『敗北と死に至る道が生活』その188
こうは見えても私だって宇宙に対して漠然と感じるものは、空間とは一体何だろうかということである。宇宙には果てがあるのだろうか。一説によると果てはあるがものすごいスピードで膨張しているので果てに追いつけないときく。そのスピードを超越してみると果てはあるのか。コツンと何かにぶつかるのか。コツンの素材は何だ。素材の向こうには何かあるだろう。ってことは果ては果てじゃない。程度のバカっぽい考察しか浮かばない。だからスペースシャトルの1号機が(発)飛んだ時には(TV)テレビにかじりついて感電した程だ。今ではめずらしくなくなったシャトルの打ち上げや着陸などもNHKで生中継されていたのである。私は着陸の場面が見たくて深夜まで起きてテレビにかじりついて感電した程だ。
無事着陸したシャトルには巨大な扇風機が当てられ、風をおくっている。アナウンサーによると、有害物質が付着している可能性があるから飛ばしているのだと。そんなものを扇風機で飛ばして撒き散らしていいものだろうか。小一時間ほど送風してなかなか搭乗員は出てこなかった。シャトルはまるでボンジョビかTMさんのように風を浴びつづけた。
当時の耐熱タイルは日本の磁器の技術が役に立ったそうだ。