『敗北と死に至る道が生活』その572
『ライブなんか行っちゃうと彼の”ぶわぁー”という叫びに全てが込められていると思っちゃうんですよね。一生懸命詩を考えてるのに申し訳ないけど。どんな歌詞より彼の叫び一発で伝わってくるものがあるんです。それはもう上辺だけの言葉の羅列をやっているクソバンドどもをけちらすパワーを持っているのに、クソバンドどもの方が売れちまっている。これはもう聴き手側だけの問題です』昨晩の NONFIX を見た。自分が出たときのコメントを考えていた。妄想。
NONFIX を見て『質』について考えてみた。例えば星新一のページ単価と京極夏彦のページ単価が同じだとしたらどうだ。(星新一が活躍していたころは小松左京と同じページ単価だったらしい)1ページ100円なら星新一は300円しか貰えない。星新一のスタイルは短ければ短いほど質が高い。京極夏彦の本はコロコロコミックのようだ。
魂のこもったアルバムも鼻歌のようなアルバムも同じ3000円程度だ。扉は1万円で売らないとダメだ。そういえば松本人志が武道館で『1万円ライブ』ってのやったな。あんな感じだ。己の全部使い尽くしてる人につける単価は高くなければいけない。