなのか。だとしたら『開放的な気分』チックな味なのだろうか。サラダ風味せんべいのサラダ風味がドレッシングチックな味なのと似ているチック。

こんな日記を書かせる私の精神状態と同じくらい今年の夏は異常だ。
2003/08/22 (金)
『敗北と死に至る道が生活』その364
今日吉野家に行ったら前の客が『並、ねぎ抜きで』と言っていたので私もなんとなく真顔で『並、肉多めで』と言ってみたが見事に却下されてしまった。それだと並じゃなくなるそうだ。ったく冷静な店員だ。月並みな対応しか出来ないくせに並じゃなくなるとはどういうことだ。ばかめ。


私の彼女が感染した。10年前ならこんなことを言ったら『なんらかの伝染病に感染した』となるが今では誰もがコンピュータウィルスだと分かる。か?誰もが分かるか?私の母や父には何のことだか分からないだろう。ましてや清少納言に報告したところで、きょとんとしてしまうだろう。そんなコンピュータウィルスが新聞の1面を飾ったり、NHKのトップニュースになったりしたこの一週間。

Welchia とか Nachi とか Blaster.D とか呼ばれているいわゆる善玉ウィルスに感染した。この善玉ウィルスは本家 Blaster を見つけたら駆除して、マイクロソフトの Update ページから更新プログラムをダウンロードして OS の修正プログラムを自動的にあててセキュリティーを強化してくれるという兵(つわもの)なのである。おまけに2004年になったら自分自身を削除して綺麗にしてしまう。

彼女がこれに気がついたのはインターネットが遅くなったり、仮想メモリが足りなくなったからだ。つまり3年前のパソコンだから気がついたのであって、最新マシンだったら気がつかないかもしれない。特に悪さをするわけでもないからだ。

私は東京から福岡のパソコンに遠隔操作を駆使し、この善玉ウィルスを駆除した。こんな作業を一般の人は出来るのだろうか?60や70のおじぃちゃんが出来るだろうか?修正プログラムを当てようとしてもネットワークにつながないといけない。つなぐと感染する。だから明日から大量家電販売店で駆除CDを配るらしいが、毎回こんなことをするのだろうか。

悪意をもった奴のせいでみんなが迷惑している。私はセキュリティーソフトの会社が一番怪しいと思っている。ウィルスがなくなったら商売上がったりだから年に数回バラ巻いているという説だ。ビンラディンもフセインも未だ陽気なる逃亡者だ。
2003/08/23 (土)
『敗北と死に至る道が生活』その365
今年の夏は雨が続いた。雨を見ながらぼけーっとしていた。

考えてみたら雨って凄い。日本全土に水をまく。あれだけの水を人間の力でやろうとしたら不可能だ。太陽があって地球が回っているから昼と夜がある。寒暖差が風を生む。南の熱気で吸い取った水分を雲にして運び、日本まで風に乗ってきて空からバラまく。それが川になって海に流れる。海からきた水が海に帰る。水と空気と温度とさまざまな条件が重ならなければこんな都合のいい仕組みは出来ない。

そういう仕組みを利用して野菜が育つ。野菜を食って動物が生きる。活動して睡眠するのに丁度いい時間で昼と夜がくるように地球が回っている。夜なんか月がある。星がある。おしゃれだ。こんな空間と自然の仕組みの中で我々は生かされている。そう考えたら妙な犯罪なんかしようとも思わない。なんでこの世に悪い奴がいるのだろう。無性に腹が立ってきた。

雨はいろいろ考えさせられる。
2003/08/24 (日)
『敗北と死に至る道が生活』その366
近代情報社会の物質優先思考は意思決定を外部情報で制限している。ヴァーチャルなものは信じるに値しない。全ての価値観は暖かい波動の交流から自分の魂で決めるべきだ。思考は魂と直結し互いに作用し、肉体を作動させる。物質は盗めるが、魂を盗むことは出来ない。盗まれて悔しいのならはじめから持たなければいい。魂を盗むことは出来ない。理論で作った物は本質を捉えていない。心で創ったものは本質を捉えている。両者は一見区別がつかない。これを明確に区別してくれるものは”時”だ。心で創ったものの価値は時間経過とともにあがっていく。物質文明の財産は理論で作った物が多い。将来時間経過とともに価値のない物になるだろう。今、必要なのは心で創ったものだ。これを身につけていけばいい。求めれば全て手に入る時代に全てを投げ捨て、本当に必要な物のみを整理してみるがいい。最初からなにも持っていなかったのだから、恐れることはない。何の不安もない。だから全ての財産を私に預けなさい。

