『敗北と死に至る道が生活』その110
最近のブロッコリーには虫がいない。昔のはよ~く探せば必ず1匹以上は見つかったものだ。もっと昔なんかブロッコリーという野菜すら存在しなかった。極端に言うと。昨日食べたブロッコリーに1匹いた。私は無造作につまみ取り、皿の端に置いて食べつづけた。『虫がつくくらいだから農薬が強すぎるということがない』とむしろ安心して食べたほどだ。
子供のころ下仁田にある祖母の家に遊びに行ったときは、米に虫がいた。ちょうど米1粒程度の大きさなので気が付かずに食べていたことだろう。
やはり子供のころ桃を丸かじりしたら、まだ生きている虫が動いていたことがある。それ以来私は生きている虫が食べられない。
虫がついていたらいやだが、虫が寄りつかない食べ物というのもどうなんだろうか。