『敗北と死に至る道が生活』その465
爆笑問題の太田がこんなことを言っていた。5個のうち1個が外れのくじを順番に引く場合、最初に引く人が有利だと。最初の人は1/5の確率だが、次の人は1/4の確率、次の人は1/3の確率・・・とハズレを引く確率が増えていくからだという。理論的なことを言えばどれも『1/5』だ。一方、田中は最初からみんな1/5だろうと言う。そのことに対して太田は田中は馬鹿だからそういう疑問を持たない、と逆ギレしていた。自分が間違っていて、正解している人に対して馬鹿だと言い切る姿はまるで自分を見ているようだ。
私も保育園に行っていた頃、100の半分は『55』だと思っていた。100の位を見ると半分は『50』で、10の位で見ると半分は『5』だから足して『55』だという理屈だ。だから正解が50だと知って半ばグレてしまった。10の位はゼロなのだし、はたまたじゃぁ1の位はどうしたんだと突っ込まれればそれまでだが。
正解が50だろうが、55だと発想出来る私は天才だと思い込んでいた。太田の気持ちはよくわかる。