なんだか言ってることが新興宗教の教祖のようで気持ちいい。
2003/08/25 (月)
『敗北と死に至る道が生活』その367
今日は会社のパソコンにお茶をこぼしてしまい、電源が入らなくしてしまった。申し訳ない。船が故障した漁師のように仕事にならなかった。パソコン1台無いだけでこんなもんか。もろい仕事だ。

家のじゃなくてよかった。なんて言ったらだめだ。
2003/08/26 (火)
『敗北と死に至る道が生活』その368
私の嫌いな言葉『和気藹々(わきあいあい)』。ただし実際に雰囲気として結果的に和気藹々になってしまったとしたらそれはそれで許す。要するに他人が和気藹々としている状態が非常にいやだ。見たくない。取り残されている気がする。かと言って誘われたら断るのだが。だから『何とかゲーム』とか言って盛り上がっている状態が一番嫌いだ。そんなものが始まったら私はトイレに行くフリをして帰る。

私が芸人だとしたら多分藤井隆のようなノリはそれはそれで出来る。自信がある。笑かす自信はある。藤井隆と共演したら妙な踊りだって踊ってしまう。キメのポーズも藤井隆以上にキメてみせる。自信がある。でもやらない。それは私がサラリーマンだからだし、原宿なんかも気軽に歩けなくなってしまったら大好きな散歩もロクに出来なくなる。それ以前におっさんだからでもあるし、おっさんが浮かれていたらバカに見えるからだ。

だから普段は無口で感情を表に出さないでいる。どちらにせよ生きるとは疲れるからみな孤独になる。生きる場所を探しているのか死に場所を探しているのか、恐らくそんなことすら考えずに漠然と時が過ぎているだけだ。バカに見られたくなかったら黙っていることと、携帯に妙なストラップを付けないことだ。
2003/08/27 (水)
『敗北と死に至る道が生活』その369
職場にコーヒーにうるさいと言う人がいる。別に「コーヒー!!」と大声で叫んでいる訳ではない。と思う。と思いたい。そんなことでコーヒーにうるさくても困るからだ。

きっとコーヒーを飲んだだけで豆の産地とか、ブレンドの比率とか、ネルドリップかどうかとか、酸味がどうでペーハーがどうのとか、芸能人の誕生日がおおむね言えたり、無意味に写真撮ったりするのだろう。

キリマンジャロが産地なのか種類なのか山なのか広告審査機構なのか、私にはよく分からないけれども、きっと「コーヒーにうるさい」と言うくらいだから、かなりこだわりが有るんだろう。

聞いてみた。「私が知らないような種類のコーヒーもあるんでしょうね」

「そりゃそうさ!BOSS、FIRE、ROOTS・・・いろいろあるのさ」
2003/08/28 (木)
『敗北と死に至る道が生活』その370
すいか私の見るTVテレビが偏っているのか、テレビ自体が傾いているのか、日章旗日本の未来を案じているのか知らないが、よく出ているタレントというのがいる。私の場合は森公美子だ。何故か出ている。私は彼女の本職が何なのか分からない。タレントなのかぱっぱっぱやっぱオペラ歌手なのかオペラの怪人なのか。ビジュアル的に視聴率が上がるとも考えられない。なのに何故よく出るのか。絵的に派手目な雰囲気になるからだろうか。ギャラが安いのか。肉体を提供しているのか。まさか。だとしたら肉を提供しているのか。一体何者なんだ。びっくりしたぜ。

仕方がないからNHKでも見るとそこにも出ている。ある番組の収録を見に行ったら目の前に森公美子が座っていた。おかげで何も見えなくなった。『後ろのお客さん見えないんじゃないですか。すみませんね』と一言あったのが救いだ。別の番組を見に行ったら全く関係ないゲストで森公美子が出てきた。こうなると私に対するいやがらせとしか思えない。別に嫌いな訳じゃないけど。暑苦しい。

