『敗北と死に至る道が生活』その411
久しぶりに友人と飲んだ。(映)映画の話になって『最近何見た?』的な質問になったとき私は『もう映画は見ないことにした』といくぶん破壊的な返答をしたのだが、帰ってきて反省した。彼は多分映画の話をしたかったのだ。『もう映画は見ない』なんて言う人にそれ以上映画の話は続けられないだろう。かと言ってエレカシの魅力を延々と語っても相手が困ってしまうだろう。私はたとえ初対面の人がエレカシ好きであってもエレカシの話題は一切語らない。『へぇそんな(G)バンドがいてるの。知らんわ。』的な雰囲気をかもしだしている。
私は飲み会や雑談のあと必ず反省する。あんなこと言わなければよかったと。私は誰とでも話が続かないのだ。しかし映画が嫌いなのも事実だし、例えば(麺)ラーメンなんかも全然興味が無い。『どこそこのあれがおいしい』とか教えられても『あぁそぅ』としか言えない。店に並んでまで喰いたいか?ライオンの食後を待っているハイエナのようだ。オリジン(弁)弁当が一番おいしいのだ。
次からは黙っていようと思う。黙っていたらそれはそれで不快感を与えるし・・・。困ったものだ。普通の人はこんなことで悩まないのかもしれない。(学)中学生の頃からずーっとこの件に関しては悩んでいるが結論が出ない。
一人で(歩)散歩しているのが一番好きだ。友達なんか要らない。金があるからそれでいい。問題は趣味が無いから使い道がないことだ。
紳助が松本人志に『金があるんだから高級腕時計の2つ3つ買えや』と言っていたが松本は『携帯電話に時計ついとるがな。高級な時計買ったら時間が戻せるなら買ってもいいけど・・・』と言っていた。この気持ちよく分かる。それがファッションだと分かっていても、高級な時計をしないというファッションもある。ミヤジの白シャツ・黒シャツオンリーという生き様もそうだ。シンプルな方が格好いい。
松本人志が日本経済の景気を悪くしているとしたら、私だって7並べの8をずーっと隠し持っている程度のいやがらせをしているのだろう。せこい。消え入りたい(ぷい)