『敗北と死に至る道が生活』その595
例えば縄文人がドングリが1個。2個・・・10個。身近で分かりやすい。今日1個食べれば1個減る。9日後には1個になる。では10日後には何個になる。なくなるとは思うだろうが、それをゼロとは思わない思考回路だ。例えば商店街の店が急に取り壊されたら『あれここに何屋があったんだっけ』と思うのと同じだ。と思ったら大間違いだ。無いという状態を発見することは予想以上に難しい。なにしろ『無い』のだから、それは見つからない。数字で最後に発明されたのはゼロで、インド人が考えたと聞く。インド人もびっくりだろう。そう言えば私がインドに修行しに行ったとき、『錆びない鉄柱』というのを見た。みんなベタベタ触っていたのに錆びていない。もしかしたらみんなベタベタ触っていたから錆びる暇がないのかもしれない。あぁでも上の方もピカピカだなぁ。