ナンシー関風コラムか。失敬。ばいばい
2003/08/29 (金)
『敗北と死に至る道が生活』その371
最近『収納』について考えている。今週号の 本anan も収納特集だった。日本人は収納好きなのだろうか。私も今まではそんな日本の風潮にだまされて収納に関するグッズを買い揃えたこともある。カラーボックスやら小物入れ的な缶など。

しかし今は違う。収納グッズを買う前に『収納対象の物を減らす』ことだ。例えば本本がたくさん溜まってきたら人は本棚を買う。本棚を買ったら作者別やカテゴリー別に本を並べてご満悦だ。これですっきりしたと。

本当にそうだろうか。その本を再び開くのはいつだ。しかも増えれば増えるほど開く確率は減っていく。そんな本は売り払ってしまえばいいのだ。そうしたら本棚も買わなくてすむ。何もないのだからよっぽどすっきりする筈だ。

服も食器もCDもなにから何まで必要最小限にすると、日常的に使うものばかりになり、そのものひとつひとつを大切にする。物があるより物が無い方が今の私には充実感がある。エレファントカシマシとCoccoと椎名林檎以外のCDCDは全て売ってしまった。本もミヤジのエッセイや、風に吹かれてや、宮沢章夫以外全てブックオフに送った。

あなたの部屋には収納特集の雑誌がいたるところに転がっている。といった矛盾はないだろうか。本当にすっきり収納したければ『収納特集』の雑誌や本などを買わないことだ。

ついでに言えば『1年で100万円貯める方法』なんていう雑誌も、そういう雑誌自体を買わない方がよっぽど節約なのである。
2003/08/30 (土)
『敗北と死に至る道が生活』その372
昔、「さんまのまんま」に出演した宮本浩次

四次元の世界ってのは我々、まだ見たことがないし、三次元の部分で頑張ってやっていこうと・・・

表現者は今日も笑う。
2003/08/31 (日)
『敗北と死に至る道が生活』その373
やっぱりコードレスは不安。 無線LANなんか隣人のADSLにタダ乗りしてる人が結構いるらしい。コードレスのアイロンというものがあるそうで、あれほどの熱量をコードなしでどうやって発生させているものかとヨドバシカメラまで見物に行ったがよく分からなかった。

何故写真カメラ屋でアイロンを売っているのかだ。新宿西口にはカメラ屋が多い。「ヨドバシカメラ」「カメラのさくらや」「カメラのドイ」みんなカメラがらみである。そうかと思えばパソコンソフトや、家電まで売っている。カメラはどうしたんだ。と思えば写真カメラも売っている。ソフマップという地図屋さんにもパソコンが売っている。訳が分からない。

「かぁさん」という居酒屋もある。西新宿は店の名前と売っているものが一致しないという異空間だから気を付けた方がいい。

リモコンで消せる閃いた照明を見に行った。寝ながらにして消せると便利かと思ったが、安くても2万円する。寝るときはいいが、外出してから部屋に帰ってきたら困る。リモコンはベッドにあるからだ。リモコンは2つ以上付属していなけれれば意味がない。

メーカーってのは作るだけで実際に使う事を考えていない。ユーザーの意見があった時点でやっと気が付くのだ。そういうのを「新機能搭載New新製品」として売り出す。企画の段階で気が付くべきなのだ。ばっかじゃないの? と思えばそういう機能は小出しにするそうで、ワザと付けないらしい。くやしがらせてまた売るためだ。

きっと仕事なんかせずに会議ばっかりしているに違いない。偉くなると会議、会議、会議で仕事をする暇が無くなる。

コードレスの話だった。そしてやっぱりコードレスは不安。照明のヒモを長くすれば済む話だ。そんな横着(おうちゃく)のために2万円も出していられるか。照明のヒモを玄関まで長くすれば済む話だ。いっそのこと会社まで長くすれば仕事が終わった段階で部屋の照明を点けられる。一工夫すればヒモで風呂も沸かせるかもしれない。「あなたお帰りなさい」と録音されたテープを再生することだって可能だ。夢のような生活である。

でもやっぱりコードレスは不安。雨が降ったら電波の状態が不安定なので、BSやCSも衛星衛星から地球までコードつないで欲しい。
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